「みんな100を切れるようになるまでどれくらいかかったんだろう」
「スコアを伸ばすにはどれぐらい練習が必要なのかな?」
こんにちは、FOLG編集部のミキです。
やってみるとよくわかりますが、ゴルフは非常に難しいスポーツ。
基本パー72でコース設計されていますが、スコアが72以下でラウンドできる人はほとんどいません。
いいスコアを出すことだけがゴルフの楽しみ方ではありませんが、それでも100切りを意識するゴルファーが多いのは間違いないでしょう。
それには100というキリのいい数字であることや、3桁⇒2桁でまったく印象が違うことなどがその原因にあると言えます。
(ベストスコア100と99では印象が全然違うように感じてしまいます)
また、100という数字はまわるのに絶妙に難しいスコアであることやある程度”まともなゴルフ”にならないとダメであることなども影響していると考えられます。
ところでこの記事を読んでいるあなたはきっと100切りに悩んでいるゴルファーだと思います。
そのため、
「どうやったら100が切れるんだろう?」
「100切りするまでにどれぐらいの期間がかかるんだろう?」
といったような疑問を持っているはず。
その疑問にお答えするべく、FOLG編集部では100切りに関するアンケート調査を行いました。
アマチュアゴルファー500人の方に協力していただき、
- 100切りに必要な技術
- 100切りまでの期間
- 100切りのコツ
などに答えていただきました。
500人が多いと思うか少ないと思うかはこの記事を読んでいるあなたの判断に任せますが、少なくとも個人の意見よりは正確なことは間違いありません。
これまで疑問に思ってきた100切りに対する答えが何かしら見つかるかもしれませんよ。
Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84
アンケート内容
一定期間ゴルフをやったことのある方500名を対象にアンケート調査を行いました。
実施時期は2022年4月です。
回答いただいた内容は以下の通りです。
- 性別
- 年齢
- ゴルフ歴
- ベストスコア
- 100切りまでの期間
- 100切りまでの練習頻度
- 100切りまでのラウンド頻度
- 100切りに1番必要な要素
これらの回答結果を統計的に分析すれば、ある程度参考になる答えが導き出せると考えました。
それでは一つ一つ見ていきましょう。
年齢・性別
まずは回答者の年齢や性別を見ていきます。
回答者は全部で500名。
そのなかで年齢及び性別の割合をグラフにしたものを↓に載せています。
男性の方が7割弱、女性の方が3割強という分布になっています。
世代としては30代・40代が一番多く、これは今回アンケートを取るのに利用したクラウドワークスのワーカーさんの分布がかなり影響していると思われます。
ゴルフ歴
続いてゴルフ歴の分布を見ます。
男性は3~10年の間が一番多く、女性は3年未満が一番多くなっています。
ここは性別で差が出た部分です。
また、やはり女性より男性の方が長くゴルフを続ける傾向にあるのは間違いないようです。
ベストスコア
本当であれば平均スコアを集計したかったのですが、わからない(計算していない)ゴルファーが多いと考えましたので、ベストスコアで集計しています。
一応、ここのグラフをみれば100を切ったことがある人たちの割合が分かりますね。
男性女性ともにベストスコアが110以上の分布が一番多くなっていますが、ゴルフを始めて間もない初心者ゴルファーがたくさんいるためです。
続いて女性は100台が2番目に多く、男性は90台が2番目に多くなっています。
ここで感じるのは「100切りの壁」もなかなか高いですが、「90切りの壁」も相当高いということですね。
ちなみに500人中100切りを達成できていないゴルファーは284名(56.8%)でした。
男性は175名(52.4%)、女性は109名(65.7%)という分布です。
個人的にはもっとこの数字(100切りできていない人)が多いかなと思ってたんで意外でした。
