「ZX5マーク2アイアンを購入しようか迷ってる」
「どんなゴルファーにZX5マーク2アイアンが向いてるんだろう?」
こんちには、FOLG編集部クラブ担当のパンチショットです。
スリクソンのZXシリーズから新しいアイアンが登場しています。
ちなみにラインナップとしては、
- ZX4マーク2アイアン
- ZX5マーク2アイアン
- ZX7マーク2アイアン
となっています。
今回は一番オーソドックスになるZX5マーク2アイアンの試打・評価を行いました。
ご購入を検討している際の参考にしてくださいね。
パンチショット/FOLG編集部
千葉在住のサラリーマンゴルファー。
ベストスコア:78、ドライバー飛距離:280y
ZX5マーク2アイアンのスペックや特徴
ZXマーク2シリーズのアイアンは全部で3シリーズ展開されています。
その中でも、ZX5マーク2アイアンは中間にあたる立ち位置となります。
そのため、ZXシリーズが気になる場合は、まず最初に試打チェックするのがおすすめのモデルです。
特徴
ドライバーもそうですが、ZXマーク2シリーズは「フェース面の肉厚を最適化することによって、反発効率を増加」させたことが特徴です。
シリーズの中間に位置するZX5マーク2アイアンは、高い飛距離性能とミスヒットに強い寛容性、ある程度自由が利く操作性がバランスよく搭載されたモデルとなっています。
ただし、飛び系のアイアンのように極端なストロングロフトになっているわけではありません。
ヘッドスピードが速くない場合は少し飛距離性能が物足りなく感じる場合もありそうです。
スペック
こちらがZX5マーク2アイアンのスペックになります。
番手 | 4番 | 5番 | 6番 | 7番 | 8番 | 9番 | PW | AW | SW |
ロフト(°) | 22 | 24 | 27 | 31 | 35 | 39 | 44 | 50 | 56 |
ライ角(°) | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 63.5 | 63.5 |
バンス角(°) | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 18 | 18 | 10 |
フェースプログレッション(mm) | 2.8 | 3 | 3.2 | 3.5 | 3.8 | 4.1 | 4.5 | 4.9 | 5.3 |
クラブ長さ(インチ) | 38.5 | 38 | 37.5 | 37 | 36.5 | 36 | 35.5 | 35.5 | 35.5 |
*フェースプログレッションはグースの度合い
〇シャフト
シャフト | ①Diamana ZX-II | ②N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST | ③N.S.PRO 950GH neo DST |
フレックス | S/R | S/R | S/R |
調子 | 中 | 中 | 中 |
トルク | 3.4/3.5 | 2.3/2.5 | 2.5/2.6 |
7番バランス(ウェッジ) | D0(D1) | D2(D3) | D2(D3) |
5番クラブ重さ(g) | 374 | 408 | 402 |
*ヘッド素材:クロムバナジウム鋼
*【#5-#7】フェース:クロムバナジウム鋼/ボディ:軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金
【#8・#9・PW】フェース:クロムバナジウム鋼/ボディ:軟鉄(S20C)
ZX5マーク2アイアンの試打・評価
ここからはZX5マーク2アイアンの評価をまとめています。
顔や構えやすさ
トップブレードの厚さは感じますが、気になるほどではありません。
顔の大きさはやや大きく感じますがちょうどいい大きさ。
スリクソンらしいセミアスリートサイズです。
セミグースネックで優しく包んでくれるイメージが出やすいです。
やや大きくブレードもやや厚く感じ、ソール幅も大きいのですが、スリクソンらしくスッキリとした見た目なので厚さや大きさもそんなに感じないです。
打感・打音
ZX5マーク2アイアンは締まった厚みのある打感です。
585、565シリーズのアイアンとは別物で、弾きが強くキンッと甲高い金属音ではなくなりました。
多少弾き感はありますが、アイアンらしくボールを潰す感覚もあり、厚めのインパクトが出来ます。
また、”球がフェースに乗ってる”球持ち感も感じられます。
軟鉄アイアンまでとはいきませんが、かなり近い感じでスリクソンらしいアイアンだなと感じました。
スピン量や高さ
