ベンタスTRシャフト 評価・レビューまとめ~ミスヒットに強い叩き系のシャフト~

この記事ではドライバーシャフトのベンタスTRシリーズの評価やレビューをまとめています。

私自身もベンタスTRブルーを使用しておりまして、かなり気に入っております。

非常におすすめのドライバーシャフトですので、ご購入を検討される際の参考にしてください。

この記事を書いた人

Miki/FOLG運営者
ゴルフ好きの経営者。モットーは”読者の方にマッチした情報をお届けする”こと。兵庫県在中、ゴルフ歴15年、アベレージスコア90前後、ベストスコア85

*この記事は2023年8月13日に更新しました

ベンタスTRシャフトの特徴

基本的にスピン量が少なく、叩ける系のシャフトがベンタスシリーズの特徴です。

前作のベンタスに比べて今作のベンタスTRは”よりしっかりしたスペック”ですが、そこを感じない振りぬきやすい仕上がりになっています。

シャフトが余計な動きをしないからタイミングを取りやすく、安定感のあるインパクトが可能。

硬いシャフトはハードヒッター向けの印象がありますが、ベンタスTRシリーズはスペックをしっかり合わせるとヘッドスピード40m/sでも十分扱えるシャフトです。

しっかり系のシャフトなのに振りぬきやすさが非常に高い。

そう感じるゴルファーがとても多いのではないでしょうか。


また、低スピン性能も前作同様に高いです。

一般的にフェードやスライス回転はバックスピン量が増えがちですが、ベンタスTRはそのバックスピン量を抑えてくれます。

フェードやスライスでも飛距離が落ちにくく、強い球が打てるのがこのシャフトの強み


そして、今回からベンタスシリーズにレッドが新しく登場しています。

ベンタスTRレッドは先中調子のシャフト。

シャフトのトルクは少なめですが、先がしっかり戻ってくれるため、右プッシュが多い人におすすめのシャフトになっています。

ベンタスTRのプロット図

こちらが前作のベンタスシリーズと合わせたTRのプロット図になります。

こちらのプロット図はあくまでそれぞれのスペックを比較したイメージですが、この中から自分に合いそうなシャフトをチョイスしましょう。

ちなみにベンタスTRブラックは元調子となっていますが、実測すると「ほとんどキックポイントがないような感じ」らしいです。
(フィッティングの時に教えてもらいました)

ベンタスTRシャフトの評価

ここからはベンタスTRシャフトの評価をまとめています。

私が現在使っているベンタスTRブルーがメインとなりますが、レッドやブラックはキックポイントの違いだけですので、参考になることは多いはずです。

飛距離性能

まず、ベンタスTRシャフトの飛距離に関する評価をまとめると


  • 初速が速くて重い出球、風に負けない
  • スピン量が減って飛距離が伸びた
  • ミスっても飛距離が安定する



というところです。


しっかり振れるのであれば、飛距離性能は間違いなく高いシャフトです。

私はもともとスピン量が多くてドライバーショットが吹き上がる傾向だったのですが、ベンタスTRに変えてからは前への推進力が強い棒球みたいな弾道になりました。

アゲンストでも距離が落ちにくい、いい球が打てるようになったのは非常に助かっています。

また、ドライバーの芯を外した時(オフセンターヒット)ときにも普通に飛んでくれるのが非常にありがたい。

使っているステルスHDのヘッド性能も関係していますが、それでもベンタスTRブルーを付けてからの飛距離の安定感は半端ないです。

方向性

私はそこそこ捕まって球の上げやすいステルスHDのヘッドにベンタスTRブルーを装着しています。

ベンタスTRは捕まりにくいシャフトですが、ステルスHDとうまい具合にかみ合って、ストレート~ドロー気味に球が飛んで行ってくれます。

以前はチーピンがひどかったのですが、それもかなり改善しました。

レッドの場合は少し勝手が違いますが、ブルーやブラックは


  • ドライバーのあおり打ちが強い人
  • 左へのチーピンがよく出る人



におすすめできるシャフトです。

また、ヘッドの芯を外した時もしっかり球を押してくれますし、方向性の安定感もすごいです。

ちなみに使っている人の感想を調査してみると、飛距離性能よりこちらの方向性の安定感を褒めている人の方が多かったですね。

やはりスコアにこだわると、飛距離性能より方向性や安定性の方が大事になりますからね。

ベンタスTRと相性のいいヘッド

ベンタスTRシャフトに使用しているドライバーヘッドを調査しました。

セッティングの際の参考にしてください。


  • ステルスHD・プラス
  • ローグST MAX・MAX LS・トリプルダイヤモンド
  • ステルス2プラス
  • TSi3
  • SIM
  • パラダイムトリプルダイヤ



基本的に低スピンで叩けるタイプのヘッドが多くなっています。

ベンタスTRのスペック

ここからはベンタスTRシリーズのスペックをまとめています。

ベンタスTRブルーのスペック

中元調子のベンタスTRブルー。

フィッテングや試打する際はまずこちらのブルーから試してみましょう。

ベンタスTRブルー
最低価格 36,000円
発売日 2023/3/16
定価 55,000円 税込
フレックス R~X
重量 58.0~78.5g
トルク 2.7~3.5deg
キックポイント 中元調子

ベンタスTRレッドのスペック

今シリーズから新しく登場したベンタスTRレッド。

キックポイントの違いだけですが、振った感じではかなり別物に感じました。

ベンタスTRレッド
最低価格 36,000円
発売日 2023/3/16
定価 55,000円 税込
フレックス R~X
重量 59.5~78.0g
トルク 2.8~3.5deg
キックポイント 先中調子

ベンタスTRブラックのスペック

元調子となっていますが、ほとんどキックポイントがないベンタスTRブラック。

ブルーで物足りなかった場合はこちらのシャフトを試してみましょう。

ベンタスTRブラック
最低価格 36,000円
発売日 2023/3/16
定価 55,000円 税込
フレックス S~X
重量 59.0~89.0g
トルク 2.6~3.5deg
キックポイント 元調子

お近くのフジクラでフィッティングを

ここまでベンタスTRシャフトの評価やスペックをまとめてきました。

私はフジクラのフィッティングに行っていろんなフジクラシャフトを試してから、ベンタスTRブルーを選択しました。

ちなみにベンタスTRブルーはベンタスブルーよりスペック的にはしっかりしていますが、個人的にはTRの方が振りやすかったです。

そういったこともありますので、可能であればお近くのフジクラフィッティングセンターに行くことをおすすめします。

現在使っているドライバーヘッドでいろんな組み合わせを試すことができますので非常に参考になりますよ。

初回は無料でフィッティングをやってくれますので、ベンタス以外にもいろんなシャフトを試せて非常におすすめです。

一度チェックしてみてくださいね。