「パラダイムって飛ぶのかな?」
「どんなゴルファーに向いてるんだろう」
こんちには、FOLG編集部のパンチショットです。
この記事では2023年にキャロウェイから発売されたパラダイムドライバーの情報をまとめています。
パラダイムドライバーは発売から1年経過したことで割安で購入できる(型落ちドライバー)ようになっています。
在庫が残っている今がチャンスですので、気になる場合は早めに購入を検討しましょう。
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今回のパラダイムは4モデル展開されており、
- ノーマルパラダイム・・・スタンダードモデル
- パラダイムX・・・捕まりやすいモデル
- パラダイムMAX FAST・・・振りやすい軽量タイプ
- パラダイムトリプルダイアモンド・・・ツアー・アスリートモデル
という構成です。
「パラダイムドライバーが気になるけど、4モデルのうちどれを選んでいいかわからない」
「パラダイムドライバーの評価が知りたい」
という方のために、4モデルの特徴やそれぞれの違いなどをまとめています。
また、人気があるノーマルパラダイムとパラダイムXの試打も行いましたので、そちらの試打情報もお届けしています。
パンチショット/FOLG編集部
千葉在住のサラリーマンゴルファー。
ベストスコア:78、ドライバー飛距離:280y
パラダイムドライバーのプロット図 4モデルの違い
最近は低スピンのドライバーが主流となっていましたが、今回のパラダイムはスピンが多少入って球が上がりやすいモデルが多くラインナップされています。
パラダイム4モデルそれぞれに特徴やコンセプトがありますが、捕まりやスピン量を目安としたプロット図ではこのような位置づけになります。
自分に合いそうなドライバーを中心にチェックしていきましょう。
パラダイムXとパラダイムMAX FASTは立ち位置が似ていますが、より易しいのがMAX FASTの方になります。
また、MAX FASTは総重量も軽く設計されており、シニア世代にも扱いやすいドライバーです。
ノーマルパラダイムは球が上がりやすいですが、勝手に捕まってくれるタイプではないので注意しましょう。
◆◆◆(トリプルダイアモンド)は低スピンで叩けるドライバーになっています。
パラダイムの口コミまとめ
ここではパラダイムドライバーを使用したユーザーの声をまとめました。
レビュー数の多い、ノーマルとパラダイムXが中心です。
ノーマルパラダイムの口コミ
〇良い評価
- 飛ぶし、球が安定している
- 狙った方向に飛ばしやすい
- 方向性が安定している
- シャフトを変えると化ける
- デザインがかっこいい
〇悪い評価
- 思ったより飛ばなかった
- 打感が軽くて、打音が嫌い
- つかまりにくくて、球が上がらない
- ローグの方が良かった
- 出球のバラツキも少しある
参考サイト:GDOゴルフショップ
パラダイムXの口コミ
〇良い評価
- カーボンデザインがかっこよい
- そこそこ飛ぶ
- 球が上がる
- 打感がいい
- 振り抜きが良い
- しっかりつかまる
- 方向性が安定する
〇悪い評価
- しっかり振るとチーピンが出る
- ローグSTより飛ばない
- 純正シャフトが柔らかすぎる
参考サイト:GDOゴルフショップ
ノーマルパラダイムドライバーの試打・レビュー
ここからはノーマルパラダイムドライバーを試打した評価や感想を解説します。
パラダイムシリーズは個人的にデザインがカッコいいなと感じており、試打する前からこのドライバーには非常に興味がありました。
全体的な評価
試打の感想や全体の評価は非常に好印象。
捕まりはやや弱いですが初速の速さとミート率の高さ、飛距離が最近のドライバーでは一番でした。
ノーマルパラダイムだけはヘッド後方にウエイト調整があり、球の捕まり具合を調整可能。
そして、振り心地的にはそのウエイトの重さを結構感じました。
そのため、パラダイムXの方がヘッドが軽くて振りやすく感じるのではないでしょうか。
ちなみに今回の試打は純正シャフトで行いました。
シャフトを交換して別の組み合わせを試していけば、大きく化ける可能性を秘めています。
ですので、かなり楽しみなドライバーでもありますね。
飛距離性能
飛距離性能に関してはかなり飛ぶ方に入ります。
この飛距離はここ最近では一番飛んでいる感触です。
パラダイムX同様に初速の速さはピカイチ。
そして、パラダイムXよりスピンが少ないので私の場合は飛距離が伸びました。
捕まりは弱いのですが、しっかり叩ける人にはかなり飛距離が出せるのではないでしょうか。
打感・打音
打感は柔らかく、ボールを潰している感触がしっかりあります。
パラダイムXでは打ち方で打感の違いがありましたが、ノーマルパラダイムはどんな打ち方をしても打感は同じです。
