「ソフトスパイクのメリットって何？」
「どのソフトスパイクがいいのかわからない」
こんちには、FOLG編集部のミキです。
ゴルフスイングは体全体で行うものであり、足元の動きが非常に大事になります。
足元が踏ん張れないとスイングのバランスが崩れやすくなりますし、打点が安定せずにミスショットが頻発してしまいます。
そのため、スコアを競い合う競技ゴルフやプロゴルファーなどは、足元の挙動が死活問題になりかねません。
エンジョイゴルファーであれば、シューズの性能はあまり気にならないかもしれません。
歩きやすさや快適性でスパイクレスシューズを選ぶこともあるでしょう。
しかし、それでもいいスコアで回れた方がゴルフが絶対に楽しくなります。
スコアをしっかり出したいなら、ソフトスパイクシューズを使うのがおすすめです。
とはいえ、ソフトスパイクといっても、いろんなメーカーからたくさんの商品がラインナップされています。
「たくさんありすぎてどれを選べばいいのかわからない、、、」
「それぞれ何が違うのかよくわからない、、、」
と感じていませんか？
この記事ではそんなソフトスパイクの選び方や、独自に調査したおすすめのソフトスパイクをご紹介しています。
最後までお読みいただくことで、きっと自分にあうソフトスパイクを見つけることができますよ。
Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84
ソフトスパイクゴルフシューズを使うメリット
ソフトスパイクのメリットは大きく２つあります。
エネルギーロスを減らす
ソフトスパイクゴルフシューズ最大のメリットはその「グリップ力」にあります。
底に配置された鋲（びょう）が地面や芝に引っかかることにより、非常に滑りにくくなります。
しっかり地面にグリップすると、踏ん張る力を入れる必要がないため、スイング中のエネルギーロスが抑えられます。
エネルギーロスが無くなれば、そのエネルギーをヘッドスピードに変換できる可能性もあります。
また、ラウンド中の疲労感も軽減できます。
そのため、最大飛距離を狙いたい場合やラウンドの体力消耗を抑えたい場合にはソフトスパイクがおすすめです。
パフォーマンスが維持できる
スパイク部分にある鋲は簡単に取り外し、交換が可能となってます。
別売りではありますが、専用の鋲はシューズ本体よりも安価で購入できます。
（購入時に2〜3個付属で付いてくる物もあり）
スパイクレスシューズだとラウンドを重ねるごとにソールのラグ（突起部分）が摩耗していきますが、ソフトスパイクだとそのデメリットがありません。
鋲の交換はこまめにやる必要がありますが、長い期間パフォーマンスを維持できるのはソフトスパイクのメリットになります。
また、ソフトスパイクは鋲の交換やシューズ本体のお手入れをしっかりしていれば、スパイクレスシューズより長持ちします。
そのため、結果的に経済的だったということも多いので、鋲の交換がデメリットになりません。
昔に比べると鋲の性能も上がっていますし、交換自体も非常にラクです。
使い勝手も向上していますので、コスパやシューズの性能を追い求める場合はソフトスパイクがおすすめです。
ソフトスパイクの選び方
ここからはソフトスパイクゴルフシューズの選び方を解説しています。
重要なのはソール
ソフトスパイクは鋲で地面を掴むことが最大の特徴です。
そのため、グリップ力に大きく関係する鋲の数や配置、ソールの形が非常に重要になります。
鋲の数は多い方がグリップ力が大きくなりますが、個数が増えるので鋲の交換費用が上がります。
雨の日にラウンドするなど、滑りやすい場合は鋲の数が多い方がおすすめです。
メーカーによっては鋲の向きや配置が特殊なものもあります。
ミズノのソフトスパイクシューズはゴルファーのスイングタイプや持ち球によって、鋲の方向を調整できるように設計されています。
その代わり、専用の鋲を購入する必要があるので注意が必要ですが、足元から最大限のパフォーマンスを目指したい場合はミズノのソフトスパイクをチェックしてみましょう。
鋲の種類や硬さをチェック
鋲には硬さや形状などいくつか種類があります。
硬い方が歩いている時に摩耗しにくいですが、軟らかいものに比べると少しグリップ力が落ちます。
芝や地面の形に柔軟に対応できるのは柔らかいタイプの鋲ですので、その点をしっかり覚えておきましょう。
そして、鋲を交換する際には取り付け部分の形状にも注意が必要です。
古いタイプのソフトスパイクなら”ねじ山”などもありえるため、購入前に鋲の取り付け部分を確認することが大事です。
また、新しいソフトスパイクに買い替える時に「余った鋲をそのまま使う」こともよくあります。
同じメーカーのシューズで乗り換える場合は大丈夫ですが、メーカーを変える場合は必ず鋲をチェックしましょう。
