【キャロウェイ】エリートドライバー　試打評価・スペックまとめ

キャロウェイゴルフより新作のELYTE（エリート）シリーズが発売されます。

今はドライバーの予約受付段階であり、発売は2月7日からとなっています。

少し時間がありますが、ゴルフショップなどでエリートドライバーは試打できます。

こちらでご紹介する内容とあわせて、ご購入の参考にしてください。

エリートドライバーの特徴

キャロウェイのドライバーは他社モデルと違い、慣性モーメントに頼らない直進性が強みです。

パラダイムシリーズより搭載されたAiフェースが、今作ではより進化して、さらなる易しさと飛びを実現しています。

Aiフェースが10倍すごくなった

ボールはフェース面のどの位置にインパクトするかによって、サイドスピンやバックスピンのかかりかたが変わります。

また、フェース面の開閉にも大きな影響を与えるため、「打点が芯を外れた時の影響を少なくする」ことが直進性の高いドライバーの条件だと言えます。

他社の場合はヘッドのブレにくさである慣性モーメントを上げることで、打点のズレに強いドライバーを設計しています。

しかしながら、キャロウェイだけはフェース面の形状を工夫することで、この問題を解決しています。

フェース面の至る所にコントロールポイントを設置しており、余分なサイドスピンやバックスピンを抑え、最適な弾道に調整してくれます。

今作のエリートは前作のAiスモークより、なんとこのコントロールポイントが約10倍に増加するという衝撃の数値です。

もともとAiスモークシリーズも曲がりに強いドライバーだったのですが、エリートではその精度が大幅に上昇。

キャロウェイのテストでは曲がりが減ったことによって”平均飛距離が最大8ヤード上昇した”ゴルファーもいたそうです。

空気抵抗が減ったヘッド形状

今作のエリートドライバーはヘッドの形状にも工夫がされています。

空気抵抗を極限まで減らし、スイング中にヘッドがブレにくい構造に進化。

この秘密は3Dプリンターにてプロトタイプを容易に作れるようになったことにあります。

今まではプロトタイプを作るだけで数カ月かかっており、1年スパンだと2～3回テストができれば良かったほう。

しかしながら、今回のエリートドライバーは75回ものテストを繰り返しています。

以前に比べると格段にテスト回数が増加しており、空力の精度が上がったのも納得です。

Aiスモークシリーズも非常に振り抜きが良かったドライバーですが、今作のエリートはもっと振り抜きが良いドライバーに仕上がっていますね。

サーモフォージドカーボンで打感が向上

ヘッドのクラウン部分には航空分野にも使われるサーモフォージドカーボンを採用。

軽くて非常に丈夫な素材であり、より薄く肉厚を設計できるように進化しています。

余った重量を最適な位置に分配することにより、打感や打球音が気持ちよいものになりました。

ウエイトがスライド式からポート式へ

従来のドライバーではヘッド後方に位置するウエイトがスライド式で装着されていました。

スライド式はレールの重量が少し重くなるため、エリートシリーズではこれを撤去。

ポート式で配置できる場所が限定されましたが、レールを除去したことで軽量化することに成功しています。

軽量化に成功したことで、エリートではソール部分がすべてチタン素材になっています。

この変更により、ヘッドを低重心にすることができ、ボールが上げやすくなっています。

エリートドライバーの試打評価

ここではエリートドライバーを試打した感想や評価をご紹介しています。

ヘッドスピードは約40~43m/sにて試打いたしました。

シャフトはすべて純正モデルです。

エリートドライバー

スタンダードモデルながら、低スピンでよく飛びます。

捕まりは少し抑えめになっている印象。

また、球も若干上がりにくい気がします。

空力の効果なのかAiスモークMAXより振り抜きやすさがかなり向上していました。

AiスモークMAXはヘッド後方に重みを感じる感覚があったのですが、今作のエリートには全くそれが感じられません。

エリートX

今作のエリートで一番当たりのドライバーだと思いました。

コアモデルと同じような力感でスイングしたのですが、思ったほどスピン量が増えず、球がしっかり捕まってよく飛びます。

Xの方が球も上げやすいですし、飛距離も十分出ます。

試打される場合はまずこのXから試されるのがおすすめですね。

