「朝一のティーショットが不安」
「振っても曲がらないドライバーが欲しい」
こんにちは、FOLG編集部のミキです。
ドライバーと曲がりは切っても切れない関係にあります。
そもそも長いクラブの方がコントロールが難しく、ヘッドスピードも上がるため、ちょっとしたミスが大きな曲がりにつながることもめずらしくありません。
とはいえ、ドライバーショットを曲げずに飛距離を稼ぐことができれば、大幅にスコアを縮めることも可能です。
なぜなら、私自身が「ティーショットのOBが減らした」ことにより、100切り90切りできた経験があるためです。
「ドライバーを曲がらないようにしっかり練習する」ことももちろん大切です。
しかし、仕事などで忙しいアマチュアゴルファーにはそんな練習をする時間なんてありません。
実は練習をそんなに頑張らなくてもドライバーの曲がりを減らす方法はあります。
それはいたってシンプルなんですが、自分に合う曲がりにくいドライバーを積極的に使う（探す）ことです。
Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84
曲がらないドライバーの選び方
ここでは曲がりにくい直進性が高いドライバーを選ぶ方法を解説しています。
ドライバーが曲がる原因
まず、ドライバーが曲がる（球が散る）原因は大きく分けて３つ存在します。
- クラブ軌道の問題（フェーストゥパス）
- インパクト時のフェースの向き
- フェースのどの位置にボールが当たるか（打点）
このうち①のクラブパスはスイングの技術的な問題であり、クラブ選びで対応するのがとても難しいです。
そのため、修正するには大幅なスイング改造や練習が必要であることを覚えておきましょう。
そして、自分の球が曲がっている原因が①に該当していないかチェックすることはとても大事です。
クラブパスが表示されるシミュレーターなど計測器を使ってチェックするのがおすすめです。
何とか修正したい場合は時間がかかりますが、自分で動画を撮影して練習したり、第3者にレッスンしてもらうのがおすすめです。
＊クラブパスの話は別記事で解説しています。
ゴルフボールが飛ぶ方向や曲がり方を解説～スライス・フックの原因がわかる～
一方、②のフェースの向きや③の打点による曲がりは、ドライバー選びで曲がりの影響を小さくすることが可能です。
打点とフェース面のブレ
インパクトではゴルフボールとフェース面が衝突することでボールがしっかり飛んでいきます。
衝突のエネルギーは非常に大きく、ボールにかかるエネルギーと同じ量がフェース面にもかかってきます。
ボールがドライバーヘッドの重心（芯）近くにヒットすればあまり影響はないのですが、たいていのアマチュアゴルファーは打点が大きくずれてしまいがちです。
そして、打点が重心から遠くなればなるほど、インパクト時の衝突エネルギーにフェース側が耐えられなくなり、右や左にフェースが向いてしまいます。
それが➁と③の曲がりの原因となるわけです。
ゴルフボールの飛球方向はインパクト時のフェース向きで決まっており、
- トー側にインパクト・・・フェースが開き、フック回転
- ヒール側にインパクト・・・フェースが閉じ、スライス回転
という関係性があります。
詳しくはギア効果について解説した記事がありますので、そちらを参照してください。
ギア効果がゴルフボールに与える影響～原理をしればミスショットを減らせる～
慣性モーメントが大きいドライバー
打点のズレによる曲がりを抑えるには慣性モーメントが高いドライバーを使うことがおすすめです。
物体は一度動き出すとその方向に動き続けようとしますが、その現象を慣性の法則と言います。
慣性モーメントとはいわゆる「慣性の力の大きさ」を表している数値であり、この数値が大きければ大きいほどブレにくいヘッドだと言えます。
つまり、慣性の力がでかいほど、ボールにぶつかったとしても、フェースの開閉が抑えられるわけですね。
また、フェースの開閉がおさまると、それに合わせてフックやスライスのサイドスピンも小さくなります。
そのため、2重の意味で曲がりを抑えることができるわけです。
ちなみにですが、ドライバーの慣性モーメントを大きくするためにはヘッドの体積及び重量配分が大事になってきます。
- ヘッド容量が大きい
- 真ん中（重心周り）が軽量で、外周が重い
というドライバーの方が、慣性モーメントが大きくなりやすいです。
あまり気にする必要がない部分かもしれませんが、ドライバーのスペックを見る際に覚えておきましょう。
曲がらないドライバーは基本的に慣性モーメントが大きいことが特徴です。
キャロウェイのAiスモークシリーズのような例外もありますが、慣性モーメントの大きさをアピールしているドライバーをチョイスしましょう。
曲がらないドライバーおすすめ11選
ここではおすすめの曲がらないドライバーを11種類ご紹介しています。
基本的にこちらで紹介しているものは各メーカーが展開している高慣性モーメントドライバーになります。
それぞれ細かい特徴の違いはありますが、どれも打ちやすいドライバーが揃っています。
テイラーメイド Qi10 MAX
テイラーメイドの最新ドライバーがQi10シリーズです。
話題となったカーボンフェースの3代目であり、重量配分が工夫されて慣性モーメントが過去最高レベルまで上昇しています。
Qi10 MAXはシリーズの中でも最高の慣性モーメント及び、縦と横方向の慣性モーメントが10,000kg・m2超えているのが特徴です。
また、カーボンフェースには打点のズレに合わせてフェース面の向きが微調整されているツイストフェースが健在。
