ゴルフ中級者の平均スコアはいくらなのか?~クラブセッティングも調査~

「ゴルフ中級者ってどのレベルから?」

こんにちは、FOLG編集部のミキです。

ゴルフは非常に難しいスポーツであり、なかなか思うように上達してくれません。

また、自分のレベルを客観的に判断するのも難しく、「自分が初心者レベルなのか?中級者レベルなのか?」区別がつかなかったりする場合も多いです。

残念ながら、「どのレベルにまで行けば中級者ゴルファーです」という明確な答えは存在していません。

中級者とはあくまで抽象的な言葉であり、みんなの中にある”なんとなくなイメージ”でしかないのです。



とはいえ、そんなみんなが持っているな中級者のイメージをたくさん集めることができれば、ある程度正解に近い答えを導き出せるかもしれません。

そう考えた私は、クラウドワークスのアンケート機能を使い、この記事を作成しました。

「どうすれば初心者を卒業できるのか?」
「どういうスコアでまわればゴルフ中級者になれるのか?」

と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事を書いた人

Miki/FOLG運営者
ゴルフ好きの経営者。モットーは”読者の方にマッチした情報をお届けする”こと。兵庫県在中、ゴルフ歴15年、アベレージスコア90前後、ベストスコア85

アンケート結果からゴルフ中級者を定義する

今回サンプルにさせていただいた回答者の属性ですが、


  • 総数:207名
  • 男女比:150:57
  • 30代・40代が中心



となっています。

できるだけサンプルの数が多い方が良かったのですが、ゴルファーの数が限られているのでそこは大目に見てください。

みんながイメージする中級者の平均スコア

まず、アンケートでは「あなたが思う中級者ゴルファーの平均スコアはいくつから?」というストレートな質問をしています。

そして、上のグラフがその集計結果となりました。

結論から言うと、平均スコアが100を下回ってくると、ゴルフ中級者のレベルにあると考えてよいです。

集計的には一定数スコア109以下も支持されていますが、”確実に周りを納得させる”には平均スコア100前後をボーダーとした方がよさそうです。

ただし、平均スコアが100以下というのは、実はかなり出すのが難しいです。

勘違いされやすいのですが、ベストスコアと平均スコアは似て非なるもの

というより、天と地ほどの差があります。



例えば、平均スコアが100近くのゴルファーの場合、ベストスコアが90前後のことが多いです。

また、「90切りを狙っているゴルファー」の大半が平均スコア100近くという言い方もできます。

私自身も90切りを狙っている時は平均スコアが98でしたし、”ベストスコア+5~10打=平均スコア”という計算式はいろんなゴルファーにあてはまります。

中級者ゴルファーの割合は少ない

おそらく、この記事を読んでいるゴルファーの大半は平均スコアが100より上であるはずです。

「何を根拠に?」と思うかもしれませんが、過去に行ったアンケート結果より、

一般的にベストスコアが80台であるゴルファーがかなり少ないためです。
(この時の調査でも、全体の20%程度のゴルファーにしかあてはまりません)

もちろん、ベストスコアが90台の人にも平均スコア100未満のゴルファーはいますが、割合的にはかなり低い数字になります。

それぐらい平均スコアを100より下にすることは難しいことなのです。

ゴルフで大事なのは安定感

この話の流れでよくわかると思いますが、ベストスコアというのはゴルフの実力を表すうえであまり重要な要素ではありません。

なぜなら、たまたますべてが上手くいって、実力に見合わないベストスコアを叩きだせるゴルファーも世の中にはよくいるからです。
(「そのゴルフでよく100を切れたな」って思うゴルファーもよくいますよね?)