例えば、アディダスとフットジョイでは取り付けられる鋲のタイプが変わるためです。
フィット感
ゴルフシューズに限らず、運動する際にはシューズのフィット感がとても大事になります。
シューズ内に余分なスペースがあると、動いたときに内部でずれてしまうためです。
中でずれてしまうと踏ん張りがききにくくなったり、靴擦れやねん挫などの原因となってしまいます。
シューレース（靴紐）やダイアル式（BOA）などどちらの締め付け方法でも構いませんが、シューズのサイズだけはしっかり選ぶようにしましょう。
特にかかとから足の甲にかけてのフィット力はとても重要です。
足首周りがしっかり固定されている方が踏ん張りやすくなります。
逆に足指の方は多少スペースがあっても問題ありません。
ソフトスパイクゴルフシューズおすすめ16選
ここからはFOLGが独自に調査したおすすめのソフトスパイクをご紹介しています。
ソフトスパイクはターゲット層的にグレードが高いものが多いです。
費用が高めになることが多いですが、その分パフォーマンスがしっかりしています。
アディダス ツアー360
アディダスのハイグレードモデルがツアー360シリーズです。
スイングやプレーの安定性、歩きやすさなどの快適性を両立させたモデルとなります。
左右のねじれが少ないアッパーに加え、ミッドソール部分のトルションブリッジが足への負担を軽減。
また、ソール部分にはスパイクレスシューズ特有のラグ（突起部分）も追加したことにより、スパイク部分以外のグリップ性能も向上。
本気でスコアを追い求めるゴルファーや歩きやすいソフトスパイクが欲しいゴルファーにおすすめです。
| ツアー360 | |
|---|---|
| 参考価格 | 28,000円 |
| サイズ | メンズ：24.5~32.5cm |
| カラー | シャドーフィグ/ゴールドメタリック/ベタースカーレット/グリーンスパーク/シルバーメタリック/ブラックなど |
| 重さ | 430g(25.5cm) |
| 素材 | 合成皮革 |
| 締め付け | シューレース/ダイヤル |
| 鋲 | PINS |
| 防水 | あり |
| ワイズ | 2E |
アディダス ZG 23
アディダスのソフトスパイクがZGシリーズです。
こちらは2023年モデルとなっており、値段が下がっています。
スパイクとしての性能は申し分ないため、割安でソフトスパイクが欲しい方におすすめです。
| ZG23 | |
|---|---|
| 参考価格 | 16,000円 |
| サイズ | メンズ：24.5~30.5cm |
| カラー | ホワイト/ブラック/ブルー |
| 重さ | 380g(25.5cm) |
| 素材 | 合成皮革 |
| 締め付け | シューレース/ダイヤル |
| 防水 | あり |
| ワイズ | 3E |
フットジョイ ツアーアルファ
フットジョイの人工皮革を使ったソフトスパイク。
立体型のヒールカップや周囲をサポートするアルファフレームが、足を柔らかく包み込みます。
圧倒的な安定性とフィット感がウリのシューズであり、スイングの安定感だけはなく、飛距離アップなどにも期待できます。
BOAが3個ついているトリプルダイヤルタイプもあります。
| ツアーアルファ | |
|---|---|
| 参考価格 | 19,800円 |
| サイズ | メンズ：24.5~27.5cm |
| カラー | ホワイト・ネイビー |
| 重さ | 490g(26.0cm) |
| 素材 | 人工皮革 |
| 締め付け | ダイヤル |
| 鋲 | FTS3.0 |
| 防水 | あり |
| ワイズ | 3E |
フットジョイ ハイパーフレックス カーボン
フットジョイの合成繊維を使ったソフトスパイク。
繊維にはカッパで使われるPUコーティングが施されており、撥水・防水性能もしっかり備わっています。
また、繊維の隙間から汗を発散するので、シューズ内が蒸れにくいのも特徴です。
快適性を追い求めながら、スイングのパフォーマンスアップを目指したのが今作のハイパーフレックスカーボン。
2023年モデルなので値段もお求め安くなっています。
| ハイパーフレックスカーボン | |
|---|---|
| 参考価格 | 22,000円 |
| サイズ | メンズ：24.5~27.5cm |
| カラー | ブラック/ホワイト/ライトグレー |
| 重さ | 440g(26.0cm) |
| 素材 | 合成繊維 |
| 締め付け | ダイヤル |
| 鋲 | FTS3.0 |
| 防水 | あり |
| ワイズ | 3E |
フットジョイ ドライジョイズプロ
ドライジョイズプロシリーズは2014年からリリースされている人気モデルです。
軽量性、安定性、屈曲性に優れたソフトスパイクシューズであり、すっきりしたデザインと心地よいフィット感がおすすめになります。