高い慣性モーメント及びツイストフェースのおかげでテイラーメイドで最も曲がらないドライバーが完成しています。
Qi10シリーズの詳細は「Qi10ドライバーの評価～テイラーメイドの鬼慣性モーメントドライバー～」で解説しています。
| Qi10 MAXドライバー | |
|---|---|
| 定価 | 95,700円 税込 |
| 発売日 | 2024/02/02 |
| 参考価格 | 68,000円 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| 長さ | 45.25インチ |
| フレックス | S/SR/R |
| ロフト角 | 9.5/10.5/12 |
| ライ角 | 58 (STD) – 62 (UPRT) |
| バランス | D3~D3.5 |
キャロウェイ パラダイムAiスモーク MAX
キャロウェイの最新ドライバーがパラダイムAiスモークシリーズです。
前作のパラダイムからフェース面の構造が大きく進化したのがこのシリーズの特徴です。
慣性モーメント自体は他社メーカーに比べると大きくありませんが、Aiが設計したフェース面が曲がらないと評判です。
MAXはシリーズの中でも慣性モーメントが大きい方ですが、ヘッドの操作性も非常に高く、振り抜きの良さもかなり良いです。
個人的には一番おすすめなドライバーですので、迷った場合はまずチェックしてみてくださいね。
| パラダイムAiスモーク MAX | |
|---|---|
| 定価 | 96,800円 税込 |
| 発売日 | 2024/2/2 |
| 参考価格 | 71,000円 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| 長さ | 45.5インチ |
| フレックス | S/SR/R |
| ロフト角 | 9.5/10.5 |
| ライ角 | 58 |
| バランス | D3 |
ピン G430 10K
ピンのドライバー最新モデルです。
テイラーメイドのQi10シリーズと同時期に発売が開始され、こちらも慣性モーメントが10,000kg・m2超えることが話題となりました。
もともとピンのドライバーは慣性モーメントが高く、直進性が高いことで有名でしたが、ここにきて過去最高レベルのドライバーが登場しました。
Qi10と違い、こちらはチタンフェースになりますので、カーボンの打感が苦手な人はこちらのドライバーがおすすめです。
ただし、値段はG430 10Kの方が高いので注意。
【ピンゴルフ】G430 MAX/MAX 10Kドライバー評価・口コミまとめ
| G430 MAX 10K ドライバー | |
|---|---|
| 定価 | 104,500円 税込 |
| 発売日 | 2024/2/8 |
| 参考価格 | 84,800円 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| 総重量 | 297~307g |
| 長さ | 45.75インチ |
| フレックス | S/SR/R |
| ロフト角 | 9.5/10.5/12 |
| ライ角 | 59.5 |
| バランス | D2 |
ブリヂストン B3 MAX
ブリヂストンのBシリーズ最新ドライバーです。
高慣性モーメントタイプのドライバーで、総重量が少し軽いのが特徴です。
初心者ゴルファーやシニア世代にもおすすめのドライバー。
捕まりの良いMAX Dもラインナップされています。
【ブリヂストン】B3 MAX ドライバー 評価・口コミまとめ
| B3 MAX ドライバー | |
|---|---|
| 定価 | 99,000円 税込 |
| 発売日 | 2024/4/5 |
| 参考価格 | 78,000円 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| 総重量 | 284~291g |
| 長さ | 45.5インチ |
| フレックス | S/SR/R |
| ロフト角 | 9/10.5 |
| ライ角 | 59 |
| バランス | D2 |
ミズノ ST-MAX 230
ミズノのST 230シリーズの最新作です。
ST-X 230よりドローバイアスが抑えられ、球が上げやすい設計となっています。
慣性モーメントを上げつつ、高いボール初速を追い求めたドライバー。
フェースの裏面にある鉄芯“ステンレス”がボールの衝撃を吸収し、さらに自身の慣性でボールスピードを増幅させます。
曲げを抑えつつ、しっかり距離を狙いたいゴルファーにおすすめです。
| ST-MAX230 | |
|---|---|
| 定価 | 81,400円 税込 |
| 発売日 | 2024/3/8 |
| 参考価格 | 70,000円 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| ロフト角 | 10.5 |
| フレックス | S/SR/R |
| ライ角 | 59 |
| 長さ | 45.75インチ |
| 総重量 | 297~299g |
| シャフト重量 | 55/53/51 |
| バランス | D2 |
プロギア RS MAX
RS MAXはプロギアの最新ドライバーになります。
シリーズ最高の慣性モーメントに加え、ルールギリギリまで攻めた反発性能がウリのドライバーです。
特にフェースセンターの肉厚を薄くしており、トランポリン効果でボール初速が最大限まで上昇します。
