「そろそろピンまでの距離を測れるアイテムが欲しいな」
「GPSナビってどんな種類があるのかな?」
こんちには、FOLG編集部のミキです。
ピンまでの距離を教えてくれるゴルフアイテムにはレーザー距離計とゴルフGPSナビが代表的です。
その中でも、
- レーザー距離計=上級者向け
- GPSナビ=初心者~中級者向け
というイメージが強くなっています。
価格的にもGPSナビの方が手に入れやすく、操作も簡単なので初心者ゴルファーにピッタリなアイテムだと言えます。
この記事ではそんなゴルフGPSナビの種類やメリット・デメリットについて解説をしています。
Miki/FOLG運営者
ウェブサイトを運営しながら、ゴルフショップで修行中の身。本業は自営業。大阪府在中、ゴルフ歴10年~、アベレージスコア90前後、ベストスコア84
ゴルフGPSナビの仕組み
ゴルフGPSナビは衛星からの位置情報をもとに現在地からグリーンまでの距離やOBゾーン、池などのペナルティゾーンを計算しています。
一方のレーザー距離計はレーザーを照射し、対象物から反射したレーザーが戻ってくるまでの時間を計測しているのに対し、GPSナビは”自分の位置情報”、”グリーンの位置情報”など計測して、それらを距離に換算しています。
GPSナビとレーザー距離計では距離の出し方が全く違う仕組みになっていますので、まったく違う種類の計測器ということがわかると思います。
ゴルフGPSナビ及びレーザー距離計には各々メリットやデメリットが存在しますが、それらの違いを理解して使い分けることが大事になります。
ゴルフGPSナビを使うメリット・デメリット
ここはゴルフGPSナビのメリットやデメリットを解説していきます。
これらをチェックしながらGPSナビが自分に合っているかどうかを判断しましょう。
ゴルフGPSナビのメリット
ゴルフGPSナビはレーザー距離計に比べ
- 悪天候に強い
- 俯瞰的に距離を把握できる
- 測定がラク
- 全体的に低コスト
と言ったメリットがあります。
レーザー距離計は雨や雪が降ったときに水滴が邪魔して誤計測することがあるのですが、GPSナビではそういった心配はありません。
また、霧の強い朝一番のラウンドなどでも、しっかりピンまでの距離を測ることができます。
さらに、コースマップを表示しながら、自分の位置やグリーンまでの距離が把握できるのでブラインドのホールなどではかなり重宝することになります。
真上の視点から全体の位置を把握できるので、コースマネジメントをイメージしやすいというのもメリットの一つです。
あと、レーザー距離計はいちいち目標物にピントを合わせる必要がありますが、GPSナビは最初の設定さえ完了すれば自動で計測が可能。
計測がラクというのは非常に大きいメリットです。
ゴルフGPSナビのデメリット
一方、デメリットの方は
- 測定精度には限界がある
- イレギュラーな測定は面倒
- 電池の消耗
となります。
ゴルフGPSナビはあくまで衛星からの情報をもとに距離を計算しているので、直接レーザーの反射を利用しているレーザー距離計に比べると、距離の精度は多少落ちます。
グリーンやピンまで遠い距離であれば多少の誤差には目をつむることができますが、100ヤード以内のショートゲームでは距離誤差が命取りになることもあります。
最近ではかなり誤差が少ないタイプのGPSナビが登場していますが、測定誤差がGPSナビの弱点であることには変わりありません。
もちろん、高性能なGPSナビであれば、測定誤差も少なくなります。
しかし、それだとコストが上がってしまいますので注意が必要。
また、GPSナビは自分の位置からOBエリア(白杭)までというイレギュラーな測定には向いていません。
レーザー距離計の場合は白杭を目標に測定すればいいのですが、GPSナビには白杭の位置を把握する機能がありません。
意外とOBエリアまでの距離を測ることは重要です。
特にミスショットが多い初心者ゴルファーには番手選びの参考になることが多いです。
GPSナビでもコースマップから測れないことはないのですがやはりこちらも測定精度の問題がありますので、レーザー距離計の方に分がありますね。