足型も日本人に合わせて設計されており、ユーザーの評価が高いモデルです。
値段も下がっていますので、この機会に是非チェックしましょう。
| ドライジョイズプロ | |
|---|---|
| 参考価格 | 22,000円 |
| サイズ | メンズ：24.5~27.5cm |
| カラー | ブラック/シルバー/ネイビー |
| 重さ | 390g(26.0cm) |
| 素材 | 人工皮革 |
| 締め付け | ダイヤル |
| 鋲 | FTS3.0 |
| 防水 | あり |
| ワイズ | 3E |
ミズノ ネクスライトゼロ IG
ミズノの軽量ソフトスパイクがネクスライトシリーズとなります。
ネクスライトゼロ IGはその中で一番新しいモデルです。
無駄をとことん省いた設計となっており、過去最高に軽量化されています。
軽いゴルフシューズを求めるゴルファーにおすすめです。
| ネクスライトゼロ IG | |
|---|---|
| 参考価格 | 15,000円 |
| サイズ | メンズ：24.5~29.0cm |
| カラー | サックス/ライム |
| 重さ | 240g(25.0cm) |
| 素材 | 合成繊維 |
| 締め付け | ダイヤル |
| 鋲 | 専用 |
| 防水 | あり |
| ワイズ | 3E |
ミズノ ネクスライトSL
軽量のネクスライトシリーズの型落ちモデルです。
値段がかなり下がっており、割安でソフトスパイクを購入したいゴルファーにおすすめとなっています。
| ネクスライトSL | |
|---|---|
| 参考価格 | 12,000円 |
| サイズ | メンズ：24.5~29.0cm |
| カラー | ブルー/ライム/ブラック |
| 重さ | 280g(25.0cm) |
| 素材 | 人工皮革、合成繊維 |
| 締め付け | ダイヤル |
| 鋲 | 専用 |
| 防水 | あり |
| ワイズ | 3E |
ニューバランス フレッシュフォーム UGB2500
ニューバランスのハイグレードモデルです。
同じでデザインでスパイクレスシューズもあります。
ニューバランスのカッコよさで機能性の高いゴルフシューズが欲しい人におすすめです。
| フレッシュフォーム UGB2500 | |
|---|---|
| 参考価格 | 29,700円 |
| サイズ | メンズ：23.0~29.0cm |
| カラー | ブラック/ブルー |
| 重さ | 460g(27.5cm) |
| 素材 | 人工皮革 |
| 締め付け | ダイヤル |
| 鋲 | FTS3.0 |
| 防水 | あり |
| ワイズ | 2E |
プーマ イグナイト ARTICULATE ディスク
プーマの型落ちソフトスパイクです。
発売から期間が経っており、かなり割安で購入できます。
１万円を割っているソフトスパイクはなかなか見ませんので、気になる場合はチェックしましょう。
| イグナイト | |
|---|---|
| 参考価格 | 9,800円 |
| サイズ | メンズ：23.0~29.0cm |
| カラー | シルバー/ブラック/ホワイト |
| 重さ | 440g(27.0cm) |
| 素材 | 合成繊維 |
| 締め付け | ダイヤル |
| 鋲 | FTS3.0 |
| 防水 | あり |
| ワイズ | 3E |
アンダーアーマー ドライブプロ
アンダーアーマーが生体力学に基づいて設計したソフトスパイク。
地面反力を活かすトラクションと、通気性の良いマイクロファイバー製のアッパーが特徴です。
また、鋲も2種類使用しており、グリップ力がかなり高いです。
| ドライブプロ | |
|---|---|
| 参考価格 | 19,800円 |
| サイズ | メンズ：23.0~29.0cm |
| カラー | ホワイト |
| 重さ | 400g(26.0cm) |
| 素材 | 合成繊維 |
| 締め付け | ダイヤル |
| 鋲 | FTS3.0 |
| 防水 | あり |
| ワイズ | 2E |
ルコックスポルティフ ゴルフシューズ
優れたグリップ力と安全性を実現したワイヤーロックシステム。
ダイヤルを回すだけで軽くグリップ力を調整でき、ダイヤルを引くだけで素早く楽にグリップを解除することができます。
足全体を包み込むような心地よい柔らかさを実現し、ニット素材とスタイルを融合させた伝統的なサドルデザインは、カジュアルな服装との相性も抜群です。
| ルコックスポルティフ ゴルフシューズ | |
|---|---|
| 参考価格 | 14,500円 |
| サイズ | 24.5~28 |
| タイプ | ダイヤル式 |
| 鋲（びょう）数 | 7 |
| 素材 |
