「ゴルフスコアの数え方がよくわからない」
「今度のラウンドがとても不安」
こんにちは、FOLG編集部のミキです。
ゴルフは基本的にセルフジャッジで行うスポーツです。
そのため、ラウンドのスコアはきっちり自分で数えて記録するのがマナー。
ゴルフに慣れると当たり前のようにできてきますが、初心者ゴルファーにはこのスコアを正しく数えることが非常に難しいです。
もちろん同伴者やキャディーさんからアドバイスをもらうことは可能ですが、できれば自分でしっかりスコアを数えきりたいところ。
しかし、初心者ゴルファーの場合はミスショットも多く、スコアを数えることに気が回らないことも多々あります。
最初は難しいと思いますが、それでもチャレンジし続けることが大切です。
また、現場でいちいち頭を使わなくていいように、あらかじめスコアの数え方を予習しておきましょう。
いきなり完璧になるわけではありませんが、それでも少しづつ数え方のルールを覚えていくのが大事です。
ある程度コツをつかめばそんなに難しいものではありませんので、あきらめずに頑張っていきましょう。
Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84
ゴルフスコア 数え方のルール
まず、基本的なスコアの数え方を覚えていきましょう。
特に初心者の方は勘違いしている部分があると思うので、しっかりチェックしてください。
ゴルフは結果(スコア)がとても大事なスポーツです。
そして、実力が反映されているのがスコアとも言えます。
まず超初心者から脱出するためにも正しいスコアを記録できるように頑張っていきましょう。
ストロークを基準とする
ゴルフのスコアは基本的にストロークを基準に数えていきます。
ここでいうストロークとは「ボールを打とうとするスイング」のことを指しています。
そのため、たとえボールが全く動かなかったとしても空振りしてしまった場合は1ストロークというように数えなければなりません。
逆にボールを打つ前の素振りなどはストロークにカウントしません。
また、素振りの際の風圧や振動などでティーアップしたボールが落ちたりすることもありますが、この場合はストロークしていませんので1打にカウントしなくて大丈夫です。
ところで素振りと空振り(ストローク)の違いというのは「球を打つ意志があったかどうか」という違いだけです。
ですから、実際は空振りで1ストロークだったとしても、素振りだったという風にごまかすことも可能です。
しかし、それをやってしまうと同伴者に白い目で見られますし、なによりゴルファーとしてとてもカッコ悪いです。
さらに自分の中での成長がありません。
空振りしたときはしっかりスコアをカウントするように心がけましょう。
*同伴者にごまかしたように思われるのも嫌ですので、できるだけ素振りをするときは自分のボールから離れた位置でやるようにしましょう。
(あと、人の近くで素振りしないようにしてください)
OB時の数え方
初心者ゴルファーが一番混乱するのがOBになった時の数え方です。
よくあるシチュエーションですので、数え間違えないようにしましょう。
まず、ゴルフコースの中には白い杭で区切られているところがあり、それを超えると紛失球という扱いになります。
いわゆるOB(アウトオブバウンス)という扱いになり、ペナルティの対象となります。
そして、OBの場合はたとえボールが打てる位置にあったとしても、ペナルティを受けることに注意が必要です。
(ちなみにロストボール(球を見失った)の場合でも、OBと同様のペナルティ)
OBやロストボールによる打ち直しの場合は、「打ち直すストローク数+1打」をペナルティとして、スコアをカウントします。
例を入れて説明すると、
- ティーショットでOB(これが1打目)
- 打ち直し(2回目のストローク+ペナルティ1打で3打目となる)
- 打ったボールがある地点から4打目
というイメージです。
よくゴルフ場にはローカルルールでプレーイング4(前進4打)というものがあります。
これは②を省略して、③のシチュエーションから始めているようなイメージです。
(ゴルフ場がスムーズな進行を目的として設置しています)
このプレ4は必ずしも使う必要はなく、通常通りティーショットの打ち直しをしてもかまいません。
あくまでゴルファーへの救済措置として、ゴルフ場がローカルで設けているルールになります。
ちなみにこれがなかった場合には打ち直しの第3打がまたOBになる(この場合の打ち直しが5打目になります)、、、っていうこともよくあります。
これだと狭いホールでは一向に組が進まないっていう事態になりかねませんね。
そういう状況を防ぐためにプレ4は存在しているのですが、プロの試合や競技ゴルフではこのプレ4を利用することはできませんので注意が必要です。
