「ラウンドでレーザー距離計を買ってみたけど、使い方がよくわからないんだよな~」
「レーザー距離計が欲しいけど、操作が難しいのかな?」
こんにちは、FOLG編集部のミキです。
ゴルフでスコアメイクをするときに、正確なコース情報を把握することはとても大切です。
なぜなら、危険なハザードエリアを避けたり、グリーンまでの残り距離を打ち分けたりと、マネジメントしなければならないことがたくさんあるからです。
そして、そんな時に大きな味方になってくれるのがレーザー距離計というゴルフアイテム。
このレーザー距離計は非常に便利な計測機器です。
しかし、「意気込んでレーザー距離計を購入したけど、いまいち使い方がよくわかっていない、、、」なんてことになっていませんでしょうか?
また、これから購入を考えているけど「自分にちゃんと使えるか不安だな」と感じることもあるでしょう。
この記事ではそんな悩めるゴルファーのためにレーザー距離計の使い方や機能、正しく測定するための3つのコツをご紹介しています。
最後まで読めばきっとレーザー距離計が今までもよりも簡単に使えるようになりますよ。
Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84
レンジファインダーの測定原理
レーザー距離計(レンジファインダー)を正しく使うためには、レーザー距離計が”どういう原理で距離を計測できているのか”知っておく必要があります。
まず、ゴルフ用レーザー距離計にはレーザーを照射する「照射レンズ」と「受光レンズ」の2つのレンズで構成されています。
測定を開始すると、この照射レンズから目標地点に向けてレーザーを照射します。
そして、目標地点から跳ね返ってきたレーザーが受光レンズに届くまでの時間を距離に換算して測定しています。
そのため、レーザーの通り道に障害物があった場合には反射に影響が出ますので誤測定の原因となります。
測定距離の種類
レーザー距離計を正しく使う上で、測定距離の違いを理解しておく必要があります。
まず、ターゲットまでの測定距離は3種類ありまして
- 水平距離
- 直線距離
- 高低差補正距離
となります。
それぞれのイメージとしては
このようになります。
そして、レーザー距離計にはスペックなどの違いもあり、測定できる距離の種類に差が出てきます。
そのため、レーザー距離計を選ぶ際には「どの種類の測定距離が測れるのか?」をしっかりチェックするようにしましょう。
日本のゴルフコースはフラットなところが少ないので、”高低差補正距離”がわかるレーザー距離計がおすすめです。
ちなみにプロゴルフの大会など競技ゴルフではこの高低差がわかるレーザー距離計の使用が禁止されています。
*直線距離のみ測れるレーザー距離計は使用可能です。
測定できないシチュエーション
レーザー距離計はレーザーを照射してから自分のところにレーザーが跳ね返ってくる時間を測定しています。
そのため、受光レンズをふさいでしまうと距離を測定することができません。
また、家の中など障害物が多い場合は正しく距離が測定できないこともあります。
障害物の少ないゴルフ場で使用する分にはほとんど影響することはないのですが、ラウンド中に雨や雪が降った場合は話が変わってきます。
空気中の雨粒や雪にレーザーの反射が妨害されて測定誤差が出るので注意が必要です。
レーザー距離計の使い方
ここからは実物を使ってレーザー距離計の使い方を解説していきます。
機能的には非常にシンプルですので、迷うことは少ないと思います。
各ボタンの位置
最初にレーザー距離計のボタンの場所をチェックしましょう。
こちらはニコンから発売されている「COOLSHOT PROII STABILIZED」になります。
ちなみに「COOLSHOT PROII STABILIZED」にはボタンが2つついています。
➀が測定モードを変更するモード”切替ボタン”。
➁が距離を測定するときに押す”測定ボタン”になります。
(電源が切れているときは電源オンのボタンになります)
測定モードは頻繁に変更することはないので、よく使うのは➁の測定ボタンになりますね。
大体のレーザー距離計にボタンが2つか多くても3つで構成されていることが多いです。
細かい使い方は購入されたレーザー距離計の説明書を確認していただく必要がありますが、初期設定をしっかりしておけば、あとは測定ボタンだけでしっかり使いこなせるようになります。
そして、こちらは接眼レンズ部分になります。
➂はピントを調節するツマミのようなものです。
