ヤマハ インプレスドライブスター 評価・スペックまとめ~ドライバー・アイアン・ウッド・UT~

日本のゴルフメーカーヤマハから新作のインプレスドライブスターシリーズが2022年10月より発売されています。

このシリーズはドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンもすべて同時にリリース。

ヤマハはアマチュアゴルファーにショットの優しさを追求するメーカーですし、飛び系アイアンのパイオニア的存在であります。

特にドライブスターアイアンは2番手先の飛距離を実現した”インプレス UD+2 アイアン”後継機になるモデルです。

前作の評判が非常に良かっただけに今回のドライブスターアイアンも注目された方が多かったようです。

そして、この記事ではドライブスタードライバーの特徴やスペック、評価をご紹介しています。

ご購入を検討される際の参考にしてくださいね。

この記事を書いた人

Miki/FOLG運営者
ゴルフ好きの経営者。モットーは”読者の方にマッチした情報をお届けする”こと。兵庫県在中、ゴルフ歴15年、アベレージスコア90前後、ベストスコア85

ドライブスターシリーズの特徴やコンセプト

まずはドライブスターシリーズの特徴やコンセプトをご紹介します。

ドライブスタードライバーの特徴

ヤマハ独自のボール初速アップのテクノロジーとなるブーストボックスがドライブスタードライバーに搭載されています。

フェース面周辺の構造を改良し、ボールとのインパクト時の無駄な振動を抑えることにより、効率的にスイングのエネルギーをボールに伝えることが可能に。

そして、ドライバーが最も飛ぶと言われている「フェース中央の少し上の部分」に打点が合いやすいように、フェースやクラウンの形状が設計されています。

さらにカウンターウエイトは横方向の慣性モーメントを最大化するために、ヘッドの重心点を中心にトー側・ヒール側・バック側にウエイトを配置しています。

これにより、横方向の慣性モーメントを最大化することができ、高い直進性を誇ることになりました。

最後にシリーズを通してですが、アドレスしたときのフェース面の合わせやすさや見た目のカッコよさにはとてもこだわったそうです。

たしかにこのドライブスタードライバーはとてもシャープで見た目がかっこよく仕上がっています。

ドライブスターウッド・ユーティリティの特徴

一方、ドライブスターウッドやユーティリティにはアイアンと同様に高い強度と粘り強さを持つ新素材X37を採用しています。

この新素材の効果により、インパクト時のたわみを増加させ、フェース面の反発性能をアップさせています。
トランポリン効果というらしいです)

より効率的に飛ばすことができるようになりました。

そして、X37とカーボンクラウンを合わせたヘッド設計により、高い弾道と出球の安定性を実現。

さらに重心高さが19mmとかなりの低重心を実現したことにより、簡単にボールを上げることができるようになっています。

また、高慣性モーメントにより、曲がり幅を軽減し、ヘッドの重量も抑えているので振り抜きも良くなっています。

ドライブスターアイアンの特徴

ドライブスターアイアンは飛ばしにこだわったアイアンに仕上がっています。

一般的なアイアンヘッドの設計では、重心点や打点に対して図心が離れていることが多いそうです。
*図心とはその位置を支点にしたときその図形が釣り合う点

フェース面が一番たわむ図心が離れていることで飛距離のロスが生じるのですが、ドライブスターアイアンではリブを効果的に配置し、重心や打点に図心を近づけることに成功しています。

