2024年にクラウドファンディング(Makuake)にて、とても話題となったボイスナビがあります。
それがソースネクスト株式会社から新しく発売された「BirdieTalk(バーディ・トーク)」というゴルフナビです。
バーディトークはこれまでなかった対話型のゴルフAIデバイス。
AIキャディとゴルファーが対話しながら、ゴルフコースを攻略していきます。
バーディトークは従来のボイスナビのようなヤード計測ができるだけではありません。
ゴルファーが気になった「ゴルフルールの確認」や「ライごとの打ち方」などを教えてくれるのが、バーディトークのすごいところです。
具体的な機能や仕組みに関してはこれから解説していきますが、これから100切りを目指す人や初心者ゴルファーにとてもおすすめのゴルフナビとなっています。
Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84
バーディ・トークの特徴
人工知能(AI)であるGPTが搭載された専用のアプリがバーディトークです。
基本的に小型のデバイスとセットで使用し、対話形式でゴルフコースを攻略していきます。
CHAT GPTはOPEN AI社が開発した高性能AIです。
2024年時点で世界のユーザー数が24億人を超えるほど注目された人工知能となっており、その性能は非常に評価されています。
革新的なゴルフナビで100切りを目指す
バーディトークは今までのゴルフナビと全く違い、AIと対話しながらコースを攻略していくのが最大の特徴です。
コースマネジメントだけでなく、ライごとの打ち方やショットの調子が悪い時のアドバイスなどを求めることができます。
とはいえ、「アドバイスと言っても間違っていたら逆効果では?」と誰しもが考えます。
しかしながら、その点は心配無用です。
バーディ・トークのGPTは東大ゴルフ部の理論をもとに学習させています。
細かいスイングの指導などは不可能ですが、ゴルフではアドレスのとり方やボールの位置などが結果に大きく影響します。
また、どういうシチュエーションでどういった球が出やすいかなどもある程度決まっています。
例えば、
- 左足下がりのライではフェースが開いて右に飛びやすい(スライスしやすい)
- 前上がりではフェースが閉じて、ひっかけやすい(フックしやすい)
- ラフでボールが浮いていると、下をくぐりやすい(飛ばない)
などです。
これらは「スイングどうこう」の話ではなく、知っているか?知っていないか?だけの話です。
100切りを目指している初心者ゴルファーは経験が浅いため、こういったライの重要性を知りません。
仮に知っていたとしても、間違えずに対処するのはとても難しいことなのです。
そんな時にバーディ・トークを持っていれば、ショットをする前にライごとの打ち方を確認することができ、スコアアップにつながります。
仮に左足下がりのライなら、右に行きやすいのでターゲットを左に持ってくればいいだけです。
もちろんゴルフは確率のスポーツなので、アドバイスをもらっても時には失敗することもあります。
しかし、ミスしたときの被害を減らすことがスコアをアップさせる秘訣であり、100切りへの最も早い近道となります。
バーディ・トークはこれから本気で100切りを目指すゴルファーの大きな味方となってくれます。
帽子に取り付けてらくらくプレー
バーディ・トークは手のひらに収まるコンパクトサイズ。
基本的にキャップに取り付けて使用します。
重量が約30gであり、帽子に取り付けていても重さを感じません。
また、帽子に取り付けても視界に入りにくいため、スイングやパッティングの邪魔になりません。
アドバイスやナビが必要な時にデバイスに話しかけて使うイメージです。
バーディ・トークはソースネクストの製品であり、ポケトークで培った音声認識技術があります。
そんため、「自分の声をデバイスが認識してくれない」といった不安がほとんどありません。
そして、帽子に取り付けた位置から最適な音量で周りの人に迷惑をかけずにAIと会話できるように調整されています。
グローブ着用のままでに操作でき、非常にシンプルで簡単です。
アプリと連動して自分のクセを分析
バーディ・トークは自分のスマホと連動して使うゴルフナビです。
しかしながら、ナビの機能的にはケータイのGPS機能と連動して、グリーンセンターまでの距離がナビされるシンプルなものです。