「接眼レンズと目の距離」や「ピントを合わせるツマミ」をそれぞれ調整しながら、ターゲットが確認できるベストな位置を探してください。
コツとしてはこの画像の少年のように片目を閉じてレンズを除くことですね。
測定する
ピントがしっかり合ったら、次は実際に測定していきましょう。
ゴルフ場だけでなく、近所の家や庭の木など、なんでも距離を測定できます。
最初は練習なのでできるだけ大きいものを目標物として測定してみましょう。
接眼レンズをのぞき、➁の測定ボタンを一回押して電源をオンにします。
その後、目標物にターゲットを合わせたら再度同じ測定ボタンを押します。
ちなみに「COOLSHOT PROII STABILIZED」の場合は、ボタンを1回押すと単発測定、ボタンを押し続けるとその間「連続で測定」できるようになっています。
測定が成功すると、数字が表示され、測定が失敗すると「—–」という表示が出ます。
(これも「COOLSHOT PROII STABILIZED」の場合です)
正しく測定するための3つのコツ
レーザー距離計を初めて使う人は少々測定が難しいと感じることがあります。
特にグリーン上のピンは目標物として細いため、しっかりターゲットを合わせるのに時間がかかったりします。
あまりトロトロしているとスロープレーの原因にもなってしまいますので、これから紹介する3つのコツを試していただき、スムーズに測定できるように頑張りましょう。
①手元が安定するようにする
レーザー距離計のプロモーション画像などでは「片手でレーザー距離計を使用している」ことが多いですが、基本的にレーザー距離計は両手で持って測定することをおすすめしています。
特に両脇を締めながらしっかりレーザー距離計を固定することが非常に大切です。
また、ターゲットに目標を合わせる時は”軽く息を吐いてリラックスしてから”測定するようにしましょう。
力んで無駄に肩に力が入ってしまうと目標物にピントを合わせるのが難しくなります。
これらを意識することで手振れがかなり減ることになり、目標にターゲットを合わせるのが簡単になります。
②他の指標と比較する
ゴルフ場にはヤード杭やカートのナビなど”グリーンエッジやグリーンセンターまでの距離”を示してくれるものがあります。
レーザー距離計の測定距離はかなり精度が高いですが、”間違えたターゲットを測定している”可能性もあるため、こういった別の距離表示と比較しながら整合性を高めることが大事です。
「ピンをターゲットにしたつもりが後ろの木を測定していた、、、」
なんてシチュエーションもよくありますので、毎回ちゃんとチェックしましょう。
コツとしては測定する前にカートナビやヤード杭をチェックしながら、「あと〇ヤードくらいかな」と事前に予測しておくことですね。
これをクセにしておくと、極端な測定結果が出た時に「あれっ?」とターゲット間違いに気づくことができます。
③ピンシーク機能を使う
ピンシークとは優先的に手前の目標物の距離を測る機能のことを指しています。
誤測定で一番多いのが、”ピンを狙った時に後ろの木を測定してしまう”ことです。
そういった場合にこのピンシーク機能がついていると、優先的に手前のピンを計測してくれるため、何度も測りなおす必要が無くなります。
ただし、ピンシーク機能はすべてレーザー距離計に備えられている機能ではありません。
そのため、購入する前にピンシーク機能がついているのかどうかをチェックする必要があります。
また、メーカーによってはピンシークではなく「ピンシーカー」と言ったりすることもありますので、勘違いしないように注意したいですね。
レーザー距離計の選び方が知りたい場合は
これまでレーザー距離計の使い方を説明してきました。
慣れるとものすごくゴルフラウンドに役立ちますので、しっかり使いこなせるように事前に練習しましょう。
練習場所としておすすめなのは、打ちっぱなしなどのゴルフ練習場です。
そこそこ広くてターゲットになるものが多いですから、実際ラウンドで使用する前にここで試運転するのがおすすめですね。
ちなみにFOLGではレーザー距離計のおすすめ商品を紹介しています。
また、レーザー距離計の選び方や機能の違いなどについても解説しています。
気になる場合は是非チェックしてみてくださいね。
*この記事は2023年8月7日に更新しました。 「レーザー距離計にはたくさん種類があるけど、どれを選べばいいのかわからない」 「高いレーザー距離計と安いレーザー距離計、何が違うのかさっぱりわからない」 こんちには、FOL …