【Mトレーサー】グリップスピードが測れる高性能なスイング解析機

「ゴルフの上達に行き詰ってる」
「自分のスイングどこがダメなのかわからない」

こんにちは、FOLG編集部のミキです。

ゴルフで再現性の高いショットを打つためには、安定したスイングづくりが不可欠です。

手っ取り早いのはレッスンなどのコーチングを受けることですが、しばらく通い続ける必要がありますし、費用もそれなりにかかります。

また、効果が出るかどうかも確約されていないため、独学でスイングづくりをされているゴルファーも多いのではないでしょうか。



私自身もレッスンをあまり受けたことがなく、独学でスイング理論を試しながら、自分に合うものを取り入れていくスタイルです。

スイング改造もゴルフの楽しみ方の一つではあるのですが、問題なのはそのうち「改善点が見つからなくなる」ことです。

行き詰った時こそレッスンプロなどを頼ればいいと思うかもしれませんが、意外とレッスンプロでも改善ポイントが見つからないこともよくあるのです。



実際に私自身もそういう経験があったので「レッスンプロは頼んないな~」と感じたことがあります。

中にはとても優秀なレッスンプロがいるのも理解していますが、なかなかそれを近所で探し当てるのが至難のわざ。

遠出すれば優秀な人が見つかる確率が上がりますが、それはそれで通うだけでも一苦労です。



そうやって私みたいにスイング改造に行き詰ったゴルファーにおすすめなのが、ティースリーとセイコーエプソンが開発したMトレーサーというスイング解析機です。

Mトレーサーはクラブのグリップエンドにデバイスを付けるだけで、アプリと連動してあなたのスイングをとことんまで解析してくれます。

普通にレッスンを受けていては気づかないようなデータを見ることができますので、自分でスイング改造したい人にはとても重宝する練習器具。

詳細な測定項目などは後述しますが、最後までお読みいただくことで、あなたのゴルフの悩みが解決されるかもしれませんよ。

この記事を書いた人

Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84

Mトレーサーとは?

Mトレーサーとはクラブのグリップエンドに小型のセンサーを取り付け、自身のスイング解析を行える練習器具です。

動画や弾道計測器の解析と違い、クラブの動きを中心にスイングの解析を行えるのが最大の特徴です。

Mトレーサーの使い方

まず、Mトレーサーを使うには専用アプリのダウンロードします。

アプリは無料で取得でき、新規のアカウントを作成します。

そして、Mトレーサー本体の電源を入れ、スマホとMトレーサーをペアリング。

これで初期設定が完了します。



実際に測定を行う場合はMトレーサーのアタッチメントをドライバーか7番アイアンに取り付けます。

エムトレのアプリを起動し、「スイング計測」ボタンを押します。

あとは実際にスイングするだけで自動で計測してくれます。

初期設定に少し手間はかかりますが、準備が終わってしまえば、計測自体は非常にシンプルに行えます。

測定できる項目

Mトレーサーで測定できる項目は以下のようになっています。

項目 内容
ヘッドスピード インパクト時のヘッドの速さ
グリップスピード インパクト時のグリップの速さ
最大グリップスピード ダウンスイングでの最大値
リリースタイミング ヘッドを走らせる準備度合い
ナチュラルアンコック 力の抜き具合
しなり 逆しなりの計測
アタック角 インパクトの入射角
ヘッドの加速位置 加速のタイミング
リストターン シャフトの回転速度
クラブパス 横方向の入射角
相対フェース角 フェースに対するクラブ軌道
フェイス角 目標に対するフェースの向き
ダイナミックロフト インパクト時のロフト角
HBローテーション ハーウェイバックのシャフト回転角度
トップローテーション トップ時のシャフト軸回転角度
グリップCR グリップのクロージャーレート(回転速度)



