ドライバーのヘッドがでかい理由~慣性モーメントの恩恵~

「ドライバーだけなんであんなにヘッドが大きいのかな?」

こんちには、FOLG編集部のミキです。

ゴルフの花形であるドライバーは最も遠くへボールを飛ばすことができるゴルフクラブです。

昔に比べるとゴルフクラブの進化はとてつもなく、それはドライバーも例外ではありません。

また、ドライバーの進化は飛距離だけなく、

  1. 方向性の向上
  2. 球の上げやすさ
  3. 曲がり幅の軽減

など、さまざまなものがあります。




そんな進化の中でも特に見た目でよくわかるのがドライバーヘッドの大型化です。

実は昔のドライバーはこんなにヘッドが大きくありませんでした。

ある理由があって大きくなっていったのです。

そんなわけでこの記事ではそんなドライバーの最大の特徴であるヘッドの大きさについて解説しています。

この記事を最後までお読みいただくことで、なぜ大きいヘッドが重要なのか?がよくわかるようになりますよ。

この記事を書いた人

Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84

ドライバーのヘッドが大きい理由

他のクラブに比べてドライバーヘッドが大きいのには2つの理由があります。

  1. スイングの安心感が生まれる
  2. 慣性モーメントが増加する


ちなみにドライバーヘッドの大きさはルール的に最大460ccまで容量を増やすことができます。

そして、最近販売されているドライバーの大半は460cc。

たまに少し小ぶりの435ccとかもありますが、それでも十分大きいヘッドになります。

参考までに3番ウッドが180~190ccとかなのでドライバーのヘッドがどれだけ大きいか比較してみるとよくわかります。


メリット① 打点の増加や安心感

ドライバーヘッドが大きいことによる一つ目のメリットは”ボールとインパクトするフェース面が大きくなること”及びそれによって生まれるショットの安心感です。

ゴルフは止まっているゴルフボールにクラブヘッドを直撃させる必要があります。

ヘッドが大きい=フェース面が大きいということになり、多少打点やスイングがずれても何とか当たってボールが前に飛んで行ってくれます。

特に初心者ゴルファーの場合は長いドライバーで空振りしやすいので、ヘッドが大きいに越したことはありません。

また、ヘッドが大きくなり、空振りの心配が無くなればスイングすることへの恐怖心が無くなります。

ベテランゴルファーの場合はあまり関係ありませんが、初心者ゴルファーにとってはこれが非常に大きなメリットになるわけです。




ちなみに昔に比べると今のドライバーヘッドはだいぶ大型化しています。

2000年頃に300ccが主流だったのに比べると、今では約1.5に大きくなりました。

そういった意味でも初心者にはかなり優しくなりましたよね。

現状ルール的には460ccが上限となっていますが、先々では規制が緩和されもっと大きいヘッドのドライバーが出てくる可能性も否定できません。

メリット② 慣性モーメントの増加

ドライバーヘッドが大型化したことによる2つ目のメリットは慣性モーメントの増加です。

メリット①は初心者ゴルファーに恩恵が大きかったですが、こちらの慣性モーメントはどのゴルファーにも恩恵が大きいです。

ボールはフェース面の方向に飛ぶ

ショットをした時にゴルフボールは基本的にフェース面の方向に飛んでいきます。

そのため、超高速で動くクラブヘッドを目標方向に持ってくる必要があります。

一番長くてボールを飛ばしやすいのがドライバーというクラブなんですが、その反面フェース面のコントロールも一番難しいです。

ゴルフ初心者の場合はフェースが目標方向より開きやすく(*1)、ドライバーのスライス球がよく出ます。
*1右打ちの場合、目標より右側。左の場合は逆。

こういったミスショットを減らしてくれるのが、慣性モーメントの大きさなんです。

慣性モーメントが大きいことによるメリット

慣性モーメントというのは慣性の力(その方向に動き続けようとする力)の大きさになります。

つまり、ドライバーヘッドの容量が大きいほど”慣性モーメント”という”クラブヘッドのブレにくさ”が大きくなるわけです。

基本的にアドレスの時は目標方向にフェース面をセットしています。

スイング中にフェース面が開いたり・閉じたりするからボールが大きく曲がってしまうのですが、慣性モーメントが大きいとその開いたり・閉じたりする度合いが少なくすることができます。

慣性モーメントが大きいおかげでドライバーショットの直進性が上がり、初心者のみならず上級者にとっても非常に大きい効果があるわけですね。

慣性モーメントが大きいことによるデメリット

ただし、ヘッドがブレにくい=ヘッドの操作性が落ちる、というデメリットもあります。

ラウンドではさまざまなシチュエーションがあり、時には意図的にボールを曲げた方が安全な場合もあります。

そういったときに慣性モーメントが大きいドライバーを使ってしまうと、逆に大きく曲げるのが難しいといったデメリットが生まれてしまいます。

とはいえ、そういったシチュエーションは限られていますし、多くのアマチュアゴルファーにとっては”曲げない方の優先度が高い”です。

デメリットと言ってもそこまで大きい影響がないため、各メーカーがどんどんデカヘッドのドライバーを設計しているわけです。

ヘッドの軽量化も大きく関係

単純にヘッドの大型化と言っても、メーカーさんの努力や素材の進化がありました。

普通に考えるとヘッドが大きくなればなるほどクラブ自体が重くなります。

クラブが重くなりすぎてしまうと、スイングスピードも出ないし、そもそもフルスイングが難しくなります。

しかし、ヘッド部分の素材が発達したことにより大きい容量でも軽量なヘッドが作れるようになりました。

カーボンなどの軽くて丈夫な素材の登場により、全体の重量バランスを変えずにヘッドだけ大きくすることができるようになったわけです。

慣性モーメントが大きく、ドライバーの曲がりを減らせるということで、そこからいろんなメーカーが大きい容量のドライバーを設計・販売するようになりました。

また、ユーザー側もそれにあわせて大きいヘッドのドライバーを求めたため、よりヘッドの大型化の流れが加速していったということになります。

よりゴルフを簡単にするために、クラブメーカーの方々は努力と研究を重ねておられます。

ほんとうにありがたい限りでございます。
(そのぶん値段は高いですけど)

まとめ

ここまでドライバーヘッドの大きさに関する情報をお届けしてきました。

重要なポイントは

  1. ヘッドが大きいほうが安心感がある
  2. 慣性モーメントを最大化するためにヘッドが大きく進化していった
  3. 素材が軽量化し、ヘッドを大きくすることが可能に
  4. クラブメーカーの努力は偉大(値段が高いのにも納得すべし)

となります。

ちなみにFOLGではこれ以外にもドライバーに関する情報をお届けしています。

よければ、一度チェックしてみてくださいね。