ゴルフ初心者が”ラウンドする前に知っておきたい”ゴルフマナー31選

「今度初めてゴルフするんだけど、どういったところに注意すればいいのかな」
「一緒にラウンドする人に失礼のないようにしたい」

こんちには、FOLG編集部のミキです。

ゴルフは他のスポーツと比べると少し参加のハードルが高く、初めてプレーする場合など不安に思ってしまうことがよくあります。

「ちゃんとゴルフになるかな~?」
「周りに迷惑をかけないようにしたい」
「同伴者に嫌われたくない」

など、誰しもがこのようなことを考えます。


そして、だいたいの初心者ゴルファーは”もっとゴルフが上手くなってからラウンドデビューしなきゃいけない”という風に勘違いしがちです。

しかしながら「同伴者にどう思われるか?」という点に関していうと、実はゴルフの腕前ってあまり関係がありません。

むしろ、どれだけゴルフが上手かったとしても、

「周りに気遣いができなかったり」
「ゴルフのマナーが悪かったり」すると、

一瞬で嫌われてしまいます。

もちろん、ゴルフの腕前が良いに越したことはありませんが、それ以前に同伴者や周りのゴルファーはあなたの「ゴルフに対する姿勢や心構え」を見ています。

仮にゴルフがとても下手だったとしても、周りにしっかり気遣いができ、まじめにゴルフに取り組み、ゴルフのマナーをしっかり理解してプレーしていれば、「また一緒にラウンドしようよ」と声をかけてもらえます。



ゴルフのマナーに関しては覚えなければならないことは非常に多いです。

そして、マナーを解説したこの記事の文字数も非常に多くなっています。

しかし、ゴルフのマナーさえしっかり理解することができれば、


  • 営業の成功
  • 商談の成立
  • 共通の趣味の友達ができる

など、たくさんのメリットが生まれます。

長くなりますが、最後まで読み切ってどこにいっても恥ずかしくないゴルファーになりましょう。

この記事を書いた人

Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84

服装に関する2つのマナー

まずは服装に関するマナーからです。

ゴルフに限らず、身だしなみは非常に大事。

また、ゴルフは歴史が長く、伝統的に紳士・淑女のスポーツと認知されています。

昔から品位・品格を大事にされており、ゴルフ場のみならず各プレイヤーにも失礼のない(恥ずかしくない)格好が求められます。

①ラウンド時の服装マナー

一般的にラウンドするときの格好は


  • 帽子
  • ポロシャツ(えり付きのシャツ)
  • スラックス(チノパン)
  • ゴルフシューズ

という組み合わせが基本となります。

また、女性の場合も同様に


  • 帽子
  • ポロシャツ(えり付きのシャツ)
  • スカート(キュロット) or スラックス(チノパン)
  • ゴルフシューズ

という組み合わせがスタンダードです。

ちなみにスカートを履くことに抵抗がある場合は一度こちらの記事を読んでみてください。

ゴルフでスカートをはくメリットとインナーの必要性

②来場時の服装マナー

最近はスループレーが増加している影響もあり、ラウンドする時の格好のまま来場する機会が増えました。

そのため、昔に比べると来場時の服装に”うるさく”言われることは減りましたが、それでも知識としてしっかり押さえておくことは大切です。

また、会社や取引先などのコンペがある場合は、ある程度しっかりしたドレスコードで来場することをおすすめします。

来場時のドレスコードには


  • ジャケット
  • えり付きのシャツ
  • スラックス(GパンはNG)
  • シューズ(サンダルはNG)

