【テイラーメイド】Qi35ドライバー 試打評価・スペックまとめ

テイラーメイドより2025年の新作ドライバーであるQi35シリーズが発売されます。

Qi10シリーズの後継機ですが、テイラーメイドは「2作目がこけない」というジンクスがあります。

そのため、今作のQi35シリーズは非常に期待が持てます。



Qi35シリーズはまだ予約段階ですが、気になっているゴルファーも多いはず。

一部ゴルフショップなどでは試打できますので、この記事の内容とあわせて購入を検討してくださいね。

この記事を書いた人

Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84

Qi35ドライバーの特徴

カーボンフェースを採用した軽量化により、高い慣性モーメントを得たQi10シリーズ。

そのグレードアップモデルとして、Qi35がリリースされました。

低スピンで飛ぶドライバー

慣性モーメントが高く、ヘッドの重心が低いドライバーはスピンが入りやすいという欠点があります。

これはテイラーメイドのドライバーだけではなく、同じように高慣性モーメントで有名なピンのドライバーなどでも同様です。

特にヘッドの重心を下げようと後方にウエイトなどを配置すると、同時にフェース面の重心が上にズレてしまいます。

芯が上にずれると、いわゆるギア効果によってバックスピンがかかりやすくなってしまいます。

バックスピンが多い球はたとえボール初速が速かったとしても、吹き上がってまったく飛びません。



そこで、Qi35ドライバーでは重心位置の問題を大幅に改善。

フェース面の重心位置(CGプロジェクション)を最も低くしたことによって、フェース中央にインパクトした時のスピン量が大幅に低下しています。

軽量なカーボンフェースだから実現したCGプロジェクションですが、実現するのに非常に苦労したのは言うまでもありません。

新しいQi35ドライバーは、低スピンでしっかり飛ばせるドライバーに仕上がっています。

10Kも健在

前作のQi10ドライバーでも話題になった慣性モーメント10kも健在。

一万を超えるのはQi35 MAX のみですが、左右に球が曲がりがちなアマチュアゴルファーの大きな味方となってくれます。

また、今作からはヘッドの形状がコアモデルからMAXまで統一化されています。

ウエイトの位置などに差がありますが、構えた時の安心感が増しています。



そして、Qi35ドライバーはウエイトの配置にもこだわって設計されています。

デフォルトで配置されているウエイトのみならず、専用のキットも販売されており、様々なカスタムが可能となっています。

特にコアモデルは前後でウエイトを交換できるようになっており、LSモデルに近い運用も可能です。

今作は全部で4モデル

Qi35シリーズは全部で4モデルリリースされます。

  1. Qi35コア・・・スタンダードモデル
  2. Qi35 MAX・・・10kの高慣性モーメント
  3. Qi35 LS・・・ロースピンモデル
  4. Qi35 MAX LITE・・・シニア向けの軽量モデル



今まではMAX LITEがセレクト限定モデルだったのですが、Qi35シリーズから通常生産されています。

そのかわり、もともとシニア向けだったグローレシリーズがしばらく休止するらしいので、シニア向けで購入を考えている人はMAX LITEをチェックしましょう。

その他、基本的なラインナップは前作のQi10と同じです。

ただ、今作からスタンダードモデルをコアモデルと呼ぶようになっています。

Qi35ドライバーを試打した感想

シリーズを通して、低スピンで飛ばせるドライバーです。

キャロウェイのエリートも低スピンで飛ばせますが、Qi35はアッパーで打つのが苦手な人向けのドライバー。

できるだけティーを低くして打ちたい人におすすめですね。

エリートは振りぬきやすさが特徴ですが、Qi35はある程度オートマチックに打てるイメージ。



今作からコアモデルとMAXの顔がほとんど同じになっています。

そのため、安心感を持ってアドレスすることができます。

また、フェースアングルがまっすぐになっており、非常に構えやすいです。

打感は前作とあまり変わらず、少しマイルドな感じです。

つかまりはピンのG440シリーズに比べると抑えめになっています。

左へのミスを減らしたい人はQi35の方がおすすめですね。

Qi35ドライバーがおすすめな人

  • オートマチックに低スピンで飛ばしたい人
  • ティーを低くして打ちたい人
  • 最大飛距離を狙いたい人
  • 左へのミスを減らしたい人

Qi35ドライバーのスペック

ここではQi35シリーズのスペックをまとめています。

シャフト

純正シャフトが4種類あります。

シルバーやブラックはかなりしっかりしているので、シャフト選びに注意しましょう。

フレックス 長さ トルク キックポイント 重量 ヘッド
2025 Diamana BLUE TM50 S/SR/R 45.5(45.25) 4.2/4.5/4.8 53/50/49 コア、MAX
2025 Diamana SILVER TM55 S 45.5 3.6 中元 56 コア、LS
2025 Diamana BLACK TM60 S 45.5 3.1 63 コア、LS
2025 AIR SPEEDER TM S/SR/R 45.5 6.5/6.8/7.0 先中 49/46/44 MAX LITE

Qi35 コア

大きいシャローヘッドが特徴のコアモデル。

前後にウエイトがついており、それらを入れ替えると重心を前に動かすことができます。

ロースピンにしたくてLSを打ちたいけど、もう少し見た目の安心感が欲しいという人におすすめですね。

Qi35
定価 99,000円
発売日 2025/2/7
参考価格 80,000円~(ポイント、クーポン)
ヘッド体積 460cc
総重量 296g~310g
長さ 45.5インチ
フレックス S/SR/R
ロフト角 9/10.5
ライ角 56
バランス D0,D1,D2.5

Qi35 MAX

コアモデルと違い、ウエイトは後方に配置されているのみ。

オプションのキットを購入し、ウエイトを少し軽くすればスピン量を減らせます。

ちなみにですが、MAXだけ慣性モーメントを表す「10kg・cm2」がソール部分に記載されています。

Qi35 MAX
定価 99,000円
発売日 2025/2/7
参考価格 80,000円~(ポイント、クーポン)
ヘッド体積 460cc
総重量 301g~305g
長さ 45.25インチ
フレックス S/SR/R
ロフト角 9/10.5
ライ角 58
バランス D2

Qi35 MAX LITE

シニア向けのMAX LITEには専用の軽量シャフトがついています。

カスタムだとロフト12度もありますので、球が上がりにくい時に試してみましょう。

Qi35 MAX LITE
定価 99,000円
発売日 2025/2/7
参考価格 80,000円~(ポイント、クーポン)
ヘッド体積 460cc
総重量 272g~277g
長さ 45.5インチ
フレックス S/SR/R
ロフト角 9/10.5
ライ角 58
バランス D0.5,D0

Qi35 LS

可変ウェイトが3か所配置されているのがLSドライバーです。

標準は後方に13gが配置されており、前方2つは3gで同じ重量。

今作はアッパーで打てるとかなり低スピンになるので、基本的にはこのままで大丈夫だと思います。

それでももっとスピンを減らしたい場合はウエイトを前後で入れ替えましょう。

前方ヒール側を重くするとドローバイアス。

逆に前方トー側を重くすると、フェードバイアスになります。

また、ウエイトは別売りキットも発売されており、最大15gまで重さがあります。

いろいろ試したい人は別途購入を検討しましょう。

Qi35 LS
定価 99,000円
発売日 2025/2/7
参考価格
ヘッド体積 460cc
総重量 305g~311g
長さ 45.5インチ
フレックス S/SR/R
ロフト角 9/10.5
ライ角 54
バランス D0.5,D0