もちろん、”ゴルフの目標としてベストスコアを意識”する”ことはとても大事ですし、ベストスコアを更新したときの喜びは計り知れないものがあります。

しかし、それを自分の実力だと勘違いしてはいけません。



大事なのは平均スコアを意識することです。

そして、スコアの波が無くなるように安定感を追い求めることです。

また、正しく平均スコアを算出するためには、日々のラウンドをしっかり記録する必要があります。

めんどくさい作業となりますが、自分の実力をはっきりさせるためにも、しっかりスコアリングするようにしましょう。

*ゴルフスコアアプリの使い方はこちらで解説しています。

楽天GORA・楽天ゴルフスコアアプリ使い方まとめ

【徹底解説】GDOゴルフスコアアプリの使い方やGDOで予約する方法

ゴルフ初心者を卒業するために必要なこと

ここからは初心者ゴルファーを卒業し、中級者ゴルファーになるためには何が必要なのか?を解説しています。

人それぞれスイングの癖や悩みが違うため、一般論的なものになってしまいますが、私自身も非常に苦労した部分なので参考になることはたくさんあるはずです。

なかなか厳しい道のりではありますが、地道に少しずつ頑張っていきましょう。

練習頻度やラウンド回数を確保する

当たり前の話ですが、初心者ゴルファーを卒業するためには、ゴルフの練習回数を増やしたり、月のラウンド回数を増やすのが一番の近道です。

とはいえ、仕事が忙しかったり、家庭の事情などもあり、時間を確保するのにも限界があります。

それでも、ゴルフの練習時間は週に2回以上。

月のラウンド回数は2回以上いくようにしたいです。

その根拠をこれから説明します。

こちらは過去に行った調査結果をもとに”ベストスコア別にゴルファーの練習頻度を集計”したものです。
(平均スコアは概算+5~10打の範囲で見てください)

この集計結果より、効率よく練習できるゴルファーは週1回以下の練習でも、中級者レベルに達することが可能となっています。

しかし、それは一定割合のゴルフセンスに優れた人たちにしかあてはまりません。

確実にゴルフのスキルアップを目指すなら、少なくとも週2回以上の練習が望ましいと言えます。

こちらも過去のアンケート結果からラウンド回数について集計したものです。

こちらも月一回のラウンド回数で中級者レベルに到達することは可能ですが、できれば月2回以上ラウンドできるようにした方が確実だと言えます。

自宅でアプローチ練習をすべし

限られた時間の中でゴルフの練習時間を増やすために、自宅でアプローチ練習ができるネットなどを用意しましょう。

もちろん、ご家族の理解や設置スペースなどの問題もありますが、最近は片づけやすいアプローチネットもたくさんあります。

「はじめから無理だな~」とあきらめるのは非常にもったいなく、いろいろ知恵を絞って何とか練習できる方法や環境を考えましょう。

最悪、自宅ではなく、外のちょっとした空き地や公園にネットを持ち運んで練習してもいいんです。



アプローチネットを用意しての練習は、ボール代の節約だけではなく、アプローチの感覚が非常に磨かれます。

私自身、アプローチの練習を徹底的にやるようになってから、平均スコアが90近くにアップしたという事実もあります。

それほど、グリーン周りのアプローチは重要ですし、スコアに大きく影響してきます。



アプローチの練習器具に関しては別記事でもご紹介しています。

アプローチ練習器具おすすめ17選~自宅で揃えて練習代を節約~

コースマネジメントは必須

ゴルフ中級者を目指して平均スコアをアップさせるには、コースマネジメントもしっかり考える必要があります。

コースマネジメントは「ミスを想定して大叩きしないための対策を考えること」です。

つまり、ゴルフに安定性を持たせることにつながります。

ショットが安定している時はあまり考えなくていいかもしれませんが、ショットの調子が悪い時に何も考えずにプレーすると大叩きしてしまいます。

平均スコアをアップさせるためには調子が悪い時にいかにスコアをまとめるかが重要です。

私はコースマネジメントを意識するようになってから、スコアの波がかなり抑えられるようになりました。



そして、コースマネジメントをしっかり行うために用意しておきたいのが”距離計測器”です。

レーザー距離計、またはゴルフウォッチなど、どんなものでも構いません。

最低でもラウンドに一つは持っておいてほしいです。

そこそこコストはかかりますが、適当に打ってOBしたり、ロストボールすることを考えると、将来的に元が取れます。

レーザー距離計おすすめ20選~ラウンドを見える化するゴルフアイテム~

腕時計タイプの距離計測器おすすめ20選~ラウンドに使いやすいゴルフウォッチ!~

できるだけ同じボールを使え

高いゴルフボールを使う必要はありませんが、できるだけ同じ銘柄のボールを使い続けるようにしましょう。

その方が「自分の感覚とボールの飛び方」がしっかりマッチするためです。

特にアプローチなどはスピン量(球の上がり方やグリーンの転がりに影響する)に差が出ます。

距離的には1・2ヤードの差になるかもしれませんが、その1・2ヤードの差でパッティングの成功率が倍以上変わってきます。

「ボールを変えても、そんなに違いがわからない」のであれば、逆に”違いが分かるようになるまでアプローチの練習”をしっかりやりましょう。

そこまでやれれば、ショートゲームが自身の強力な武器となります。



また、ボールの銘柄を選ぶ際はできるだけ飛ぶボールを選ぶことをおすすめしています。

詳細に関してはこちらの記事でご紹介していますので、

中級者向けゴルフボールおすすめ15選~飛ぶボールでしっかり距離を稼ぐべし~

チェックしてみましょう。

ゴルフ中級者のクラブセッティングおすすめは?