あとはGPSナビはレーザー距離計に比べると電池の消耗が激しいです。
そのため、電池の交換やバッテリーの充電を細目にする必要があります。
レーザー距離計はほぼ電池を使いませんので、その点はGPSナビのデメリットになります。
GPSナビの種類
ここからはGPSナビの種類を解説していきます。
GPSナビには大きく
- ポータブルタイプ
- ウォッチタイプ
- ボイスタイプ
に分かれます。
それぞれ値段や購入の相場が違いますので、自分が気になるものをチェックしてみてください。
ポータブルタイプ
GPSナビといえば、このポータブルタイプをイメージする人が多いと思います。
実際ラウンドで使われている頻度もこのポータブルタイプが一番多いですし、値段も安価なタイプが多いのが特徴となります。
スマホより一回り小さい大きさになっていまして、電源を入れて最初に設定しておけば、あとは自動で位置情報を取ってくれます。
シンプルなタッチパネルで使いやすいので、めんどくさい設定や操作が苦手な方にはおすすめの計測器です。
バッテリーはUSBなどの充電式が多いです。
機能性にもよりますが、値段は1~3万円程度となっています。
少し設定すればティーショットがどれぐらい飛んだのか測ることもできますし、ハイスペックモデルだと高低差補正やグリーンの形状が詳細にわかるタイプのものもあります。
ラウンド中の持ち運びが若干面倒ですので、ベルトに取り付けることができるポーチなどを用意すると持ち運びが非常に楽になりますね。
ウォッチタイプ
ポータブルタイプより高価ですが、腕時計タイプのGPSナビもあります。
そのまま腕時計として着用したままプレイでき、身に着けているので無くす心配もありません。
ポータブルタイプより距離などの測定が高精度に差別化されており、価格に見合った機能を備えています。
ただ、ポータブルタイプより画面表示は小さくなるため、それが嫌に感じる方も結構いるみたいです。
また、時計を付けたままだとスイングできないプレイヤーもいますから、ポータブルタイプと好みがわかれるポイントです。
相場的には2~6万円と幅広いですね。
ボイスタイプ
ポータブルやウォッチタイプよりかなり安価なボイスタイプのGPSナビもあります。
シンプルに現在位置から”グリーンまでの距離だけ”を教えてくれる機能しかありませんが、とりあえずゴルフナビを使ってみようという方にはおすすめできます。
本当に音声だけの案内ですから、画面操作も必要なく、シンプルな機能性がメリットになります。
(逆にそれがデメリットでもある)
一般的にはキャップのつば部分にこのボイスナビをつけることが多いですね。
相場的には~1万円ぐらいになります。
初心者におすすめの買い方
まだ、計測器を持っていない初心者ゴルファーであれば、
➀ボイスタイプを購入して、カートナビの補助に使う方法
➁中古の型落ちポータブルタイプを購入する方法
がおすすめになります。
一番費用を抑えられるのが➀の方法になりますが、カートナビが設置されていないゴルフ場だと一気に情報量が少なくなってしまいます。
その点、➁の方法はどのゴルフ場でも対応することができますが、最初にコスパのいいポータブルタイプを探し出すのがかなりの手間になりますね。
個人的には初めからポータブルタイプを手に入れた方がいいと思います。
もし、知り合いがボイスタイプやポータブルタイプを持っているのなら、一度借りて使ってみるのが一番いいかもしれませんね。
まとめ
これまでGPSナビの仕組みやメリット・デメリット、GPSナビの種類を解説してきました。
個人的にはGPSナビとレーザー距離計、それぞれ特徴がありますので両方試しに使ってみるべきだと考えています。
もし仮にどちらかが不要になった場合でも中古品で高値で売れますので、意外と出費は少なかったりします。
また、計測器のレンタルサービスもありますのでそういったものもチェックしていきましょう。
ちなみにFOLGではレーザー距離計の使い方も解説しています。
よければ一度チェックしてみてくださいね。
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