バンカーに強いウェッジおすすめ7選~初心者ゴルファーならとりあえず見ろ~

「バンカーに入ったら終わり」
「どうやってバンカーから脱出したらいいかわからない」

こんにちは、FOLG編集部のみきです。

初心者ゴルファーの鬼門の一つにバンカーショットが挙げられます。

バンカーショットは、砂の上からうまくボールを打たないといけないため、フェアウェイやラフから直接打つより難易度が高いです。

また、砂が柔らかい時や硬い時、ゴルフ場によって違いがあるため、よりバンカーショットが難しくなっています。



バンカーショットで多いミスは、

  • 打点が手前すぎて大ダフり
  • ダフリを嫌がってトップ

するパターン。

youtubeなどのレッスン動画では「ウェッジを開いて打て」と言われたりします。

実際に言われた通り打ってみると、シャンクが出たり、綺麗に当たりすぎてホームランが出た経験は誰しもにあるのではないでしょうか。




実はそんな難しいことをしなくても、バンカーからラクに脱出する方法があります。

それがバンカーに強いウェッジを使うことです。

初心者ゴルファーに限らず、世の中のゴルファーはゴルフクラブを侮りがちです。

自分がバンカーショットを失敗したときに「やっぱり、バンカーが下手だから、、、」という思考になります。

実際は使っているウェッジが悪く、かえって難易度を上げている場合がほとんどです。

自分にマッチした簡単なウェッジを使えば、バンカーの難易度が大きく下がります。

そうなれば、もうバンカーショットにビビる必要がないのです。




この記事ではそんなバンカーショットに強いおすすめのウェッジを7種類ご紹介しています。

ウェッジの選び方なども解説していますので、最後までお読みいただくことをおすすめします。

この記事を書いた人

Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84

バンカーが難しい理由

まず、そもそもなぜバンカーショットが難しいのか解説していきます。

この部分を理解することで、バンカーショットに強いウェッジの必要性がよくわかります。

アマチュアは圧倒的に経験が足りない

幼少期からゴルフを始めているプロゴルファーなどは「バンカーショットが一番簡単」という人が多いです。

彼らはプロになれただけあって、小さい時からの練習量が半端なく、バンカーショットの経験も非常に豊富。

失敗することもたくさんありましたが、幼少期は飲み込むが早いので「どうやったらうまく打てるのか」を、体が無意識に覚えていってしまいます。

打ち方の上手い・下手はもちろんあります。

しかし、それ以前に圧倒的な経験値の差が、プロとアマチュアでは存在するのです。

そもそも練習する場所がない

バンカーショットはアプローチの一種なので、たくさん練習すれば、誰でも上手くなれます。

しかしながら、現実ではバンカーショットが練習できる場所がほとんどありません。

バンカーは砂の管理がとても大変で、コストが非常にかかります。

そのため、バンカーを設置している練習場などほとんどなく、あっても高額な練習料がかかってしまいます。

ゴルフ場にはバンカーがありますが、練習するには実際にラウンドするか、そのコースのメンバーになる必要があります。

バンカーの練習が一番費用がかかるといっても過言ではないのです。

ウェッジを開いて当てるのが難しい

バンカーショットはウェッジのバウンスを使って、エクスプロージョン(砂の爆発)させるのが正しいと言われています。

そして、ウェッジを開いて構えるのは、本来のモノより大きくバウンス角度をつけるためです。

バウンス角がつけば、砂に刺さりにくくなり、安定したバンカーショットが打てるようになります。

しかし、ウェッジは開いて使うと、そもそもボールにコンタクトするのが難しいです。

なぜなら、フェース面のボールと正対する面積がとても狭くなるためです。

また、ネック側が先に出っ張るのでシャンクしやすくなります。

さらにシャンクを嫌がると、トー側をかすってチョロしてしまいます。

少しでも打点がズレてしまうと大きなミスになってしまうのがバンカーショットなのです。

道具でカバーするのが一番簡単

バンカーショットを技術でカバーするには、たくさんのお金と練習量が必要になります。