払うように打っても、打ち込むように打っても打感の違いに大きな差はありません。
打音はややキャロウェイらしい高音で軽い音ですが気になるほどではありませんでしたね。
デザイン
構えた顔はパラダイムXと並べて比べないと分からない程度の差しかありません。
一番の違いはヘッドをソールした時にノーマルはヘッドがスクエアのままになる事です。
ライ角の違うパラダイムXはソールをしたらやや左を向く様な動きがあります。
捕まりをよくするためにあえてこういう設計にしているのでしょうが、ノーマルパラダイムはスクエアのままなのでそのまま自然と構えられます。
構えた時のデザインはクラウン部分がカーボンの柄になっていて、グレーと紺色のツートンの様に感じるのでデザインで好き嫌いが別れるかも知れません。
弾道評価
ノーマルパラダイムは高弾道中スピンです。
ただし、パラダイムXよりスピンが少ないので飛距離もこちらの方が飛んでいる気がします。
球の高さもしっかり上がるので、上がり辛いと感じる事はないでしょう。
捕まりはやや捕まらない感じはしましたが、後ろの移動出来るウエイトを調整すれば捕まり具合を変更できます。
ノーマルパラダイムは曲がりずらく、ミスショットしてもそのまま真っ直ぐに飛んでいく印象です。
サイドスピンが抑えられている感じでした。
シャフトの評価
純正シャフトのベンタスTR for キャロウェイで試打しました。
癖のない中調子ですが柔らかめで少し先が走る感じがあります。
個人的にノーマルパラダイムのヘッド性能との相性はアンバランスだと思いました。
もう少ししっかりしたシャフトの方がヘッド性能を発揮できるはずです。
ノーマルパラダイムのヘッドを購入する場合はカスタムなど他のシャフトにする方がおすすめですね。
ノーマルパラダイムが合う人・合わない人
合う人 | 合わない人 |
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最近では見ないデザインで非常にカッコいいです。
性能も飛びに関しての性能はピカイチなので、飛ばしたい人は是非お試しください。
パラダイムXドライバーの試打・評価
ここからはパラダイムXドライバーの評価を解説しています。
ノーマルパラダイム同様、見た目のデザインは非常にカッコいいなと感じました。
カーボンの柄をそのままデザインにしていて、全く同じ柄がないってのがキャロウェイらしいオシャレなデザインです。
デザインのカッコ良さから興味をそそられて打ってみましたが、初速の速さなどビックリしました。
他にも色々と癖があるのでその部分が問題なければ買いのクラブだと思いますね。
全体的な評価
パラダイムXはバランスの取れたいいドライバーです。
しっかり捕まえてくれますし、捕まり過ぎないという点が非常に高評価。
それで初速が出て飛ぶので、大体の人にはこのパラダイムXをオススメしたいです。
テーラーメイドのステルス2HDの性能に近いので打ち比べてみるのもいいですね。
飛距離性能
打っていて初速の速さを感じる事が出来ましたし、飛距離も出ていました。
間違いなく飛ぶクラブ。
ヘッドが軽く感じたので非常に振りやすかったです。
いい意味でヘッドを感じなかったのは空力性能のおかげでしょうか。
振り感はPINGのG430に似ていて、振りやすさが飛距離にも影響を与えているのかも知れませんね。
打感・打音
打感は独特な打感で打ち方によって打感が変わるのが特徴です。
払うように打つと「パカーン」と乾いたやや高音の打音で、弾き感のある打感になります。
この音に特徴があり、人によって好き嫌いが別れるかも知れません。
しかし、打ち込むようにスイングするとボールを潰す感触があり、違和感のない打音に変わりました。
打ち方やヘッドスピードによって打感や打音が変わる不思議なドライバーだという今までにない体験でした。
デザイン
カーボンの柄をそのままにするという今までにあまりなかったデザインが個人的にはかなりカッコイイと感じます。
構えた顔も最初はん?と感じますがすぐに慣れます。
ノーマルパラダイムと比べるとやや後方が長くなっている様に感じますが、微妙な差なので気にする事はないでしょう。
ノーマルパラダイムとの一番の違いはヘッドの座りです。
ポンと地面にソールした時にやや左にヘッドが向きます。
ノーマルはその様な事はないので、ヘッドが被る様に感じる人は調整やソールしないで握るなどの工夫が必要になるでしょう。
弾道評価
捕まりはいいですが、捕まり過ぎないのが良かったです。
捕まりがいいのでややスピンは入るようになっていますが、スピンが多くなりすぎないので飛距離も出ます。
高弾道と捕まりのバランスが良いので、多くの人はこのパラダイムXがいいと思いますね。
ホントにバランスのいいドライバーです。