高慣性モーメントで曲がりを抑えつつ、一発の飛びを狙いたいゴルファーにおすすめです。
ちなみに純正シャフトはTENSEI™ FOR PRGR及びDiamana™ FOR PRGRの2種類です。
ヘッドスピードが速い人はテンセイ、遅めの人や軽い方がいい場合はディアマナがおすすめです。
| RS MAX | |
|---|---|
| 定価 | 93,500円 税込 |
| 発売日 | 2024/7/12 |
| 参考価格 | 75,000円 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| ロフト角 | 9.5/10.5 |
| フレックス | S/SR/R |
| ライ角 | 58 |
| 長さ | 45.5インチ |
| 総重量 | 298~308g |
| シャフト重量 | 44~53g |
| バランス | D2/D2.5 |
オノフ AKA 2024年モデル
高い直進性で人気のオノフ。
その最新モデルがAKAの2024年モデルになります。
広いスイートスポット（芯）が特徴のドライバーで、多少打点がズレてもヘッド全くブレません。
「特に操作せずオートマチックに打ちたい」
「何も考えずにまっすぐ飛ばしたい」
ゴルファーにおすすめです。
| オノフ AKA 2024 | |
|---|---|
| 定価 | 102,300円 税込 |
| 発売日 | 2024/3/1 |
| 参考価格 | 85,000円 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| ロフト角 | 10.5/11.5 |
| フレックス | R2/R/SR/S |
| ライ角 | 61 |
| 長さ | 45.5インチ |
| 総重量 | 289~301g |
| シャフト重量 | 41~52g |
| バランス | C6~D1 |
ヤマハ RMX VD/X ドライバー
ヤマハのリミックスシリーズ最新モデルです。
VD/Xがシリーズでは一番慣性モーメントが大きく、直進性の高いドライバーになっています。
配置を最適化された4か所のウエイトが慣性モーメントをマックスに。
また、プレイヤーに合わせた最適な弾道に調整してくれます。
| RMX VD/X ドライバー | |
|---|---|
| 定価 | 92,400円 税込 |
| 発売日 | 2023/10/6 |
| 参考価格 | 58,800円 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| 長さ | 45.5インチ |
| フレックス | S/SR/R |
| ロフト角 | 9.5/10.5 |
| ライ角 | 58-61(可変式） |
| バランス | D3 |
コブラ ダークスピードMAX
コブラのドライバーは飛距離性能追求型です。
前作のエアロジェットは少々扱いが難しいドライバーでしたが、今作のダークスピードは比較的易しいドライバーになっています。
他社の高慣性モーメントドライバーの比べると、ミスヒットには敏感ですが、飛距離性能はピカ一です。
飛距離性能を追い求めつつ、曲がらないドライバーを試したい人におすすめ。
| ダークスピードMAX ドライバー | |
|---|---|
| 定価 | 86,900円 税込 |
| 発売日 | 2024/3/9 |
| 参考価格 | 78,000円 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| 総重量 | – |
| 長さ | 45.75インチ |
| フレックス | S/SR/R |
| ロフト角 | 9/10.5/12 |
| ライ角 | 58.2~60.8/59.2~61.8 |
| バランス | D1/D1.5 |
ゼクシオ エックス2023年モデル
ゼクシオ エックスの最新モデルです。
13よりもしっかり振れる人、力のある人向けのドライバーとなっています。
オノフ同様にスイートエリアの広さが特徴であり、高い飛距離性能も備わっています。
ゼクシオ13のイメージがありますので意外と目立たないですが、バランスの良いドライバーです。
【ダンロップ】ゼクシオ13/エックス アイアン 評価・口コミまとめ
| ゼクシオ X-eks- | |
|---|---|
| 定価 | 92,400円 税込 |
| 発売日 | 2023/12/9 |
| 参考価格 | 83,000円 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| 長さ | 45.25インチ |
| フレックス | S/SR |
| ロフト角 | 9.5/10.5 |
| ライ角 | 59 |
| バランス | D3 |
ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II
少し発売から時期は経っていますが、スリクソン ZX5マーク2もおすすめです。
直進性が高いですが、そこまで捕まるわけではなく、バランスのよいドライバーになっています。
値段も他のモデルに比べると安いですので、費用を抑えたい人におすすめです。
ZX5 MK2 ドライバー試打・評価～スリクソン史上最高の飛距離！！～
| ZX5 MK2ドライバー | |
|---|---|
| 参考価格 | 50,000円 |
| 発売日 | 2022/11/19 |
| 定価 | 79,200円 |
| ロフト | 9.5/10.5 |
| ヘッド体積 | 460cc |
| フレックス | S/SR |