アッパー：人工皮革 合成繊維 合成樹脂 アウトソール：合成底 |
ニューバランス UGB574v3 BOA
ニューバランス特有のNがスタイリッシュを際立たせたシューズです。
スタイリッシュなだけでなく歩きやすさも追求されました。
レースアップタイプで3cmのソール厚、長時間の歩行でも安心です。
ただし、防水テストをしていないので注意しましょう。
| ニューバランス UGB574v3 BOA | |
|---|---|
| 参考価格 | 14,250円 |
| サイズ | 23.5~29.0 |
| タイプ | ダイヤル式 |
| 鋲（びょう）数 | 6 |
| 素材 | アッパー素材:人工皮革 |
キャロウェイ AEROSPORTS BOA
快適なフィット感とシンプルなデザインです。
よりソフトなアッパー部分とシンプルな構造が特徴的。
また、使い勝手のいいBOAシステムは、簡単にオン/オフと切り替えられるのがいいですね。
さらに、クッション性の高いラバーアウトソールは、歩行時の快適性と安定性をしっかり兼ね備えています。
3つのカラーから選べるのも嬉しいですね。
| キャロウェイ AEROSPORTS BOA | |
|---|---|
| 参考価格 | 16,000円 |
| サイズ | 24.5~28.0 |
| タイプ | ダイヤル式 |
| 鋲（びょう）数 | 7 |
| 素材 | ポリ塩化ビニル (PVC) |
プーマ プロアダプト デルタ
世界トップクラスのゴルファーのためにデザインされたこのシューズは、天然皮革のアッパーが快適なフィット感をもたらします。
ADAPTフォームが優れたクッション性と安定性を実現。
リッキー・ファウラーも着用したこのシューズは4色展開で、きっとあなたにぴったりの一足が見つかるはずです。
| プーマ プロアダプト デルタ | |
|---|---|
| 参考価格 | 14,300円 |
| サイズ | 25.0~28.0 |
| タイプ | 靴ひも |
| 鋲（びょう）数 | 9 |
| 素材 | アッパー：天然皮革、アウトソール：TPU素材 |
フットジョイ ドライジョイズ プレミア ターロウ
最高の品質と洗練されたデザイン、機能を備えたゴルフシューズです。
伝統的な職人技と現代的な機能を組み合わせたこの靴は、まさに至高の一品。防水人工皮革とレースタイプの開閉部は足を快適に保ち、3E幅は理想的な快適さを提供します。
カラーはホワイトとネイビーでスタイリッシュに着こなせます。
ぜひこの機会に、究極のラグジュアリーとクオリティを体感してください。
| フットジョイ ドライジョイズ プレミア ターロウ | |
|---|---|
| 参考価格 | 17,600円 |
| サイズ | 24.5~27.5 |
| タイプ | 靴ひも |
| 鋲（びょう）数 | 9 |
| 素材 | 防水プレミア人工皮革 |
アーノルドパーマー スパイクアルファ
ゴルフファッションブランドであるアーノルドパーマーのソフトスパイクです。
シンプルなデザインですが、人工皮革で作りもしっかりしており、コスパの良い商品となっています。
アーノルドパーマーのウェアと合わせるとよりおしゃれですね。
| アーノルドパーマー スパイクアルファ | |
|---|---|
| 参考価格 | 13,000円 |
| サイズ | 24.5~29.0 |
| タイプ | ダイヤル式 |
| 鋲（びょう）数 | 6 |
| 素材 | 人工皮革 |
鋲の交換について
ソフトスパイクの鋲は基本的に消耗品です。
そのため、定期的に鋲の交換・取り付けを行う必要があります。
しばらくシューズを使用していると鋲が摩耗して、グリップ力が低下することがあるため、早めに交換するのがおすすめです。
一般的な交換周期は10ラウンド程度とされています。
しかし、鋲の硬さや配置なども関係してきますので、鋲の摩耗具合を見ながら交換を検討しましょう。
ゴルフショップで交換してもらう
ゴルフショップだとシューズを持ち込んで鋲を購入すると、そのまま無料で交換してもらえるサービスなどもあります。
自分で交換するのが面倒な人はぜひ足を運びましょう。
たまに「購入してから一度も鋲を交換していないシューズ」を持ち込んでくるお客さんがいますが、古い鋲が外れなくて本当に苦労します。
店員さんに迷惑をかけないようこまめに鋲を交換するのが大切です。
自分で鋲を交換する
鋲の交換は自分で行うこともできます。
おそらく大半のソフトスパイクユーザーはご自分で交換されているのではないでしょうか。
ただし、自分で鋲交換を行う場合は専用のレンチを準備しておきましょう。
鋲の交換は「レンチを真下に力をかけながら回す」のがコツです。
ねじ山タイプでない限り、だいたい90度回すと着脱することが可能です。
〇鋲交換用のレンチはこちらから