レッドペナルティエリア(ハザード)
OBの場合とよく似ており、よく勘違いされるのがこのレッドペナルティエリアに入った時の数え方です。
基本的に赤い杭で区別されているエリアのことをレッドペナルティエリアと呼んでいます。
一番わかりやすいのが池や川の赤杭になりますね。
そして、こちらの場合はOBの白杭と違い、球が打てるのであればそのまま打っていいというルールがあります。
ただし、大体の場合は足場が悪かったり、ライがめちゃくちゃだったり(石が転がっているなど)、または池や川の中にボールがあったりすることがほとんどです。
そういうシチュエーションではまともにボールを打つことができないため、ペナルティを受けて救済することもできます。
この救済は「ボールが赤杭エリアを横切った場所から、ホール(ピン)に近づかない範囲で2クラブレングス(基本的にドライバー2本分)の範囲に膝からボールをドロップする」という方式になります。
また、最初に打った場所から打ち直すことも可能になっています。
こちらもOB同様に+1打のペナルティとなりますが、”前にドロップした場合でも同じ打数”になるのがOBと全く違う部分になります。
(プレー4は4打目になりますが、池ポチャは前から3打目で打てるっていうイメージになります)
あるがままにプレーする
ラウンド中は基本的に自然なままでプレーするのが原則です。
そのため、スイングの邪魔になるからと言って木の枝や葉っぱを取り除くことはできません。
ただし、ボールの邪魔をしている落ち葉や落下した枝を取り除くことは可能です。
落ち葉や枝を取り除くときにボールを動かしてしまうと1打罰のペナルティになってしまうので注意が必要です。
ところで、あるがままにプレーしなければいけないのはあくまで自然物に限られます。
そのため、ネットやスプリンクラー、排水溝のグレーチングなど、スイングの邪魔になる障害物がある場合はノーペナルティでボールを動かすことが可能です。
また、ショットする際にヤード杭や赤杭が邪魔な場合も取り除いて(一時的に動かして)プレーすることもできます。
ただし、OBエリアを示す白杭だけは動かすことができません。
動かしてしまった場合はペナルティを受けますので注意しましょう。
細かいルールはラウンドしながら覚える
ゴルフでは基本的にストロークした回数がそのままスコアになります。
そして、これまで紹介したペナルティが、打数にプラスαされるイメージです。
また、ペナルティにはこれ以外にも
- バンカーでソール(クラブを地面につけてはいけない)する
- 他人のボールを打つ(誤球)
- ティーショットで出べそ
など、もっと細かくてややこしいペナルティなども存在します。
しかしながら、これらは注意していながらプレーしているとそうそう遭遇しないシチュエーションです。
そのため、あまり積極的に覚える必要はなく、OBやレッドペナルティの数え方をしっかり覚えておきましょう。
スコアカウンターを使うのもあり
基本的にパーやボギー、ダブルボギーぐらいで回る分には必要ないと思いますが、トリプルボギー(+3)やダブルパー(+4)、またはそれ以上のスコアを出してしまいそうな場合は、スコアカウンターという補助アイテムを使用しましょう。
特にミスショットしたりすると、いろいろとテンパってスコアが記憶から飛んでいくこともあります。
冷静に思い出せないこともあるので、スコアカウンターでいちいちカウントするような癖をつけましょう。
スコアカウンターにもいろいろなタイプのものがありますが、あらかじめ準備していて損をすることはありません。
これからゴルフを始める場合や近々ラウンドに行く予定がある場合は一度チェックしてみましょう。
ちなみにおすすめのスコアカウンターはこちらにまとめています。
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スコアの数え方まとめ
これまでゴルフスコアの数え方に関する情報をお届けしてきました。
覚えておきたいポイントとしては
- ゴルフスコアはしっかり自分で数える
- 空振りは1打にカウント
- 素振りはボールの近くでやらない
- OBは打ち直し+1打のペナルティ
- ハザードは前に進んでから打ち直せる
- ハザードはそのまま打てるなら打っていい
- バンカーにソールするとペナルティ
- 自信がないならスコアカウンターを使え
となります。
実はこれ以外にもゴルフにはスコアに関する細かいルールがありますが、なかなか遭遇しないシチュエーションの場合が多いので、あまり気にする必要はありません。
基本的な数え方をマスターする方が明らかに重要です。
少し大変かもしれませんが、頑張ってスマートなゴルフラウンドを目指しましょう。