という組み合わせ(またはスーツ)が無難です。

ちなみにこれ以外の細かい注意したいポイントなどはこちらの記事で詳しく解説しています。

ゴルフの服装マナー~ラウンドで恥をかかないためにチェックしておこう~

プレー進行に関する4つのマナー

ここからはプレーの進行に関するマナーを4つご紹介していきます。

プレーしている時間が一番長いですので、気が抜けて忘れないように注意しましょう。

①時間を守る

ゴルフにはあらかじめスタート時間が定められています。

そして、自分たちだけではなく、他のお客さんも枠ごとに決められた時間でプレーを開始します。

そのため、自分がスタート時間に遅れてしまうと同伴者だけではなく、後続のお客さんにも迷惑がかかることがあります。

基本的にはスタート予定時間の40分~1時間前ぐらいにはクラブハウスに到着し、受付を済ませておくことが望ましいです。

スタートまで時間が空くことになりますが、その時間を使って練習グリーンでパターの練習をしたり、練習場でショットの確認をするのがおすすめです。

また、ケガ防止のために準備運動をする時間に使ってもいいです。

いずれにしても、スタート時間の10~20分前にはティーグラウンドでショットができる状態にしておくことが大事ですね。

②ティーショットの邪魔をしない

朝一のティーショットはとても集中力が必要なもの。

ちょっとでも気を抜くと、とんでもないミスが出てしまうこともよくあります。

そのため、自分以外の人がティーショットをするときには、そのショットの邪魔にならないよう十分注意する必要があります。

具体的には


  1. 目標方向の視界に入る
  2. しゃべる
  3. 近くで素振りする
  4. 背後に立つ



などの行為は、ティーショットの邪魔になりえますので絶対にやらないようにしましょう。

また、迷惑をかけないようしたいのは同伴者に限らず、前の組にも同様です。

よく混んでいる時など、ティーグラウンドで前の組に追いつくことがありますが、「あまり近づきすぎず、大きな声でペチャクチャしゃべったりしない」ように注意が必要です。

③タバコやアルコール

タバコやアルコールなどの嗜好品(しこうひん)にも注意が必要です。

指定された場所以外での喫煙はNGですし、たまに見かけますが「タバコのポイ捨て」は悪質なマナー違反です。

基本的には灰皿が設置されているティーグラウンドや喫煙所でタバコを楽しむようにしてください。

また、ラウンド中のアルコールもゴルフの楽しみ方の一つですが、飲みすぎには注意しましょう。

アルコールには利尿効果がありますから、おしっこが我慢できずに立ち小便ばかりしていたら最悪です。

さらに、ゴルフ場には車で行くことが多いでしょうから、帰りに飲酒運転にならないよう、運転者がアルコールを飲むことは厳禁です。

④ケータイやスマホ

最近はゴルフスコアやコースナビをスマートフォンのアプリで管理することが多くなりました。

そのため、スマホがラウンドの必需品となりつつあります。

とはいえ、ラウンド中のスマホの使用には注意が必要です。

まず、同伴者がショットしている時の邪魔にならないよう、マナーモードや消音モードに設定しておきましょう。

よく着信音をばかみたいにでかい音でならしている人がいますが、はっきり言って迷惑です。

さらに、電話での会話もあまり大きい声でしゃべらないように注意が必要です。

ラウンド中のケータイマナーは、電車やバスの中のケータイマナーと非常に似ていますね。

スロープレーにしない6つのマナー

よくゴルフに関するアンケート調査やインタビューなどでトップ1・2を争うマナー違反が「スロープレー」になります。

スロープレーとはその名の通り、プレーが遅いことを指しています。

ゴルフではどこか一つの組でもプレーが遅れてしまうと、後続組すべてに影響を与えてしまします。

そのことをしっかり頭に叩き込みましょう。

スロープレーはほんとに害悪です。

同伴者や後続組、ゴルフ場のスタッフにも嫌われてしまいます。

そんなことにならないように、ここでは6つポイントをしっかりおさえましょう。

①ショット前の準備を早く

スロープレーの原因になる一番大きい理由の一つに、この「ショット前の準備がしっかりできていない」ことがあげられます。

例えば、

”セカンドショットを行うときに必要となる番手(クラブ)をちゃんと用意しておらず、慌ててカートまで取りに戻る、、、”