そのため、効率よくボールを飛ばせるアイアンとなっています。

また、ウッドやユーティリティ同様に新素材のX37を採用したことにより、1.1mmの極薄ソールが誕生しています。

これにより、インパクト時のたわみを増加させ、フェース面の反発性能をアップさせています。
トランポリン効果

飛距離性能が進化した感じですね。

そして、46gという量のタングステン(7番アイアン)をキャビティ部分に置いたことによって、より低重心を可能にしました。

今までよりも高い弾道が出やすくなっています。

また、ドライブスターシリーズの特徴にもありましたが、見た目のシャープさにはこだわりがあります。

飛び系アイアンの性能を損なわずに、見た目をマッスルバックやキャビティバックに近づけています。

ドライブスターの評価まとめ

ここからはドライブスターシリーズの評価やレビューをまとめています。

ドライブスタードライバーの評価

ドライブスターの特徴であるブーストボックスがすごいのか、インパクト後のボール初速が速く、出球がとても強い印象があります。

球が最後まで伸びますし、風に負けない強い球を打つことができますね。

ドライバーショットがフェースの下側に当たってしまうクセがある人はこのドライバーが非常におすすめだとおもいます。

ドライブスタードライバーはフェースとクラウンの構造により、”フェースの上側にヒットしやすいようになっている”からですね。

打点が改善されるとスピン量が劇的に変化するので飛距離が一気に伸びる可能性があります。

球が吹き上がって全然飛ばない人やボールのスピン量がとても多い人はぜひ一度試打した方がいいですね。

捕まりに関してはそこまで強くない印象ですが、とにかく直進性はトップレベルに高いと思います。

シャフト的にハードヒッターが叩けるクラブではありませんが、アベレージヒッターにとってはかなりラクに簡単にショットできるいいドライバーですね。

ドライブスターフェアウェイウッド・ユーティリティ 評価まとめ

ウッドやユーティリティーの新作はあまり注目されないんですが、ヤマハのドライブスターはシリーズを通してデキがいいと思います。

左へのひっかけが怖くなく、高い弾道でしっかりグリーンで止まってくれます。

さらにドライバーやアイアンと共通して球が強く直進性が高いので、アゲインストなどの過酷な状況でもしっかり距離を稼げる印象があります。

特に5番・7番ウッド、4番ユーティリティーは180~200ヤードのショットで重宝しますし、ティーショットを失敗しやすい初心者などにはまず最初にチェックしていただきたいクラブとなりますね。

ドライブスターアイアンを購入しているなら、流れでユーティリティ・ウッドを揃えるのもおすすめです。

5番アイアンを持っているなら5番ユーティリティーから検討しましょう。

短めでかなり打ちやすい7番ウッドも個人的にはおすすめですよ。

ドライブスターアイアンの評価

まず印象的なのは構えた時の見た目ですね。

飛び系のごつい感じが減り、見た目が少しシャープになっています。

ソール幅もインプレス UD+2 アイアンより狭くなっていますし、グースも少し減っています。

ロフトを立てている飛び系アイアンは「左へのひっかけ」がとても怖いのですが、グースを減らして捕まりを弱くしたのはいいバランスだと思います。

ドライブスターアイアンは球の直進性が高いことと球が強いのはドライバーと共通しています。

さらなる低重心化による効果で弾道が高くなったような感じはあまりしませんでしたが、ミスヒットしたときもしっかり球が上がってくれる感じです。

スピン量は飛び系のアイアンなので少なめ。

とりあえず、初心者ゴルファーやアイアンの飛距離が欲しい人向けのアイアンとなっていますが、直進性が高く曲がりにくいのがとても魅力ですね。

セット購入するときはピッチングのロフトが37°であることに注意しなければいけませんが、一度は試打チェックした方がいいアイアンとなっています。

シャフトも優しい部類に入りますのでシニアゴルファーにもおすすめですね。

ドライブスターのスペックや詳細

ここではドライブスターシリーズのスペックや詳細をまとめています。

ドライブスタードライバーのスペック

ロフトは9.5~11.5°の範囲で選べます。

シャフトのフレックスはR~Sまで選択できますが、対応しているのはロフトが10.5のドライバーになっています。

基本のロフトは10.5°でシャフトを選択していく感じですね。

ロフト 9.5 10.5 10.5 10.5 11.5
フレックス S R SR S R
ライ角 59 59 59 59 59
長さ 45.5 45.5 45.5 45.5 45.5
総重量 296 284 284 296 279
シャフト重量 58 45.5 51.5 58 45.5
バランス D5 D5 D5 D5 D5
トルク 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5
キックポイント 中調子 中調子 中調子 中調子 中調子