レーザー距離計やゴルフウォッチなどの計測機能やナビ機能を求める場合は、バーディ・トークはおすすめしません。
とはいえ、大体の距離がわかればいい初心者ゴルファーであれば、特に問題ないと言えます。
そして、バーディ・トークではショットをした時の番手や結果をデバイスに報告できる機能があります。
必ずしも使う必要はありませんが、アプリ内に自分のショットが記録され、ミスの傾向やクセがわかるようになっています。
ラウンドやショットの回数を重ねれば、自分のミスしやすい番手やミスしやすい方向が分析できます。
邪魔にならないルールブック
バーディ・トークにはスイングやスコアメイクのアドバイスだけではなく、ゴルフのルールについて尋ねることもできます。
ゴルフではシチュエーションごとに判断が難しいルールがたくさんあります。
そして、それを正しくセルフジャッジしなければなりません。
ベテランゴルファーであれば、柔軟に対応できるかもしれませんが、ゴルフの経験が浅いゴルファーにはとても無理です。
そういったときにバーディ・トークを活用すれば、ルールの間違いやマナー違反を防ぐことができます。
そのため、ルールに不安がある初心者には非常におすすめです。
買い切り型でどんどんアップデートされていく
バーディトークはゴルフナビの中では、販売価格が少し高めです。
正直、スイングの改造やショットの改善という目線で考えると、レッスンなどに通った方が良かったりもします。
ただし、バーディトークは買い切り型であり、サービスが続く限り永続的に使用することができます。
そのため、サブスク型でずっと料金を払い続けなければいけないレッスンなどとは、すこし性質が変わってきます。
また、バーディトークはデバイスに目がいきますが、実際にAIが稼働しているのはアプリの方です。
そして、そのアプリはユーザーからのフィードバックを学習して、どんどん回答の性能が上がっていきます。
必ずしも自分の要望が通るわけではありませんが、考え方によっては「自分が使いやすいようにカスタマイズできるゴルフナビ」だという風にとらえることもできます。
長い目で見えるとコスパが良い商品だと言えるため、これからゴルフを頑張ろうと考えているゴルファーに非常におすすめです。
バーディ・トークの評価
ここではバーディ・トークを実際に使った感想やメリット・デメリットをまとめましたので、参考にしてみてください。
音量はちょうどよい
基本的にバーディトークはキャップに取り付けて使用します。
ペアリングしているスマホの方でデバイスの音量調整が可能となっていますが、マックスにしてもそこまで音量が大きいわけではありません。
ただ、音量に関しては大きければいいというわけではないため、個人的にはちょうどよい音量だと感じました。
とはいえ、AIの回答を聞き逃してしまうこともあるため、今後の改善に期待しています。
(アプリをアップデートすれば対策できるっぽいです)
最初は抵抗がある
バーディトークは音声入力がメインですので、慣れてないと抵抗があります。
しかし、そんなに大きい声を出さなくても、デバイスが認識してくれますので、同伴者に迷惑をかける心配はありません。
慣れの問題ですが、最初は仕方ないと割り切って使いましょう。
主語をちゃんと入れるべき
AIへの質問ですが、ちゃんと主語を入れないと、思ってた回答と違う場合がでてきます。
たとえば、「ヤード杭が目の前にあるのですが、動かしてもいいですか?」と聞いたとします。
この場合、ヤード杭を動かしてもいいのか、ボールを動かしてもいいのか、AIでは判断できません。
意図をしっかり伝えるためにも、主語を意識して質問しましょう。
スマホのバッテリーに注意
バーディトークの機能は基本的にスマホのアプリがメインとなっています。
デバイスはあくまでスマホとプレイヤーをつなぐための機器であり、スマートフォンが主役であることを覚えておきましょう。
GPSの位置情報などもスマホを利用して取得します。
そのため、スマホの電波が悪かったり、バッテリーが少ないと、バーディトークの機能を最大限に発揮できません。
アプリによってでスマホの電池消費が早くなるわけではありませんが、ラウンド前にスマホの充電がしっかりたまっていることを確認しましょう。
どういう人におすすめか?