というような事例です。

基本的に同伴者がショットを行ったら、自分もすぐにショットできるようにすべての準備を終えておくことが望ましいです。

具体的には


  1. 距離の確認
  2. 番手の用意
  3. どこを狙うか?を決める


と言ったことを、自分の番が来るまでに終わらせておきます。

とはいえ、ロストボールの時やペナルティを受ける時など、準備に時間がかかってしまうこともゴルフではよくあります。

その場合は時間がかかっても仕方ありませんが、やはり準備を急ごうとしている姿勢がとても大事になります。

同伴者の皆さんは意外としっかり見ているものですよ。

②素振りを頑張らない

ゴルフはミスショットが多くなりますので、心理的に「ショットを失敗したくない」という思いが強くなります。

そのため、念入りに素振りを頑張るゴルファーを見かけますが、周りで見ている人は”ほんとにイライラする”ので、さっさとショットにうつりましょう。

ちなみに、ショットに関する時間の目安として「なんの障害もなく、プレーできる状態になってから40秒以内にショットする」のが求めらています。

40秒って意外と短いです。

そのため、2回も3回も念入りに素振りをやっている時間はありません。


  • 軽い素振りなら2~3回
  • 念入りに素振りするなら1回



このようにマイルールを決めておきましょう。

これ以上の素振りはやりすぎです。

③毎回カートに乗らない

ラウンドは移動距離が長いため、一般的にカートを利用して移動するものです。

とはいえ、カートに乗るより歩いた方が距離が近い場合はそのまま歩いていく方が絶対良いです。

たまにショットが終わると毎回カートに戻ろうとする人がいますが、それはかなりの時間ロスとなります。

自分のボールまで歩いて進み、カートは先に移動してもらいましょう。

必要なクラブは行った先で用意すればいいのです。
(残りの距離やライの確認をしてから番手も決めれますし、一石二鳥です)