忙しい現代人にそんな余裕があるはずもなく、私としてはバンカーが簡単になるウェッジを使う方がとてもおすすめです。

バンカーに強いウェッジは特に開いて構えなくていいため、有効打点エリアを広く使えます。

また、砂に刺さりにくい形状であるため、大ダフリしてバンカーから脱出できないといったミスをかなり減らすことができます。

トップやホームランのミスを減らすことができますし、バンカーショットが苦手な人にはほとんどメリットしかありません。

確実にスコアが良くなりますので、バンカー用のウェッジを持っていない人は1本購入を検討しましょう。

バンカーショットが変わるとゴルフが変わる

バンカーショットにビビる必要が無くなると、大きくゴルフが変わります。

マネジメントの幅が広くなったり、狙い場所を広くとることができるためです。

やはり、バンカーが苦手だと「バンカーを避ける」ことを優先順位の上位に持ってきがちです。

グリーン周りはバンカーが集中しているので、バンカーを避けようとすると、どちらかサイドを消す必要が出てきます。

ピンの位置やロケーションによってはバンカーサイドに外した方が難易度が易しい場合もあるのですが、バンカーが苦手だとそういった選択肢も取れません。

「バンカーを意識するあまり、逆サイトのOBに引っかかってしまった」

というゴルファーは結構世の中にいらっしゃるのではないでしょうか。

バンカーショットの苦手意識が無くなれば、そういった余計なOBを減らすことができるのです。

バンカーに強いウェッジの選び方

ここではバンカーショットに強いウェッジの選び方をご紹介します。

パット見では性能の違いや特徴が分かりにくいですので、しっかり内容を理解しましょう。

ソールがぶ厚く、バウンスがある

基本的にウェッジのソール幅が広い方が、バンカーの砂に刺さりにくいです。

また、ソールの出っ張り角度を表す、バウンス角もついてる方がダフリにくいのでバンカーショットに強くなります。

ショットの入射角が鋭角になる人は、特にバウンス角がついているウェッジを選ぶようにしましょう。

キャビティタイプが球を拾いやすくておすすめ

ウェッジには重心位置が高めのマッスルバックタイプと、重心位置が低めのキャビティバックタイプが存在します。

見分け方はバックフェースの形状です。

バックフェース側が滑らかな形状になっているのがマッスルバック。

削ってくぼみがあるのが、キャビティバックタイプのウェッジになります。

アプローチでスピンをしっかりかけたい場合はマッスルバックがおすすめですが、単純に易しさだけで判断すると、キャビティバックの方が有利になります。

重心位置が低めなのでトップのミスにも強く、ソール幅もそこそこあるのでダフリにも強いウェッジです。

この特性はバンカーショットでもそのまま当てはまりますので、基本的にバンカーに易しいウェッジを選ぶなら、キャビティバックタイプにしましょう。

ロフトは56度以上にすべし

バンカーショットではあごをクリアできる球の高さが要求されます。

高さを出すにはロフト角が寝ている方が有利であるため、ウェッジのロフトは56度~のモノを選択しましょう。

一般的なサンドウェッジには56度のモノが多いですが、球の高さを優先したい場合は60度などもおすすめです。

バランスをとるなら58度。

バンカーショットの距離を出したいなら56度というイメージ。

シチュエーション別に56度と60度、2本持つのもありですね。

シャフトの重さだけはきっちり揃えろ

ウェッジ性能に影響するヘッド形状ですが、シャフトのスペックも同じくらい大切です。

できるだけアイアンと同じシャフトにするか、それより重いシャフトを選ぶことをおすすめします。

ウェッジはアイアンより長さが短くなります。

短くなる分軽くなるのですが、ここでシャフト重量も軽くなってしまうと、アイアンと振り感が大きく異なってしまいます。

振り感が変わるとトップしたり、それを嫌がって大ダフリしやすくなります。

余計な神経を使わないためにも、アイアンシャフトとの重量バランスをしっかりとるようにしましょう。

中古はスピンがかかりにくい

ゴルフクラブは中古品の流通も多く、特に初心者ゴルファーは中古品で揃えがちです。