バーディトークは使用する目的によって合うゴルファーが変わってきますが、基本的に
- ラウンドやショットに不安のある初心者ゴルファー
- ルールがわからない初心者ゴルファー
- これから100切りを目指したいゴルファー
などにおすすめです。
バーディ・トークの使い方
バーディトークは使い方が非常にシンプルですが、少し使う前に準備が必要です。
事前準備
まず、バーディ・トーク本体(デバイス)と自分のスマホをペアリングする必要があります。
ペアリングする前にデバイスをしっかり充電しておきましょう。
付属のタイプCケーブルで充電できます。
そして、スマホアプリのバーディ・トークをインストールします。
インストール場所がわからない場合は、付属の説明書を確認しましょう。
全体的な操作方法などはバーディ・トークのアプリで説明されますので、特に難しいことはありません。
デバイスの電源ボタンを長押しし、起動したらスマホとのペアリングを設定します。
ペアリングが完了すれば、音声テストを実施します。
その後、アプリ内で自分のクラブ情報を設定すれば初期設定が完了します。
ラウンド
バーディトークはスマホのアプリとセットで使用するものです。
そのため、ラウンド中はスマホをしっかり身に着けておくようにしましょう。
スマホのバッテリーもしっかり充電しておきましょう。
バーディトークは基本的にこちらから操作しない限り何も動作しません。
そのため、情報が必要な時に操作を行いましょう。
操作と言っても使い方は非常にシンプルです。
- ショットボタンを押して、自分のショットを記録する
- AIへ質問したいときは「ASK」ボタンを押したまま質問する
- 「ASK」ボタンを2回押すと、グリーンセンターまでの距離を教えてくれる
以上の3つです。
試しに使ってみたい場合
ラウンド中でない場合も、バーディトークを使用することは可能です。
まず、バーディトークのアプリを開き、どこでもいいので適当なゴルフ場を選択します。
コース情報やグリーンなどを選択し、「次へ」をタップします。
(実際にラウンドしないので、なんでも構いません)
すると、ラウンド画面になります。
バーディトークの電源がオンになって、ペアリングできていれば、準備オーケーです。
いろいろと、ラウンド中を想定してデバイスに質問してみましょう。
ショット記録の注意点
バーディトークでは、スマホのGPS情報をもとに「各クラブの飛距離」を算出してくれます。
「SHOTボタン」を押しながら、「クラブ名+飛んだ方向」を報告するイメージですが、ここで注意点があります。
飛距離の算出には、位置情報が重要になってきます。
そのため、できるだけショットした位置から動かずに、バーディトークに報告する必要があります。
これがズレてしまうと、飛距離の算出がまったくのでたらめになってしまいます。
例えば、ティーショットを打ってからしばらく歩いたとします。
バーディトークに「報告するのを忘れてた」と思って、その場所で報告すると位置情報がおかしくなり、極端に飛距離が短くなってしまいます。
飛距離の記録はあくまでオマケ程度の機能なのですが、使う際には注意しましょう。
バーディ・トークに関するQ&A
GPSの精度はどうか?
GPSの精度は使っているスマートフォンオンGPS精度によります。
練習場で使えますか?
アプリで適当なゴルフ場を選び、「ラウンド開始」を押すと模擬で使えます。
AIはアップデートされていくのか?
ユーザーからのフィードバックをもとにAIがアップデートされていく予定です。
AIのデータはアプリの方に蓄積されていきますので、アプリのアップデートを待ちましょう。
音量は調整できますか?
ペアリングしているスマートフォンの音量を調整することで、デバイスの音量が調整できます。
ケータイの電波がないと使えない?
ケータイの位置情報を使うので、電波が悪いと使えません。
バーディトークをチェックする
バーディトーク | |
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参考価格 | 39,600円(税込) |
大きさ | 33×60×18mm |
重量 | 30g |
連続使用時間 | 8時間 |
防水・防塵 | IP55 |
アプリ動作環境 | iOS16以上、Android OS 10以上 |
バーディトークは公式サイトで購入すると、保証期間が1年ついてきます。
あくまで故障のみの対応となりますが、それでも無料で保証してもらえるのはありがたいです。
また、今なら期間限定でスマホホルダーがプレゼントされます。
ソースネクストのポイントもたまりますので、この機会に公式サイトをチェックしましょう。