④準備できた人から打つ

以前は


  1. ティーショット・・・オナーから
  2. セカンド以降・・・ピンまで遠い人から



という順番でショットをしていました。

ところがゴルフルールが改定され、準備ができた人からショットできるようになりました。

スロープレーの改善が目的のルール改正であるため、できるだけ意識してラウンドするようにしましょう。

ただし、昔からゴルフをやっていた人の中には自分の順番を飛ばされることがイヤな人もいますので注意が必要です。

明らかに準備が遅そうなら「先に打ちますね~」と一声かけてからショットするようにしましょう。

⑤同伴者のボールをチェックする

ショットを曲げた時にはボールを探すことがよくあります。

ボールを探している時間はプレーが遅れることになりますので、できるだけボールを探す時間は短くしたいところです。

競技ゴルフの場合はスコアで順位を競っているため、ルールぎりぎりまで探しても問題ありませんが、プライベートゴルフの場合はあきらめることも時には大事です。

また、自分のボールだけを探すのではなく、同伴者がミスショットした場合も”一緒にボールを探して”あげましょう。

そういった気遣いが全体のプレースピードを上げることになりますし、同伴者からの好感度もアップします。

⑥下手くそは走る

初心者ゴルファーなどはミスショットが多いため、ホールアウトするまでに時間がかかりがちです。

しかし、初心者が下手なのは当然ですし、ミスショットが出て打数が多くなってしまうことを気にする必要はありません。

それよりも大事なのはショットの合間時間を極力減らすことです。

具体的には


  • 自分のボールの位置までさっさと走る
  • 自分の番が来たらすぐ打てるように準備しておく
  • ショット用にクラブを数本用意しておく



といった行動が大事になります。

要するにショット以外の無駄な時間や無駄な行動を減らすことがとても大事になるわけです。

最初から完璧にできるわけではありませんが、”プレーを急ごうという意思や姿勢”がとても大事になります。

「めっちゃ叩いてるのにだらだらプレーしている」のは最悪ですので、こうならないように注意したいですね。

グリーンで注意したい6つのマナー

ここではグリーンに関わるマナーを6つ紹介しています。

グリーンの維持費はゴルフ場で一番大きくかかる経費です。

それぐらい精細で扱いの難しい芝ですので、できるだけ傷つけないように配慮しましょう。

①グリーンで走らない

グリーンはちょっとしたことで傷やへこみが入ります。

そのため、グリーン上で走ることはNGです。

芝は非常に短く刈られていますし、メンテナンスもかなり大変です。

グリーンを傷つけても誰も得をしないので、グリーン上は走らないように注意しましょう。

②他人のラインを踏まない

グリーンはカップという非常に小さな目標物にボールを狙う繊細な場所です。

そのため、ちょっとしたことでボールの転がりに大きな影響を与えます。

”足跡やごみがあった”ためにボールの転がりが変わってカップに入らなかった、、、ということもあります。

自分のラインなら自己責任で済みますが、同伴者のラインを踏むのは非常に失礼な行為です。

グリーン上のボールの位置やマーカーの位置を常にチェックし、けっして踏まないように注意しましょう。
(ただし、ご本人から「ラインを踏んでもいいよ」と言われた場合は大丈夫です)

③マーカーを使う

ボールがグリーンオンした場合は必ずマークしてボールをピックアップするようにしましょう。

ルール的に必ずしもマーカーをしなければならないことはないのですが、マナー的にもプレー的にも一度マーキングすることをおすすめしています。

ピックアップすることでボールの汚れを拭き取ることができますし、同伴者のパッティングの邪魔にもなりません。

ただし、ものすごい短いパットの場合はいちいちマーキングしないようにしましょう。
(スロープレーの原因となります)

