普通に考えるとバカみたいな話ですが、ゴルフはやりたくなくてもやらないといけない場面があります。
「取引先との付き合い」
「会社の先輩に誘われて」
「営業活動のため」
など、主に仕事やビジネス関係が多いです。
昔に比べるとゴルフを強制されるケースはほとんどなくなりました。
しかし、それでも「せっかく誘ってくれたのに印象が悪くなるな~」という考えは出てきてしまいます。
「嫌なら断ればいいのに」と誰しもが思いますが、今後も続いていく仕事関係を考えるとそう単純な話ではありません。
正直な話、人事や取引の影響もありますので、とても複雑な状況なのです。
相手や仕事の印象とか関係なしに断れる人はそのまま断ればいいです。
しかし、この記事に興味を持っているあなたはそうではないはずです。
実は私自身もずっとゴルフが嫌いなまま誘われ続けた経験がありますので、あなたの気持ちはよくわかります。
そして、付き合いで行かされるゴルフにもうんざりもしてました。
「もうゴルフなんてやめてやろう」と考えていましたが、いつの間にか好きになって今でもずっとゴルフを続けています。
ゴルフを好きになるのに”何か特別なきっかけ”があったわけではありません。
あったとしてもちょっとした意識の変化ぐらいです。
それでも今ではゴルフをずっと続けてきてよかったなと思えるようになっています。
私がこれから紹介する内容が必ずしもあなたの役に立つとは限りません。
しかし、何かしら気付きや意識を変えるヒントが見つかるかもしれませんので、最後まで読んでいただけると幸いです。
Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84
父にやらされたゴルフ
私は父親がゴルフ好きだったことからゴルフを始めるようになりました。
というか、無理やりやらされた感じです。
当然ながら、やり始めてしばらくはホントにゴルフに興味がない(というか大嫌いな)状態でした。
その後もほとんどゴルフの練習はせず、たまに父親に無理やり連れていかれて嫌々ラウンドしていたレベルです。
「ラウンドに行くとゴルフの楽しさがわかる」と父親は考えていたようですが、当時の私はそのように感じていませんでしたね。
ボールに当たらない
ゴルフをやったことがある人なら誰でも経験することですが、やり始めはクラブがまともにボールに当たりません。
ミスが多いのがゴルフというスポーツですが、それにしてもひどかったと思います。
センスの問題などもありますが、道具を扱うスポーツをまったくやったことがなかった影響もあります。
「まともにボールにコンタクトできない」
「まったくボールが上に上がらず飛ばない」
「意味不明な方向に飛ぶ」
というプレー内容。
たまにはナイスショットもありますが、もとがネガティブなので失敗したことばかり記憶に残っていました。
まず、この時点でゴルフの何が面白いのかよくわかりません。
そして、面白くないから当然練習にもいきません。
まさに負のサイクルです。
さらに親父に無理やりコンペなどに参加することもあり、そのたびにブービーとか最下位になったりするもんですから、ホントに当時はゴルフが嫌いで嫌いでたまらなかったです。
周りとの比較
それに親父のゴルフ友達は大体みんなゴルフが上手でしたし、自分みたいにボールが全然飛ばない人はほとんどいませんでした。
その人たちと比較しても意味がないって思いながらも、やっぱり他人と自分のプレーを比較して嫌な気分になることが多かったです。
正直な話、同伴プレイヤーがミスショットをしたときにホッとしたり、自分と同じようにゴルフがヘタな人と回れると安心したり。
なんかそんな卑屈な考えを持った自分自身もすごく嫌だったことを覚えています。
プレー費用
また、無理やりゴルフに連れていかれてもプレー代は自分で払わなきゃいけなかったですし、それはホントに辛かったです。
道具は親父に譲ってもらったりしてたので初期費用はあまりかかりませんでしたが、ラウンドの場合は自分の休みが丸一日潰れ、さらにコンペ+プレー代で1万5千~2万円ぐらい払わないといけません。
ゴルフが楽しい今ならまったく問題ないんですが、楽しくない当時にそれだけの費用をかけることで、よりゴルフが嫌いになっていったところはあると思います。
やはり、こういう事情を考えるとゴルフは無理やり誘って連れて行くものではありません。
やり始めて間もない初心者には安いゴルフ場で、できるだけ費用をかけないように配慮した方がいいですね。
考え方の変化
ゴルフがずっと嫌いなままひたすら親父に同伴させられたんですが、「もうゴルフなんかやらねえ!」って真正面から拒否することができませんでした。
別に怖い親父ではなかったし、それを伝えれば受け入れてくれたとは思いますけど、その一言で親父を傷つけてしまうかもしれないと考えると、やっぱり言うことが難しかったですね。