*ベストスコア60台の女性が多いように見えますが、おそらく回答間違いが何件か含まれています
100切りまでの期間
そして、ここからが本題です。
100切りを達成した人が「100切りするまでどのぐらいの時間がかかったのか?」について回答してもらった結果をまとめています。
一番多いのが男性・女性ともに1~2年の間に達成されたパターンです。
そして、次いで多いのが2~3年の期間。
1年未満で100切りを達成された猛者も意外と多くなっています。
ちなみに私は3~5年の期間に100切りしました。
(そのまま90切りもしましたけど)
一方、違う目線で100切りの期間をまとめてみます。
今度は100切りできていない人のゴルフ歴の分布です。
100切りを達成する割合も3年未満が多かったですが、100切りが達成できていないゴルファーのゴルフ歴も3年未満が一番多くなっています。
これは要するにゴルフ歴自体はあまり関係がないことを表しています。
集計する前からわかっていましたが、ゴルフ歴よりも練習量や練習内容、ラウンド回数などの方が重要だということですね。
というわけで、まずは練習量から見ていきましょう。
100切りまでの練習回数
100切りするまでにどれぐらいの頻度で練習しているか聞いてみました。
週3回以下の割合が約9割となっています。
ここからわかるのはとりあえず毎日練習する必要はないということですね。
効率よくやれば週1回以下でも大丈夫ということでしょう。
また、同様に100切りできていない人の練習量も見ます。
これを見ると一目瞭然なんですが、やっぱり100切りできている人とできていない人の差は練習量にかなり表れています。
週1回以下の練習量でも100切りできている人はいます
が、
100切りできていない人で週2回以上練習している人はほとんどいない
ということがわかります。
ですから、100切りを目指すのであれば、週2回以上練習するのが必要だという結論になります。
100切りまでのラウンド回数
つづいてラウンド回数を見ていきます。
こちらも練習量と同じく大事なデータとなりますね。
↓が100切りできている人のラウンド数です。
そして、こちらが100切りできていないゴルファーのラウンド数です。
こちらも練習量同様に差が表れる形となりました。
月2回以上のラウンドをしているゴルファーには100切りできている方が圧倒的に多くなっています。
100切りできていないゴルファーにはおそらくですが、ラウンド回数が年に1回や数回の方々もたくさんいるのでしょう。
そういう意味で言うとアンケートの回答欄をもう少し増やしておけばよかったな~と思っていますが、それでも傾向を見るには十分の内容でしたね。
100切りに必要な技術
次は技術的な話になります。
100切りをする上で一番重要だと考えているものを回答していただきました。
また、100を切れてない人には「今の自分に足りないものは何ですか?」という質問をしています。
ちなみに解答欄ですが
- ドライバーやティーショットのOBを減らす
- アイアンやウッドの精度を上げ、パーオン率を上げる
- アプローチやショートゲームを鍛える
- パターを強化し、3パットを減らす
- 自分の実力を理解したコースマネジメント
という項目でアンケートを取っています。
そして、回答結果がこちら
男性と女性で回答結果にばらつきがありますが、それでも一番多かったのが「ドライバーやティーショットのOBを減らすこと」でした。
ペナルティで2打罰がついてしまうOBは、やはり100切りの天敵みたいですね。
ちなみに私も100切りで一番大事なのはティーショットだと考えています。
パー3はグリーンに乗れば勝ちみたいなものですし、パー4でも残り100ヤードぐらいまでティーショットで持っていければゴルフがかなり楽になります。
別にフェアウェイを完璧にとらえる技術を求めているわけではなく、OBにならない範囲でそこそこ距離が出るドライバーが大事だと思いますね。
100切りに年齢は関係あるのか?