カップ周りのマーカーはパッティングの邪魔になりますし、「お先です」と言って先にホールアウトするのがスマートです。

④ピッチマークを直す

アイアンショットがグリーンに着弾した場合、ピッチマークという凹みがグリーンにできてしまいます。

このピッチマークはパッティングの邪魔になりますので、できる限りピッチマークを直すようにしましょう。

ピッチマークはグリーンフォークやティーなどを使って直します。

コツとしては「ピッチマークの周りの地面を細かく刺しながら、中央に芝を寄せていく」イメージです。

ちなみにテコの原理で下から上に持ち上げるのは芝の根っこが切れてしまうのでNGです。

⑤フラッグやクラブはグリーンの外に置く

グリーンを傷つけないようにピンフラッグやクラブ、セルフスタンドバッグはグリーン外に置くようにしましょう。

たまに気にせずいろんなものをグリーンにおいている人を見かけますが、遠目から見ても印象が悪いので絶対にやらないようにしましょう。

ただし、ホールアウト後のクラブやセルフスタンドバッグの持ち忘れには注意が必要です。

⑥カップに注意

グリーン同様にカップも傷が入りやすいです。

特にカップインしたボールを取ろうとしたときに傷をつけてしまうパターンが多いです。

カップのふちが”えぐれたり”すると、パッティングに影響を与えてしまいますし、修復するのに手間もかかります。

できるだけやさしくカップインしたボールをピックアップしましょう。

ゴルフアイテムに関する3つのマナー

ラウンドするときに持っておくと便利なゴルフアイテムはたくさんあります。

しかし、その使い方やマナーを誤ってしまうと、他のゴルファーに迷惑をかけることがあります。

ここでは、ゴルフアイテムに関するマナーをチェックしましょう。

①ゴルフバッグのマナー

ゴルフバッグには着替えなどを収納するロッカーバッグ及び、小物などを収納する小さいサイズのカートバッグがあります。

これらは荷物を運んだりするのにとても便利ですが、使う際は置き場所に注意しましょう。

足元など、人が通る通路に置いたりするのは見栄え的にも、マナー的にもあまりよろしくありません。

また、カートバッグはカートの荷物置き場が限られているので、カートバッグ以外の荷物をできるだけ減らすようにしましょう。

基本的にボールや小物類はカートバッグにできるだけ収納しておくのがマナーです。

*ゴルフバッグの使い方に関してはこちらの記事で詳細に解説しています。

ゴルフトートバッグの使い方やマナー~ラウンドの荷物をすっきりさせるゴルフアイテム~

②セルフスタンドバッグの置き方

クラブを複数本入れたりするのに便利なのが、セルフスタンドバッグです。

特にグリーン周りなどでは重宝するゴルフアイテムですね。

スロープレーの改善になるので個人的には推奨しているゴルフアイテムですが、使い方を誤ると同伴者に大きいな迷惑をかけてしまいます。

特に置き場所には注意が必要で

  • グリーンに置く
  • カート後部座席の手すりに引っ掛ける
  • カートのかごに引っ掛ける

などは、やってしまいがちなマナー違反ですので注意しましょう。

*おすすめの使い方やスマートな置き方についてはこちらの記事で解説しています。

セルフスタンドバッグの誰にも迷惑をかけない置き方や使い方のマナー

③キャディバッグの収納と名前

キャディバッグはラウンドするときの必需品ですが、注意ポイントはいくつかあります。

まず、キャディバッグへクラブや練習器具を詰め込みすぎないように注意しましょう。

バッグがとても重くなって、ゴルフ場スタッフさんに迷惑がかかります。

そして、キャディバッグには必ず持ち主の名前がわかるネームプレートを付けるようにしましょう。

付けていないと、スタッフさんがキャディバッグの管理ができず、本当に迷惑がかかってしまいます。

ネームプレートのつけ忘れは、ラウンドデビューするときの初心者に多いので、特に注意していただきたいです。

*キャディバッグのマナーについて

キャディバッグおすすめ30選~選び方やマナーもチェック~

*ネームプレートのおすすめ

ゴルフネームプレートおすすめ20選~マナーを守ってバッグをカッコよく~

バンカーで気を付けたい2つのマナー

ここからはバンカーで気を付けたいマナーをご紹介しています。

狙ってバンカーに入れる人はいませんが、なぜか吸い込まれるように入ってしまうのがバンカーの恐ろしいところ。

ショットする機会は少ないと思いますが、バンカーのマナーにも気を付けましょう。

①バンカーへの入り方

バンカーは自分のボールがある位置へ”一番近くて低いところ”から入るようにしましょう。

このようにすることでバンカーが崩れにくいですし、ショットした後にならすのもラクになります。

そして、バンカーから出る時も入ってきたルートを通って出るようにしましょう。

極力バンカーを荒らさないようにする意識が大事です。

②レーキを使ってならす

バンカー

バンカーショットした後はレーキを使ってバンカーをならしましょう。

ちなみにカギ爪部分と平らな部分を交互に使った方がうまくならせます。