ここではスコアをアップするうえで重要なクラブセッティングについて解説しています。

中級者レベルを目指したい方などは非常に参考になるはずです。

中級者以上に多かったクラブセッティング

パター以外のクラブで何を入れているのかアンケートを実施しました。

そして、13本のセッティングの中で人気があったのがこちらのクラブになります。

中級者のセッティング
ウッド ドライバー、3W、5W
ユーティリティ 3UT、5UT
アイアン 5I、6I、7I、8I、9I
ウェッジ PW、AW、SW

ウッド系に関してはドライバーをはじめ、3番と5番が圧倒的に人気でした。

ドライバーがほぼ100%、3番ウッドが50%、5番ウッドが40%という並びです。

7番ウッドは13%で圏外、2・4・9番ウッドはほとんど使っている人がいません。



ユーティリティは3・5番ユーティリティに人気がありましたが、4番ユーティリティと僅差でした。

6番と7番ユーティリティは使用率が低かったですが、女性ゴルファーには人気があります。

そして、アイアンは当たり前ですが、使用率が一番高いです。

5番~9番アイアンまではほとんどの人が使用しており、3・4番アイアンもユーティリティの次に人気がありました。



ウェッジに関してはピッチングウェッジ(~49°)、アプローチウェッジ(49~52°)、S サンドウェッジ(53~56°ウェッジ)が圧倒的に人気でした。

ロブウェッジ(57°~ウェッジ)やチッパーは使用率がほとんどなく、個人的には意外でした。

初心者と中級者のクラブセッティングを比較

一方で平均スコアが100を超える中級者に該当しないゴルファーの使用クラブも調査しました。

これらを比較することで、中級者との違いが見えてきます。

初心者のセッティング
ウッド ドライバー、3W、5W
ユーティリティ なし
アイアン 3I4I、5I、6I、7I、8I、9I
ウェッジ PW、AW、SW

一番の違いはユーティリティの使用数がゼロになったことです。

代わりに3番アイアンと4番アイアンの選択率が上がりました。

この理由としては、初心者レベルのゴルファーには”ゴルフセットを譲ってもらう”ことが多く、自分でクラブを買う機会が非常に少ないことが挙げられます。

仮にクラブを購入する場合でも、だいたいはドライバーから検討するので、ユーティリティという選択肢は頭に入ってきません。

購入を考えないから、そもそもユーティリティを使う機会が少ないというわけですね。

また、3番アイアンと4番アイアンがキャディバッグに入っているからと言って、しっかりラウンドで使われているとは限りません。

知り合いの初心者ゴルファーの中には「使えないけどあるからとりあえず入れてる」という人もいるぐらいです。

ユーティリティを増やせ

初心者レベルと中級者レベルのクラブセッティングでは、ユーティリティがあるかどうかで大きく差がありました。

もし、この記事を読んでいるあなたのキャディバッグの中にその”ユーティリティ”が入っていないのであれば、今すぐユーティリティを導入することを検討しましょう。

それぐらい、ユーティリティというクラブはゴルフスコアを安定させてくれますし、長い距離のショットが非常にラクになります。



特に170~180ヤードの距離をそこそこの確率で打てる3~5番ユーティリティを入れておくのがおすすめです。

長いパー3やパー5のセカンドショット、ティーショットをチョロしてしまったときなどのリカバリーショットに使えます。

ウッド系やロングアイアンが苦手な人も、ユーティリティはかなり打ちやすいです。

できるだけユーティリティの本数を増やすクラブセッティングを意識しましょう。

*ユーティリティを安く購入する方法
型落ちユーティリティおすすめ16選~定価の半値以下も狙えるお得な買い方~

まとめ

ここまでゴルフ中級者に関する情報をまとめてきました。

中級者の目安としてはベストスコアが89以下、平均スコアが100以下というものになります。。

そして、この辺りのスコアでまわれるゴルファーは外から見ても「しっかりゴルフができている」状態になっています。

スコアだけではなく、内容面でもしっかり中級者と認められるように、ゴルフの技術をしっかり磨いていきましょう。



ゴルフは初心者⇒中級者に移行する時期は本当に面白く、自分の上達も実感でき、非常に達成感がある瞬間です。

やらなけらばいけないこと、準備しなければいけないこと、考えなければいけないこと、などたくさんありますが、一つ一つ確実にこなしていくようにしましょう。