なかなか普段ゴルフしているだけは目にしないようなデータがたくさんあります。

内容がわからない場合でも、アプリ内で詳しく解説されています。

また、それぞれの数値はゴルファーの平均値や上級者の目安データなどと比較可能。

グリップやクラブの動きから、自分の弱点がしっかりわかる仕様になっています。

レッスンプロでも気づかないような内容ばかりですので、自分のスイングに迷走してしまったユーザーにとてもおすすめですね。

サブスクと無料版の違い

Mトレーサーでは月額料金を支払ってさらなる詳細分析を行うことができます。

無料版でも十分スイングの解析はできますが、より高みを目指したいゴルファーはサブスクの加入を検討しましょう。

サブスク版と無料版の主な違いはこちらです。

  1. スイングの総合診断が見れる
  2. 総合診断よりスイング改善のアドバイスが見れる
  3. 自分のスイングとプロのスイングを比較できる
  4. 過去のデータを参照できる(無料版は最新のスイングのみ)
  5. 練習するとエムトレポイントが貯まる

ちなみに新規ユーザーは2週間無料でサブスク機能がすべて使えます。

その期間はできるだけ集中してスイング解析を行いましょう。

また、Mトレーサーを公式ページから購入した場合は、サブスクの2ヶ月無料特典がもらえます。

アマゾンで買うよりもお得ですので、購入は公式ページから行いましょう。

Mトレーサーのレビュー

ここでは私が実際にMトレーサーを使って感じたことをまとめています。

メリット

  • 測定はシンプルで簡単
  • 計測できるデータの数がすごい
  • グリップスピードを測れるのがやばい
  • スイング動画を自動で撮ってくれる
  • サブスクならグリップやヘッドの動きをプロと比較できる
  • 考えながら練習するクセが身につく

Mトレーサーはアプリを起動した後、ブルートゥースでペアリングするだけで測定できます。

一度セッティングしてしまえば、あとは練習に集中できるため、特に手間がかかりません。

また、測定項目が非常に多いのですが、データ化するまでの時間がかなり短いです。

ストレスなく、スイングの解析が行えるため、スイング改造に没頭したい人におすすめです。

個人的にはグリップスピードを計測してくれるのがありがたく、トッププロとアマチュアゴルファーの差がよくわかる数値でした。

プロゴルファーのように適切なリリースができていれば、インパクト前からグリップスピードが落ちていきます。

私のようなアマチュアゴルファーはずっと一定のグリップスピードを保っていますから、うまくヘッドを加速できていないことがわかりました。

この気付きだけでも、私がMトレーサーを使ったメリットがありましたね。

デメリット

  • ドライバーは計測できていないことが多かった
  • データの見方を知っていないと使いこなせない感じがある
  • 改善ポイントのアドバイスがあるが、鵜呑みにしていいのか判断が難しい
  • 手元側で計測しているので飛距離などはズレやすい
  • グリップエンドの両面テープが破れる



Mトレーサーは7番アイアンとドライバーでスイングデータを計測します。

私のスマホとの相性が悪かったのか、ドライバーでは計測エラーがたびたび発生しました。

7番アイアンの方は特に問題なかったのですが、エラーが出るのは少しストレスになりました。

また、Mトレーサーで表示されるヘッドスピードや飛距離はあまり鵜呑みにしない方が良いです。

Mトレーサーはグリップ側で速度などを測っているので、あくまで参考値程度に考えておきましょう。

その代わりグリップ周りのデータはかなり正確ですので、そちらをメインにスイングチェックを行いたいですね。

Mトレーサーがおすすめな人

  • グリップスピードを測りたい人
  • 効率的にクラブを使いたい人
  • 自分のスイングを詳細に解析したい人
  • ヘッドスピードをアップしたい人
  • 解析をしつつ、いろんな練習を試したい人
  • レッスンプロの方



Mトレーサーがおすすめな人は、自分でスイングチェック・改造を積極的に行いたい人です。

特に普段からスイング動画などを積極的に活用しているのに、なかなか改善ポイントが見つからない人には重宝するでしょう。

また、私のようにグリップスピードを計測することで、新たな気付きを得られる人も多いはず。

Mトレーサーの詳細

エムトレーサー
価格 29,800円
通信方法 Bluetooth 5.0
通信距離 約4m(障害物が無い場合)
動作時間 約6か月
電池 CR2032 リチウムコイン電池

Mトレーサーはメーカーの公式サイトまたはアマゾンで購入可能です。

公式サイトではサブスクが2ヶ月無料になる特典がついてきます。

値段が変わりませんので、特に理由がなければ公式ページから購入するようにしましょう。