だから、その時点で”ゴルフをやらない”っていう選択肢が消えてしまったので、残るは
「ゴルフが嫌いな今のままを続けるか?」
それとも
「無理やり練習を頑張ってみるか?」
という2択になりました。
結局、私が選んだのは練習を頑張る方だったんですが、これが嫌い⇒好きに変わる第一歩だったと思います。
習慣化
ゴルフを頑張ろうと決意してから、最初に考えたことは”練習を習慣化する”ことでした。
一度習慣化してしまえば、あとは勝手に練習に行きたくなるだろうと考えたわけです。
だから、最初の一か月ぐらいは気合と根性で練習にいってましたね。
練習するにあたってはYouTubeなどでゴルフスイングに関することをいろいろと調べていました。
10年ほど前なので、今ほどゴルフチャンネルが充実していたわけではありませんが、それでもヒントになることはたくさんありました。
また、教材なども少し買ったりしました。
そのため、練習時間もそうですし、練習費用をかなり使っていましたね。
今思うとレッスンを受けていた方が効率的だったと思いますが、当時はレッスンを受けるという考えはなかったです。
練習が面白い
なんだかんだ練習を重ねていると、当たり前ですがナイスショットが増えていきます。
そして、ボールがちゃんと飛ぶようになってからの練習は楽しかったです。
特にドライバーがきっちり当たって遠くまで飛んでいくのは本当に快感でした。
ただ、ある程度ナイスショットが出るようになっても、「練習は面白いけど、ラウンドはそうでもない」という感じでした。
理由は簡単で、ラウンドに行くと”打ちっぱなしと同じような球が打てない(うまくいかない)”からです。
相当ゴルフの練習を積んでいたはずなんですが、なかなかスコア100を切れませんでした。
「練習場ではめっちゃ上手くいくのになぜ?」って感じですよね。
ラウンドに出て、その現実を見せつけられるのが嫌でした。
だから、ラウンドするよりも練習場で自分のスイング改造とかをやってる方が面白かったです。
ラウンドにシフト
さすがに練習しまくってるのにスコアが伸びないのは”マズイな!”と、練習にハマって3年ぐらいで気づきました。
そう「ほぼ毎日練習に行っているのに100が切れないのはマズい」と気づいたわけです。
いろいろと考えを巡らせたのですが、行きついた答えとしてはラウンド回数を増やすというものでした。
それまでは月に1~2回だったラウンドを、最低でも週1回は行くように心がけ。
そして、この辺りからラウンド=練習って考えるようになりました。
練習場ではできないパターやラフからのショット、バンカーショットなども打てますし、なにより一発勝負の緊張感があるのがいい練習になったと思います。
ラウンドの回数を増やしてしばらくしてからは、打ちっぱなしに行くよりラウンドに行く方が楽しくなってきましたね。
なによりスコアが伸びていくのが分かりましたから、ようやくゴルフが本当の意味で楽しめるようになったと思います。
まあ、打ちっぱなしも違う意味で楽しめますし、ラウンドも”面白い”で今が一番充実していますね。
結果的にですが、ゴルフをあきらめなくて良かったと思います。
ゴルフが嫌いな人へ
まだまだ世の中には”ゴルフは嫌いだけど付き合いがあるから仕方なくやっている”っていう方が多いです。
仕事の接待や友人からのお誘い、私みたいに親にイヤイヤ連れていかれるなど、状況は人によって様々です。
でも、あれだけ嫌いだったゴルフを「結果的に頑張ってみて良かったな!」と私は今思っています。
これから何十年も続けていけるスポーツですし、アマチュアの競技なんかもあったりします。
熱くなれるもの
別にゴルフではなくてもいいんですが、人生においては”自分の中で何か熱くなれるものを持っている人が幸せな人生を送れるんだ”と僕は考えています。
それは仕事でもいいですし、恋愛でもボランティアでもペットやゲームでも、なんだってかまいません。
たまたま私はそれがゴルフだったいう話であり、これからもゴルフに対して熱くやっていくんだと思います。
(まあ、10年後には違うことにハマっているかもしれませんが)
巡り合わせ
私にとっては親父がゴルフ好きだったことが、ゴルフと出会う巡り合わせになりました。
おそらく親父がやっていないと私自身もゴルフクラブを触ることはなかったでしょう。
第一印象は最悪だったし、その後も大嫌いだったんですが、ちょっと頑張ってみたら大好きに変わっていたことにはホントにビックリします。
もしからしたら、この記事を読んでいるあなたはゴルフが大嫌いかもしれません。
それでも、少しゴルフにチャレンジすることを考えてみましょう。
辞めようと思ったらいつでも辞めれます。
練習を頑張ったけど、楽しさがわからなかったら、きっと断っても納得してくれるはずです。
せっかくゴルフに巡り合ったのですからね。