こんちには、FOLG編集部の中村聖子です。
ゴルフは開放的な自然の中で優雅にプレーできる非常に楽しいスポーツ。
一度ゴルフにハマってしまうとなかなかやめられませんよね?
しかし、ゴルフは屋外で行うスポーツである以上、日焼けのリスクが常にあります。
特に日差しが強い夏場などでは、細かく注意しないとすぐに全身が日焼けしてしまいます。
(男性の場合でも日焼け後のヒリヒリに苦労した経験はありますよね?)
この記事ではそんなゴルフの日焼け防止に関する情報をまとめています。
まず日焼けのリスクをおさらいし、ラウンド中に日焼けしないための9つの方法をご紹介します。
中村聖子/FOLG編集部
経理部の女子ゴルファー。
職場で誘われゴルフを始める。ゴルフ歴13年。
日焼けのリスク
ここでは日焼によるリスクを解説しています。
「そんなことは知っている」と思う項目もあるかもしれませんが、おさらいの意味も込めてしっかりチェックしておきましょう。
たかが日焼けと馬鹿にできないことがたくさんありますよ。
シミ
まずお肌の影響で気になるのがシミです。
シミの生成には紫外線が大きく影響しています。
太陽光に含まれる紫外線にはA波とB波の2種類ありますが、B波は皮膚の表面である表皮に作用します。
この時、肌はメラニン色素を作り紫外線を防御しますが、紫外線を浴び過ぎるとそのメラニンが過剰に出てしまいます。
過剰に出たメラニン色素は皮膚の表面に残り続けるため、黒いシミが皮膚の表面にできるわけですね。
ちなみに日焼けした肌はターンオーバー(肌の生まれかわり)で元の状態に戻ろうとしますが、ターンオーバーが完了するには一定時間待たなくてはなりません。
ターンオーバーは加齢や生活習慣の乱れ、不適切なスキンケアが原因で遅れてしまうこともよくあります。
そして、ターンオーバーが遅れてしまうと、メラニンが溜まりやすくなってしまいますのでご注意を。
紫外線を浴びてすぐにシミができるわけではありませんが、じわじわとメラニン色素が積み重なり、ある日突然シミが現れてショックを受けるのが現実です。
現れてからではもう手遅れですので普段の生活から予防することがとても大切ですよ。
しわ
しわは年齢を重ねていくと自然とできてしまうものですが、お肌に紫外線のダメージがあると年齢の割にしわが多くなってしまいます。
紫外線A波が肌の奥深くまで到達し、肌のハリやうるおいを守るコラーゲン・エラスチンなどの組織を破壊します。
そのダメージが徐々に溜まっていき、保湿機能などを低下させてしまいます。
それに加え、紫外線を浴びた肌は水分が奪われ乾燥します。
そのため、ぴんと張っていた肌のハリも支えられなくなりシワの原因となってしまいます。
また、乾燥した肌は外的刺激からのダメージを受けやすくなります。
紫外線の影響以外でも、肌の弾力低下・シワやたるみが助長してしまいますので注意しましょう。
皮膚がん
すぐに影響があるわけではありませんが、長期間にわたり紫外線を浴び続けるのは皮膚がんのリスクを増加させてしまいます。
お肌は直接紫外線を浴びることによって、皮膚の細胞にあるDNAに傷がついてしまいます。
その傷ついたDNAは修復されますが、長年にわたり繰り返し傷つけられているうちに、修復間違い(突然変異)が起こる可能性があります。
がん細胞とはその突然変異で生まれる細胞であり、悪性の腫瘍を作る原因となってしまいます。
紫外線を浴び続けることが必ずしも皮膚がんにつながるわけではありませんが、予防しておくことに越したことはありません。
目の病気
肌と同じように目は外部にさらされて無防備なため、紫外線のダメージを受けやすいです。
そして、ダメージを受け続ければそれは蓄積されていき、ついには目の細胞を破壊してしまいます。
紫外線が引き起こす目の病気はいくつかあり、よく耳にする白内障や加齢黄斑変性もその原因に紫外線が影響していると考えられています。
あまり日光を直視するのはよくないということですね。