5シリーズなのでスピン量は少なめですが、585、565シリーズよりはスピンは入ります。
そして、高さはしっかりと高さが出ます。
これはシャフトとの相性かもしれませんが、高いボールが打てました。
高さとスピンの両方で止められます。
捕まり
捕まりは、”ほど良く”捕まってくれます。
ですが引っ掛けが出るほどではありません。
オートマティックにドローする感じでやや捕まる感じです。
操作性
操作性はドロー、フェード両方打てました。
大きな曲がりは打ちづらいですが、少しフェード・ドローは打ちやすかったです。
自分はフェードヒッターなので微妙な捕まりが、非常にフェードが打ちやすかったです。
ドローヒッターはやや捕まりが怖いかな?って印象です。
基本的にはヘッドの動きが少ないので、真っ直ぐを基本に少し操作が出来る感じです。
シャフト モーダス105DST
ダンロップオリジナルのシャフトですが、通常の105とキックポイントが違い中調子ですが先が動く感じがしました。
素振りの時点でスチールでは珍しくシナリを感じるぐらいの柔らかさでした。
先が動く感じがしますが打ってみると引っ掛ける事がなかったので、よく出来たシャフトです。
ヘッドスピードが速い人はタイミングが合いづらいと思います。
タイミングが合う人は引っ掛けずらく、ボールを高く上げてくれるのでバランスの取れたいい組み合わせです。
総合的な評価
スリクソンのアイアンは非常に好きで、今までZ765、Z965、Z-FORGEDNNのアイアンを使用していた事がありZ565やZ585など打たせてもらった事もあります。
顔とVソールの抜けの良さが好みです。
そのコンセプトは変わらず、今回のZX5マーク2アイアンも非常によく、欲しくなるぐらいです。
前作は打っていないのでZ565やZ585との比較になってしまいますが、Z565やZ585は弾き感が強くピキーンという甲高い金属音でぶっ飛びアイアンでしたのでそのイメージで打ったら全くの違いに驚きました。
分厚いインパクトを感じられ、多少の弾き感はありますが嫌な感じはしません。
抜けの良さは相変わらずで、高い球で飛ぶので低い番手でもアイアンで狙っていけそうなイメージが沸きます。
捕まりは5シリーズだな、と感じる捕まりですが、Z565やZ585よりは抑えられていてフェードを打つには本当にちょうどいいです。
ドローヒッターは普通に打てばドローが打てるかなと思いますが、捕まりすぎが怖い場合があります。
顔はややグースがあり、グースが苦手な人は構えにくく感じるかもしれません。
純正のモーダス105DTSは先が動く感じが凄いしました。
ですが実際に打つと何故か引っ掛けが出ませんでした。
ドローでも巻玉も出ませんでしたし、ヘッド性能と上手くマッチしていると思います。
スチールのアイアンシャフトの中調子はあまりないので、こういうシャフトが合う人は多いと思います。
特にアイアンが苦手な人は、シナリを感じられて拾って上げてくれるこのようなシャフトがいいのかなと思ったりもしました。
ヘッドスピードがある人や打ち込みが強い人は違うシャフトにしないと頼りないと思います。
今回のZX5 MKⅡ アイアンはかなり7シリーズよりになったような感じがしました。
7シリーズほどの打感、操作性、顔は違いますがZ565やZ585と7シリーズの間ぐらいの性能でした。
ZX5マーク2アイアンの良し悪し
ここではZX5マーク2アイアンが合う人・合わない人を解説しています。
ZX5マーク2アイアンが合う人
- ミスに強いアイアンを探している人
- 直進性を求める人
- 飛距離を求める人
- 高さが欲しい人
- 程よい操作性を求める人
- 優しいアイアンに軟鉄に近い打感を求める人
- オートマティックなアイアン
と、まとめてみましたが、かなり幅広い人に合いますね。
ZX5マーク2アイアンが合わない人
- 操作性を求める人
- 打感を求める人
- グースが嫌いな人
- トップブレードが厚いのが嫌な人・複合ヘッドが嫌いな人
このアイアンのターゲット層はかなり幅広い人が使えるアイアンです。
見た目が良くて、打感が良くて、飛んで曲がらなくて、ミスに強いアイアンはなかなかないのでかなりおすすめ出来るアイアンでした。
まとめ
ここまでZX5マーク2アイアンの試打情報や評価をまとめてきました。
今回のスリクソンは全体的に評判がよく、アマチュアゴルファーの強い味方となってくれそうです。
〇ZX5マーク2アイアン
ちなみにFOLGではZX5マーク2ドライバーの試打・評価もまとめています。
気になる場合はチェックしてくださいね。
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