そして、バンカーに入るときにレーキも一緒に持っていくようにしましょう。

ショットした後、戻りながらならすことができるからです。

使い終わったレーキはバンカー周りに置いておくのがベスト。

事故防止に大切な5つのマナー

ゴルフ場はどんな方向からゴルフボールが飛んでくるかわかりません。

そのため、自分の身を守るため・相手を傷つけないためにも、しっかり事故防止のマナーを意識しましょう。

①素振りの場所を考える

ショット前や準備運動の素振りは非常に大事です。

自分自身のケガ防止にもなります。

しかし、素振りは周りに誰もいないところでやるようにしましょう。

特にカート道路は通行の邪魔になったりしますので注意が必要です。

②ショットする人の前に行かない

「これからショットします!」と準備している人の前を通るのはやめましょう。

少し遠回りになってでも、背後を通過するようにしたいです。

明らかにショットの準備ができていない場合は大丈夫ですが、ショットのルーティン中に前を通られるのは”プレー進行の妨げ”にもなります。

また、ショットする人より前に居るとボールが飛んでくる危険性があります。

プレー進行を意識するとやってしまいがちなので注意しましょう。

③前の組に打ち込まない

前の組がいるのにティーショットやセカンドショットを打ち込んではいけません。

当たり前の話ですが、フォローの風が強く吹いている時にやってしまいがちです。

また、前が確認しにくいブランドホールでも注意が必要です。

カートナビやランプ、カメラなどで前の組のカートをしっかりチェックしましょう。

④OBや大きく曲げた時は「ファー!!」

ミスショットはゴルフにつきものですが、大きく左右に曲げた時は危険を知らせる「ファー!!」がとても大事です。

万が一、打ち込んでしまった場合でも「ファー!!」と叫んだかどうかでかなり印象も変わります。

そのため、大きく曲げた時はたとえ誰もいなかったとしても、普段から「ファー!!」と大きく叫ぶクセをつけておくことが大事です。

初心者の場合は曲げる機会が多いと思いますので、元気いっぱい「ファー!!」と叫びましょう。

⑤帽子を着用する

ラウンド中の帽子は頭を保護するのに非常に有用です。

ルール的に着用の義務はありませんが、極力つけていた方がいいのは間違いありません。

暑さ・紫外線対策にもなりますので、似合うゴルフ帽子を見つけましょう。

ちなみにゴルフ帽子の種類はこちらの記事で解説しています。

ラウンド中の頭を保護する!ゴルフ帽子の種類とメリット、マナーについて

できるとグッドな3つマナー

必ずしもやる必要はありませんが、できるとグッドなマナーをご紹介しています。

①目土をする

ショットをした後のくぼみやへこみのことをディボットと言いますが、そのディボットを砂で埋めるのを目土と言います。

目土することで芝の回復が早くなる効果があるため、自分が大ダフリした時などはカートから目土袋を持ってくるようにしましょう。

注意ポイントは”ディボットに入れた砂を足で踏み固めない”ことです。

それをやってしまうと空気の通り道が無くなり、芝の根っこが枯れてしまい、逆効果となってしまうためです。

②同伴者のスコアを記録する

同伴者のスコアもできるだけ記録するようにしましょう。

特にコンペや競技ゴルフなどでは絶対に記録しないといけません。

また、それぞれがお互いのスコアを記録することで、スコアの数え間違いなどを防止することができます。

とはいえ、最近はカートナビにスコアを記録することも多くなっていますので、あまり紙のスコアカードに手書きする機会は減りましたね。

そもそも「スコアの数え方がよくわからない」という人はこちら

慣れると簡単!ゴルフスコアの数え方~数え間違わないコツを伝授~

ちなみにスマホのアプリにスコアを記録するのもおすすめですよ。

楽天GORA・楽天ゴルフスコアアプリ使い方まとめ

【徹底解説】GDOゴルフスコアアプリの使い方やGDOで予約する方法

③ゴルファー保険に入る

初心者ゴルファーはあまりなじみがないかもしれませんが、ゴルファー保険に入っておくのも非常におすすめです。

自分がケガをした場合はもちろん、相手にケガさせてしまった場合やクラブが破損した場合に保険料がおります。

万が一の時には大きな金額が必要となってしまいますので、保険に入っていると安心です。

ちなみに、自分のケガやクラブ破損の保証が要らない場合は”少し保険料が安い個人賠償保険に入る”という手もあります。

まとめ

ここまでゴルフに関する様々なマナーを解説してきました。

ゴルフは始めるのに少しばかりハードルが高いからこそ、そこを乗り越えた時にいろいろなリターンがあります。

もちろん、純粋にゴルフを楽しんでいただきたい気持ちももちろんありますが、ゴルフが仕事の営業や商売と密接な関係にあるのもまた事実です。

プレーの上手い下手に関わらず、これまで紹介してきたゴルフマナーは非常に大事です。

いきなりすべてを完璧にこなすのは難しいですが、ラウンドごとにしっかりチェックしながら、この記事を何度も読んで徐々にマナーを覚えていきましょう。