一応気になったので、年齢とスコアの関係もまとめてみました。
60歳以上のゴルファーを除いてはベストスコアが良くなるにつれて人数が減ってきています。
(ベストスコア60台に20歳代の突出がありますが、誤回答によるものです)
割合や分布にも年齢ごとによる差は見受けられないため、ゴルフをやる年齢がスコアに関係していることはなさそうです。
60歳以上の方のスコアがいいのは、定年されて時間がある⇒ラウンド回数が多い⇒スコアが良くなる、という流れだと思います。
練習内容
練習の内容についても大まかですが、統計を取っています。
以下は解答欄になります。
- スイング中の体の動き
- アドレス時のアライメント
- 打った後の球筋(出球の方向や曲がり具合)
- 若いお姉さん(かっこいいお兄さん)がいるかどうか
- ゴルフクラブの動き
一部ふざけた選択肢を入れてみましたが、みなさん真面目に答えてくれています(笑)
回答結果がこちらです。
男女を通して「スイング中の体の動き」が一番多く、「打った後の球筋(出球の方向や曲がり具合)」が2番目に多い結果となりました。
個人的にはもっと「スイング中の体の動き」がぶっちぎると思ってたんですが、球の動きもしっかり確認されてる人も多かったですね。
ちなみにですが、スコア別でも練習内容を比較してみました。
全体の割合とあまり変化ないような気もしますが、90台ゴルファーは体の動きよりも球筋を気にする方の方が多くなっています。
おそらく、このあたりからボールの曲げ方や上げ方、低い球で転がすなどのコントロールを意識されるということでしょうか。
逆に100以上のゴルファーはスイングがまだできていないこともあってか、体の動きを気にする方の割合が全体より多くなっています。
しかし、あまり体の動きばかり気にせず、90台ゴルファーのように球筋を中心に練習した方がいい気もします。
それ以外では70台ゴルファーはアドレスも結構気にされているのが面白いポイントですかね。
次回以降のアンケートではもっと細かく練習内容を調査する予定です。
ドライバーの平均飛距離
スコアと飛距離の関係がどうなっているのかを見ていこうと思います。
まずはこちらのドライバーの平均飛距離を見ます。
女性の場合はドライバーの平均飛距離が180ヤード以下の割合が多くなっています。
意外と200ヤード近く飛ばす人もそこそこいるのでびっくりしています。
男性の場合は180~240ヤードの割合が一番多くなっていますね。
たぶん、最高飛距離だとグンと数字が伸びると思いますけど、コンスタントに打てる飛距離だとこうやってバラツキが出てしまうのも納得です。
それではこちらもスコア別で見ていきます。
男性と女性のデータが混じってしまっているので少しわかりにくいんですが、スコアとドライバーの平均飛距離は関係がありました。
赤枠部分の220ヤードあたりから、100切れてる組(90台~60台)と切れてない組(100台と110以上)との差が表れているように思えます。
切れてる組と切れてない組の割合は同じ(むしろ切れてない組の方が多い)なので、単純な数字の比較でもわかる結果となっています。
ちなみにヘッドスピードが速ければ最高飛距離は伸ばせますが、ショットが安定しないと平均飛距離は伸びません。
そのショットの安定性がスコアにも関係していると結果の表れでしょう。
個人的にはドライバーで飛距離を稼げたぶん、残り(セカンドショット以降)がラクになりますので、それも100切りに関係していると考えています。
100切りまでの道のり まとめ
これまでいろんな側面から100切りを見てきました。
ある程度予想通りの部分もありましたし、そうでなかったところもあったと思います。
500人のゴルファーに聞いた100切りするのに必要なことは
- 100切りにゴルフ歴はあまり関係ない
- 練習は週2回以上が望ましい
- ラウンドは月2回以上が望ましい
- ドライバーを中心にOBを減らす練習を最優先
- 平均飛距離は飛ぶ方がスコアがいい
もちろん、100切りを目指す方の仕事や時間の都合により、ここまで練習量やラウンド数を稼ぐことは難しい場合があります。
ただ、目安としてこちらの調査結果を意識されることは非常に大事ですし、できるだけそれに近づけることが100切りへの道になります。
ゴルフの本当の面白さは100が切れるようになってからわかると私自身は考えています。
ですので、めげずにコツコツ練習を積み重ねて100が切れるように頑張りましょう。
クラウドワークスでアンケート
今回ゴルフに関するアンケートをとるために「クラウドワークス」というサービスを利用しています。
こちらは有料のアンケートサービスになりまして、今回のアンケートに関しては発注者である私がアンケート回答者に報酬を支払っています。
ワーカーの登録さえすれば、誰でもアンケートに答えることができますし、その他の副業を引き受けることも可能です。
今後もゴルフ関係のアンケートを取っていく予定ですので、興味がある方はこちらのページをチェックしてください。