ウェッジ以外のクラブは特にそれで問題はないのですが、ウェッジだけは中古品だとスピン性能が大きく変わってきます。

何もないところで打つ分にはあまり差はないのですが、ラフや雨の日のショットに大きな差が出ます。

中古品で溝が削れていると、インパクトの時に葉っぱが噛みやすくなったり、水はけが悪くなったりします。

摩擦がかかりにくなり、バックスピン量が減ってしまいますので、中古品を選ぶ際は注意しましょう。

誰でもバンカーから出るウェッジおすすめ7選

ここからはFOLGがおすすめするバンカーショットに強いウェッジを7種類ご紹介していきます。

ピン BunkR

ピンがバンカーショット専用に開発した新しいウェッジ。

ロフトが64度のみとなっています。

スクエアに構えてそのままショットするだけで簡単にバンカーから脱出できます。

逆に他のウェッジのように開いて使うと上手くいかないので注意。

独特なフェース形状になっていますが、ピンらしい高い寛容性と全溝フェースが特徴です。

また、ワイドソールでハイバウンスになっており、球を上げやすいのが強み。

シャフトが硬いのでフルショットには向いていませんが、グリーン周りのアプローチにも活躍してくれます。

絶対にダフらないウェッジが欲しい人にもおすすめですね。

ピン BunkR
参考価格 26,000円~
発売日 2025/4/10
定価 34,100円
ロフト 64度
バンス 14.5
シャフト Z-Z115スチール
シャフト重量 111g
フレックス ワンフレックス
キックポイント 中元調子
トルク 1.2

キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125G

バンカーショットに強いキャスコのドルフィンウェッジシリーズ。

最新のDW-125Gはセミグースタイプとなっており、少し捕まりがよいウェッジですね。

グースがきいたアイアンと非常に相性がよく、同じようなイメージでバンカーショットが簡単に出せます。

ソール中央の「クアッドソールX」が非常に良い仕事をしており、バンカーの砂に刺さりにくくなっています。

そして、単純にバウンスを効かせただけのウェッジではないため、トップやホームランなどのミスにも強いです。

ボールが沈んだラフからのアプローチなどには全く向いていませんが、簡単なアプローチのミスを減らしたい人やバンカーショットが苦手な人にとてもおすすめです。

スチールシャフトだとお手頃価格で購入できますし、初心者ゴルファーはとりあえず1本持っておいてもいいですね。

DW-125
参考価格 16,700円~
発売日 2025/2/22
定価 23,100円/27,500円(カーボン)
ロフト 46度 / 48度 / 50度 / 52度 / 54度 / 56度 / 58度 / 60度 / 64度
バンス 3/8
シャフト N.S.PRO 950GH neo/Dolphin DP-231
シャフト重量 98g/52g
フレックス ワンフレックス
キックポイント 中調子
トルク 1.7/3.5

プロギア 0ウェッジ 2024年モデル

プロギアのキャビティバックタイプのウェッジです。

バンカーに特化したモデルではありませんが、バウンス角が大きくソール幅が広いのでダフリのミスにとても強いです。

バウンス角がついてますが、V字型のソールになっており、ラフからの抜けもそこそこよいです。

マッスルタイプに比べるとスピン性能は劣りますが、球が拾いやすくバランスの良いウェッジ。

バンカーショットだけではなく、グリーン周りのアプローチも重視したい人はこちらのウェッジがおすすめです。

ランニングアプローチにも強いので48度や52度を持っておくのもありですね。

0ウェッジ
参考価格 17,000円~
発売日 2024/9/13
定価 25,300円
ロフト 48度 / 50度 / 52度 / 54度 / 56度 / 58度
バンス 12.5~22
シャフト MCI FOR PRGR FLEX WEDGE
スペックスチールⅢ Ver.2 FOR WEDGE
N.S.PRO MODUS3 105
シャフト重量 71g/53g/98g/98g
フレックス R2(カーボン),S(スチール)
キックポイント 中調子、元調子
トルク 2.7/3.5/1.6/1.7