*ヘッドの体積は460cc
*横慣性モーメント5,570(g・cm²)
*6-4チタン精密鋳造ボディ、カーボンクラウン
*シャフト・・・SPEEDER NX for Yamaha M423d
*グリップ・・・S:ラムキンクロスライン< Y23GC4060 >40g/M60相当/BLあり/ロゴ無し
        SR・R:ラムキンクロスライン< Y23GC3560 >35g/M60相当/BLあり/ロゴ無し

ドライブスタードライバー
定価 92,400円 税込
発売日 2022/10/21
最安値 58,853円

ドライブスターウッド・ユーティリティのスペック

ドライブスターウッド及びユーティリティーのスペックとなります。

ウッドは3種類、ユーティリティーは4種類のラインナップです。

番手 3W 5W 7W 4UT 5UT 6UT 7UT
ロフト 15 17 19 18 20.5 23 25.5
ライ角 58 58.5 59 58.5 59 59.5 60
構造 X37精密鋳造ボディ、カーボンクラウン
シャフト SPEEDER NX for Yamaha M423f SPEEDER NX for Yamaha M423u
シャフト硬さ S / SR / R S / SR / R S / SR / R S / SR / R S / SR / R S / SR / R S / SR / R
クラブ長さ(インチ) 43.5 42.75 42.25 40.75 40.25 39.75 39.25
シャフト調子
シャフト重量(g) 59 / 52.5 / 47 59 / 52.5 / 47 59 / 52.5 / 47 62.5 / 52.5 / 47.5 62.5 / 52.5 / 47.5 62.5 / 52.5 / 47.5 62.5 / 52.5 / 47.5
クラブ重量(g) 305 / 293 / 287 311 / 299 / 293 315 / 303 / 297 330 / 316 / 311 334 / 320 / 315 338 / 324 / 319 342 / 328 / 323
クラブバランス D2 D2 D2 D2 D2 D2 D2
グリップ S:ラムキンクロスライン< Y23GC4060 >40g/M60相当/BLあり/ロゴ無し
SR・R:ラムキンクロスライン< Y23GC3560 >35g/M60相当/BLあり/ロゴ無し



飛距離のイメージ的には7番ウッドと4番ユーティリティーが近い感じですね。

どちらを入れるかは好みの問題です。

ドライブスターウッド

ドライブスターウッド
定価 53,900円 税込
発売日 2022/10/21
最安値 37,730円

ドライブスターユーティリティー

ドライブスターユーティリティー
定価 41,800円 税込
発売日 2022/10/21
最安値 29,260円

ドライブスターアイアンのスペック

ドライブスターアイアンのスペックです。

番手は全部で9本になります。

2番手上のロフトなのは前作同様です。

ちなみに従来のピッチングウェッジ(48°)にあたるのがASになりますね。

番手 5番 6番 7番 8番 9番 PW AW AS SW
ロフト 21 23 25 28 32 37 42 48 55
ライ角 60.75 61 61.25 61.5 61.75 62 62.5 62.5 62.75
構造 X37精密鋳造、タングステンウェイト SUS630精密鋳造
シャフト SPEEDER NX for Yamaha M423i(SR/R)
クラブ長さ(インチ) 39 38.5 38 37.5 37 36.5 36 36 35.75
シャフト調子
シャフト重量(g) SR 47.5 49 50 51 51.5 52 53.5 53.5 53.5
シャフト重量(g) R 46 47.5 48.5 49.5 50 50.5 52 52 52
クラブ重量(g) SR 334 341 347 353 360 367 380 380 385
クラブ重量(g) R 332 339 345 352 358 366 379 379 384
クラブバランス D0 D0 D0 D0 D0 D0 D1 D1 D2
グリップ ラムキンクロスライン< Y23GC4060 >40g/M60相当/BLあり/ロゴ無し



シャフトはSPEEDER NXのヤマハオリジナルとなります。

スチールのN.S.PRO 850GH neo(S)も選択できます。

購入はセット販売が7番~ピッチングまでとなっています。

オプションで5番と6番、アプローチ~サンドまで単品購入できる感じですね。

ユーティリティーを持っているなら7番までで十分だと思います。

ドライブスターアイアン
定価 114,400円 税込
発売日 2022/10/21
最安値 80,080円
セット 7~P(4本セット)