シャフトの評価
純正シャフトのベンタスTR for キャロウェイでの試打でした。
柔らかめの中調子で先端が走るタイプのシャフトです。
思った以上に柔らかいのでヘッドスピードの速い人はカスタムなど他のシャフトがいいです。
パラダイムXドライバーが合う人・合わない人
合う人 | 合わない人 |
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ステルス2HDと同じジャンルになりますのでどちらか迷うところですが、飛距離性能は同じぐらい飛びます。
若干の差でパラダイムの方が捕まらない感じがするので、捕まりは欲しいけど左が怖い人はパラダイムの方が合いそうです。
パラダイムの特徴やスペックまとめ
ここからはパラダイムドライバーの特徴やスペックをまとめています。
パラダイムシリーズはヘッドの素材構成に軽量のカーボンを使ったことが最大の特徴です。
フェース面はチタンフォージドですが、ヘッド重量が軽量化したことにより、ウェイト場所の調整など幅広い設計が可能となっています。
ノーマルパラダイムスペック
ノーマルパラダイムは幅広い層に対応したスタンダードモデルです。
ヘッド後部に13.5gのペリメーターウェイトを搭載したことが特徴的で、前作よりも慣性モーメントが大きくなっています。
そのため、ミスヒットやオフセンターヒット(芯を外す)にも強くなっており、今までよりも寛容性がアップしたと言えます。
*シャフト
- 〔A〕VENTUS TR 5 for Callaway(S,SR,R)
- 〔B〕Tour AD CQ-5(S)
- 〔C〕SPEEDER NX GREEN 50(S)
- 〔D〕Diamana GT 50(S)
ノーマルパラダイム | |
---|---|
定価 | 96,800円 |
ヘッド体積 | 460cc |
長さ | 45.5インチ |
ロフト角 | 9.0/10.5/12.0 |
ライ角 | 57 |
クラブ重量 | 304~312g |
バランス | D2~D3.5 |
パラダイムXのスペック
球が上がりやすく、捕まりがいいモデルがパラダイムXです。
最大飛距離ではノーマルパラダイムに劣りますが、ヘッド後部の重量を調整することにより、易しさを最大限にアップしています。
デザインもノーマルより丸いフォルムとなっています。
*シャフト
- 〔A〕VENTUS TR 5 for Callaway(S,SR,R)
- 〔B〕Tour AD CQ-5(S)
- 〔C〕SPEEDER NX GREEN 50(S)
- 〔D〕Diamana GT 50(S)
パラダイムXドライバー | |
---|---|
定価 | 96,800円 |
ヘッド体積 | 460cc |
長さ | 45.5インチ |
ロフト角 | 9.0/10.5/12.0 |
ライ角 | 60 |
クラブ重量 | 304~312g |
バランス | D2~D3.5 |
パラダイムMAXFASTのスペック
アジア向けモデルのパラダイムMAXFASTドライバー。
パラダイムXより球が上がりやすく、捕まりがいいのが特徴です。
軽量のカーボンヘッドによって生まれた”余った重量”をヘッド後部に集中させることにより、実現したかなり易しいタイプのドライバーですね。
*シャフト
- [A]SPEEDER NX 40 for Callaway (S,SR,R)
パラダイムMAXFAST | |
---|---|
定価 | 96,800円 |
ヘッド体積 | 460cc |
長さ | 45.75インチ |
ロフト角 | 9.0/10.5/12.0 |
ライ角 | 59.5 |
クラブ重量 | 276~280g |
バランス | D3 |
パラダイムトリプルダイアモンドのスペック
低スピンで叩けるモデルのトリプルダイアモンド。
こちらは”キャロウェイ オンラインストアとCALLAWAY SELECTED STOREでのみ展開される限定製品”だそうで、店頭でお目にかかる機会は少ないかもしれません。
ヘッドがパラダイムシリーズ中では小ぶりなのが特徴で、ウェイトもヘッドの前部・後部で重さを調整することができ、スピン量の調整が可能です。
*シャフト
- [A]TENSEI 55 for Callaway (S,SR)
- [B]Tour AD CQ-6(S)
- [C]SPEEDER NX GREEN 60(S)
- [D]Diamana GT 60(S)
パラダイムトリプルダイアモンド | |
---|---|
定価 | 96,800円 |
ヘッド体積 | 450cc |
長さ | 45.5インチ |
ロフト角 | 8.0/9.0/10.5 |
ライ角 | 57 |
クラブ重量 | 306~321g |
バランス | D3~D3.5 |