クリーブランド CVX2 ZIPCORE

クリーブランドはウェッジの種類が豊富ですが、CVX2 ZIPCOREはキャビティバックタイプのウェッジです。

バックフェース側を少し削っており、重心位置が低くくなっています。

ヘッドの全体の慣性モーメントも大きく、ミスショットや打点のズレに強いウェッジ。

バウンス角もしっかりついており、バンカーショットもラクに出せます。

プロギアの0ウェッジ同様にラフからのアプローチもバランスよく行えます。

いろんなシチュエーションに対応できつつ、アプローチのミスを減らしたい人におすすめです。

シャフトはウェッジ用にカットされており、従来品より軽量なので注意しましょう。

CVX2 ZIPCORE
参考価格 13,200円
発売日 2024/3/9
定価 24,200円
ロフト 46度 / 48度 / 50度 / 52度 / 54度 / 56度 / 58度
バンス 12/14
シャフト N.S.PRO MODUS3 TOUR115/ダイナミックゴールド 95/Diamana for CG II
シャフト重量 105g/88g/57g
フレックス S/S200/wedge
キックポイント 元、中元、中
トルク 1.6/-/2.9

クリーブランド スマートソールフルフェイス

ゴルファーの目的別にソールデザインやヘッドの大きさが変わっているウェッジです。

溝が全面に彫られており、フェース面を大きく使える安心感があります。

また、ソール幅は広いですが、バウンス角はあまりついておらず、トップミスを減らしたい人におすすめ。

もちろん、重心位置が低いので、球も拾いやすく、バンカーショットも簡単です。

バンカー用に使うなら、58度のタイプSか64度のタイプLがおすすめです。

ちなみにランニングアプローチ用に42度のタイプC(チッパー)なんかもあります。

シャフトはスチールですが、軽量な先調子なので注意しましょう。

SMART SOLE FULL-FACE
参考価格 11,500円~
発売日 2024/3/9
定価 18,700円
ロフト 42度 / 50度 / 58度 / 64度
バンス 2
シャフト KBS Hi-Rev MAX105スチール
シャフト重量 95g
フレックス R
キックポイント 先調子

キャロウェイ CBウェッジ

キャロウェイのキャビティバックタイプウェッジ。

MACK DADDY CBウェッジの後継モデルになります。

バックフェース側中央を削っており、全体の慣性モーメントが結構高めです。

おそらく今回ご紹介しているウェッジの中で最も慣性モーメントが大きウェッジだと思われます。

トー側やヒール側に打点がズレやすい初心者ゴルファーにおすすめです。

バンカー特化のウェッジに比べると、バンカー脱出率は少し下がりますが、全体的なアプローチの成功率が高いです。

CBウェッジ
参考価格 16,800円
発売日 2023/7/14
定価 27,500円
ロフト 48度 / 50度 / 52度 / 54度 / 56度 / 58度 / 60度
バンス 10/12/14
シャフト N.S.PRO 950GH neo/N.S.PRO Zelos 7(S)
シャフト重量 98g/78g
フレックス S
キックポイント 中、先
トルク 1.7/2.6

フォーティーン TKウェッジ

フォーティーンの易しさに特化したウェッジ。

リーディングエッジ部分に丸みをおわせた「Tankソール」が最大の特徴。

入射角が鋭角になっても、タンクソールがしっかり滑ってくれます。

また、TKウェッジはヘッドバランスが軽めに設計されており、入射角が浅くなるようになっています。

ダフリにくいのでバンカーショットにも強く、全体的にバランスよく使えるウェッジ。

そして、フォーティーンのウェッジなのでスピン性能も申し分なく、見た目もシャープでカッコよいです。

「カッコ悪いからバンカー専用ウェッジを持ちにくい、、、」

という人にとてもおすすめのウェッジですね。

TK-53/59
参考価格 23,000円
発売日 2024/6/21
定価 28,600円
ロフト 53度 / 59度
バンス
シャフト FS-WEDGE/FT62W_Ver2
シャフト重量 130g/65g
フレックス ワンフレックス
キックポイント
トルク 1.7/2.6