最近は紫外線の人体への悪影響が頻繁に報道され、UVケアの必要性が浸透してきました。
そして、日常生活とは比較にならないくらい、ゴルフは長時間紫外線にさらされます。
だからと言って、「日焼けするからゴルフはやめておこう」ではもったいないですね。
そんなときに役立つのがこれから紹介する日焼け防止対策です。
日焼け防止対策
日焼けを防止する方法はいくつかありますが、一番効果的なのは直接日光を浴びないことです。
また、日光には太陽からの直射日光もありますが、地面などのアスファルトから反射した日光を浴びることもあります。
いろんな角度から紫外線は飛んできますので、油断しないように注意しましょう。
日焼け止めを塗る
誰しもが真っ先に思いつく日焼け予防法です。
日焼け止めには
- クリーム
- ミルク
- ジェル
- ローション
- スプレー
- パウダー
- スティックタイプ
と種類が豊富です。
日焼け止めの良し悪しは紫外線を防ぐ指数であるSPFとPAという表記に注目しましょう。
ちなみにSPF50・PA++++が一番強力な日焼け止め指数になります。
日焼け止めはそれぞれの特徴を知り、自分が心地よく使えるものを選びましょう。
ジェル×スプレーなど組み合わせることでより効果的な日焼け防止ができます。
*おすすめの日焼け止めはこちらの記事で解説しています。
ゴルフに使えるおすすめの日焼け止め15選~もう「日焼けしたよね」って言わせない~
ゴルフキャップ
顔や頭の日焼けを防止するにはキャップやハットなどの帽子をかぶることがおすすめです。
ゴルフ帽子は頭のケガを防ぐだけでなく、頭や顔の日焼け防止に役立ちます。
また、頭皮の日焼けはふけやかゆみの原因となり抜け毛や薄毛が進みますので、ラウンド中の帽子はあるに越したことはありません。
ちなみに髪の日焼けは乾燥してキューティクルが失われ、枝毛・切れ毛につながります。
ゴルフキャップには紫外線UV対策がされているものはもちろん、メッシュ素材で通気性抜群のものや吸汗速乾性で長時間着用しても快適なものがあります。
機能的に優れたキャップが発売されていますのでいろいろチェックしてみましょう。
アームカバー
腕部分の日焼け防止にはアームカバーがおすすめです。
長袖のポロシャツやワンピースなどでもいいですが、ウェアが限られてしまうのが嫌な場合に使ってみましょう。
腕を覆っていると一見暑そうに見えますが、吸汗速乾・接触冷感素材を選ぶと装着しているほうが涼しく感じられます。
ただし、アームカバーがずれてきていちいち引っ張りあげるのが面倒な方や、アームカバーと袖口の隙間だけが日焼するのが嫌な方には長袖インナーがおすすめ。
長袖インナーと半袖ポロシャツの重ね着コーディネートはよく見かけますね。
アームカバーとインナー、それぞれメリット・デメリットがありますので自分に合う方をチョイスしましょう。
*おすすめのアームカバーも紹介しています
サングラス
目の紫外線を防止するにはサングラスがおすすめです。
かけ慣れていないと邪魔だったり「カッコつけているみたいで嫌だな」と恥ずかしかったりしますが、慣れるまで少し我慢しましょう。
ゴルフサングラスは日光のまぶしさを防御するだけでなく、グリーンの起伏がはっきりして見やすくなるものもあります。
また、風がバンカーの砂や芝、花粉などの異物を運んできてもガードできますので快適にプレーすることができますよ。
フェイスカバー
帽子やサングラスだけでは、顔の下半分から首回りの日焼けは防げません。
それをカバーするのに適したのがフェイスカバーです。
日焼けだけでなく、花粉症で苦しんでいる方も着用しています。
しかし、多くの人はフェイスカバーを普段使い慣れていません。
また着用している方が少数なのでコーディネートをためらってしまいます。
まずは家族や友達とラウンドするときに試してみてはいかがでしょうか。
選ぶポイントは呼吸のしやすさや動いたときにずれないかの点です。