MAX FAST

軽量モデルであり、シリーズでは一番捕まるドライバーです。

少しチーピン気味の球が出ましたし、ヘッドスピードが遅い人や捕まえるのが苦手な人向けのドライバーですね。

コアモデルやXほどではありませんが、MAXFASTも結構飛びました。

スピン量も3000rpmを超えることはなかったので、シリーズを通して低スピンだなと感じました。

シニア向けでも飛ばした人向けのドライバーですね。

もちろん、振り抜きの良さは抜群です。

トリプルダイヤ

シリーズを通して一番飛距離が出たのが、このトリプルダイヤです。

私はAiスモークのトリプルダイヤを持っているので、一番楽しみにしていたモデルです。

やはり、トリプルダイヤもかなり低スピンで飛ばせるドライバーとなっています。

Aiスモークよりかなりスピンが減ったので、エリートを使う場合はロフトを上げた方がいいかもしれません。

振り抜きの良さは相変わらずですが、球の曲がり具合はAiスモークより抑えられた気がします。

まあ、Aiスモークもかなり曲がらないドライバーなんですが、エリートはそれ以上って感じですね。

エリートドライバーがおすすめな人

• アッパーで打つのが得意な人
• 高慣性モーメントのモヤっと感が嫌な人
• 最大飛距離を狙いたい人
• 振り抜きの良さを重視する人
• チーピンが多い人

シリーズを通して低スピンで飛ばせるドライバーなので、アッパーでしっかり球を上げれる人に非常におすすめです。

逆にダウンブローがきつい人は、球が上がらず飛距離がロスする可能性もあります。

エリートはそこまで捕まるドライバーではありませんので、チーピンが多い人にもおすすめです。

特にトリプルダイヤはヘッドスピードがそこまで速くなくても打てますので、機会があれば試打してみましょう。

エリートドライバーのスペック

ここではエリートドライバーのスペックをまとめています。

エリートドライバーは全部で4種類ラインナップ。

• エリートドライバー・・・スタンダードモデル
• エリートX・・・ドローバイアスモデル
• エリートMAX FAST・・・シニア向けの軽量モデル
• エリートトリプルダイヤ・・・ヘッドが少し小さい低スピンモデル

となっていますので、自分に合うモデルを選びましょう。

シャフト

シャフトはキャロウェイの純正モデルが3種類。

カスタムで通常生産なのが重さの違う4種類となっています。

スピーダーやディアマナは少し値段があがるので注意しましょう。

エリートドライバー

コアモデルはヘッド後方に３種類のポートがあります。

ウエイトは約13g、前方にも2gのウエイトが配置されています。

エリートドライバー
定価	107,800円
発売日	2025/2/7
参考価格	85,000円~（ポイント、クーポン）
ヘッド体積	460cc
総重量	303g~306g
長さ	45.5インチ
フレックス	S/SR/R
ロフト角	9/10.5
ライ角	57
バランス	D2.5

エリートX

エリートXはコアモデルと違い、ウエイトが「ノーマル」と「ドロー」の２種類。

また、前方にウエイトが配置されていません。

エリートX
定価	107,800円
発売日	2025/2/7
参考価格	85,000円~（ポイント、クーポン）
ヘッド体積	460cc
総重量	301g~305g
長さ	45.5インチ
フレックス	S/SR/R
ロフト角	9/10.5
ライ角	59
バランス	D2.5

エリート MAXFAST

今作からMAX FASTにもスリーブが追加されています。

また、ウエイトもX同様にドローとスタンダードで調整できるようになっています。

エリート　MAXFAST
定価	107,800円
発売日	2025/2/7
参考価格	85,000円~（ポイント、クーポン）
ヘッド体積	460cc
総重量	270g~273g
長さ	45.75インチ
フレックス	S/SR/R
ロフト角	9/10.5
ライ角	59.5
バランス	D0

エリート トリプルダイヤ

トリプルダイヤはソール前方と後方にウエイトが配置されています。

デフォルトでは前方が4g、後方が9gの組み合わせです。

エリート トリプルダイヤ
定価	107,800円
発売日	2025/2/7
参考価格	–
ヘッド体積	450cc
総重量	315g~317g
長さ	45.5インチ
フレックス	S/SR
ロフト角	9/10.5
ライ角	57
バランス	D2.5