立体構造のものやストレッチの効いたもの、耳掛けゴムなどのあるものがおすすめです。
また、機能的にもUVカット、涼感メッシュ、開口部付きで着用したまま飲み物が飲めるものなど、ゴルフに適したものが発売されています。
ゴルフ傘
ゴルフ傘は雨のイメージが強いですが、日傘と兼用して使えるものもたくさんあります。
日焼け止めなどを塗っていても完全に紫外線を防止できるわけではありませんので、強制的に日陰を作れるゴルフ傘は非常におすすめです。
ゴルフ場の美品にあるゴルフ傘は遮光性がないものが多いので注意しましょう。
また、夏場の暑い時期は熱中症などにも気を付けたいので、ゴルフ傘を持っていない場合は最低1本は用意するようにしましょう。
ゴルフ傘おすすめ20選~ラウンドの日除けや突然の雨に役立つ!~
両手グローブ
片手だけにグローブを着けていると、グローブを着けていないほうの手だけが紫外線の影響を受けてしまいます。
日常のコーディネートでも片方だけ色が黒いというのは、特に女性は気になりますよね。
両手グローブのメリットは他にもありますが、紫外線対策用ならばUPF50相当などの高いUVカット機能を搭載したものを選ぶようにしましょう。
また、手首の長いタイプを選ぶと、袖とグローブの隙間だけ日焼けすることを防げます。
グリップをしっかり握ってスコアアップ!ゴルフグローブおすすめ15選
タイツ
夏にタイツなんて暑そう!と思いますが、紫外線対策しながら快適にラウンドできるものが発売されています。
スカートやワンピースの時に非常におすすめですよ。
ストッキングタイプは日焼け対策もおしゃれも諦めたくない方向けのアイテム。
紫外線をしっかりカットしながら、一般のストッキングのように透明感があり、素足よりも肌をきれいに見せてくれます。
心配なのは伝線です。
従来の約3倍くらい耐久力が強く、伝線しにくいものがあります。
トレンカ、レギンス、レッグカバーなどとよばれるタイツタイプは、強い日差しから脚をしっかり保護しながら、接触冷感、吸汗速乾機能付きでプレー中に汗をかいても素早く吸収・乾燥してくれます。
暑い夏でも重宝するアイテムです。
飲む日焼け止め
最近のトレンドは「塗る日焼け止め」と「飲む日焼け止め」を併用するWケア。
内側と外側両方から紫外線対策をすることができます。
塗る日焼け止めでは塗りづらいところにも効果を期待する事ができますので、鉄壁な日焼け対策をしたい方は考える価値がありそうです。
日焼けをした場合のケア
完璧に日焼け対策をしたつもりでも、いつの間にか日焼けしている、、、なんてこともよくあります。
大事なのはその後のケアですので、あきらめずにしっかり対策を行いましょう。
①日焼け箇所を冷やす
日焼け後の肌は軽いやけどをした状態と同じと思ってください。
まずは冷やしてほてりを鎮め、炎症が進行するのを止めましょう。
肌を冷やす方法は
- 流水で冷やす
- 濡れタオルで冷やす
- 氷や保冷材(タオルに包んで)で冷やす
- ミネラルウォーターをスプレーする
洗顔する時は肌に摩擦の負担をかけないよう、時間をかけずササッとすませましょう。
②お肌に水分補給
日焼けをすると、角層から水分が失われて肌がかさかさに乾燥してしまいます。
赤みやほてりが鎮まった後は、化粧水で肌にたっぷり水分を補給しましょう。
お肌を清潔に保っていると、ターンオーバーもスムーズに行われます。
予防ケアを続ける
肌が落ち着いてきたら、すばやくしっかり予防ケアすることが大切です。
いつものスキンケアのレベルをあげて、美白効果のある化粧水や乳液に変えたり、美白効果のある美容液やマスクをプラスしたりするなどして、シミ予防ケアを積極的に取り入れるとよいでしょう。
まとめ
これまでゴルフ中の日焼けに関する情報をお届けしてきました。
日焼け防止は日々の積み重ねが大事ですので、毎日しっかり頑張りましょう。
FOLGではゴルフに役立つアイテムの情報やファッション情報をまとめています。
よければ一度チェックしてみてくださいね。