G430ドライバー 評価

ピンゴルフより2年ぶりに新作のドライバーが発売されました。

今回の新作発表は円安の影響もあり、実は過去モデルより20~30%値上がりしております。
(なかなか手が出せないレベルになってきておりますが、今後も円安は続いていくんでしょうか、、、)

ですので、あまり衝動買いせずに慎重にスペックや打った感触、出球のデータなどをチェックすることをおすすめします。

この記事ではそんなG430ドライバーの特徴やモデルごとの違い、試打した評価をご紹介しています。

この記事を書いた人

パンチショット/FOLG編集部
千葉在住のサラリーマンゴルファー。
ベストスコア:78、ドライバー飛距離:280y

G430ドライバーの特徴と各モデルの違い

G430ドライバーはG425ドライバーの後継機となっています。

各モデルの違い

ラインナップは3モデルとなっており、

  • G430 MAX・・・ノーマルモデル
  • G430 LST・・・ロースピンモデル
  • G430 SFT・・・捕まりやすいモデル

というイメージです。

スペック的な違いは

MAX LST SFT
ヘッド体積(cc) 460 440 460
ロフト(°) 9/10.5/12 9/10.5 10.5
ライ角(°) 59.5 58 59.5
長さ(インチ) 45.75 45.75 45.75
総重量(g) 298~307 300~309 295~304
バランス D2 D3 D0
フレックス R~S R~S R~S



こちらの比較表を参考にしてください。

プロット図

各モデルの違いがイメージしやすいプロット図がこちらです。

比較用にステルス2も入れています。

自分が求めるモデルをチョイスしましょう。

シャフト

PINGといえば純正シャフトのTOURシャフトが人気ですが、今回は新しくなり全3種類になりました。

  1. 日本専用ALTA J CB BLACK・・・全体的にしなやかでしっかり戻って来てくれます
  2. しっかり叩けるPING TOUR 2.0 CHROME・・・前作よりやや軽めにして先端を少し柔らかくしています
  3. ツアープロ向けPING TOUR 2.0 BLACK・・・前作よりややハードになり低スピン・低弾道の仕様になっています

イメージ的にはこのような感じです。

こちらがスペックです。

シャフト名 ➀ALTA J CBBLACK ➁CHROME 65 ➁CHROME 75 ➂BLACK 65 ➂BLACK 75
素材 カーボン カーボン カーボン カーボン カーボン
標準クラブ長(inch) 45.75 45.25 45.25 45.25 45.25
フレックス R SR S R S X R S X S X S X
重量(g) 49 53 58 55 60 65 67 69 72 59 65 73 76
トルク(度) 5.3 5.2 5 4.4 4.2 3.8 3.7 3.3 3.2 3.8 3.5 3.2 2.9
キックポイント 中先 中元 中元 中元 中元 中元 手元 中元 手元

G430ドライバーの評価

今回はG430 MAXとLSTの試打を行いましたので、それぞれの評価をご紹介していきます。

G430 MAXドライバーの評価

今回のG430のドライバーは前作から進化を大きく感じられるドライバーとなりました。

打感に関してはフェースにくっつく感じがして、柔らかいとまでとはいきませんがボールを潰す感じがあるので好印象です。

その柔らかさから打音も良くなっていて、打っていて音も気になりません。

相変わらずの曲がらなさですが、さらに曲がらなくなったイメージで引っ掛けを気にせずに打てるぐらい曲がらないです。

ヘッドの重さをあまり感じる事なく、もの凄く振りやすかったのも高評価。

タービュレーターの効果なのか?打っていて毎回同じ位置にヘッドが返ってくるような不思議な感じです。

曲がりづらさと安定感を感じられ「これは曲がらないな!」と感じることができるドライバーです。

総合評価

G430 MAXドライバーは多くのアマチュアドライバーにおすすめ出来ます。

はっきり言ってこのクラブより飛ぶモデルはたくさんあります。

ですがこの曲がりづらさと、ミスの強さを持っての飛距離なら現状NO1だと言えます。

飛ぶけど曲がる。

曲がらないけど飛ばない。

どちらかに突出するクラブが多いですが、両方で平均点以上というクラブはPINGぐらいではないかと思います。

曲がらない代名詞のクラブに飛びとミスの強さを持った非常にいいクラブです。

G430 MAXドライバーが合う人・合わない人

合う人 合わない人
・とにかく曲がらないドライバーがほしい

・ドライバーの安定感が欲しい

・競技ゴルフでスコアを出したい

・とがったスペックが嫌
・一発の飛距離がほしい

・しっかりした操作性が欲しい

・タービュレーターが嫌

・低スピンドライバーが良い

・ドライバーのスライスが多い

打感・打音 

今作のG430ドライバーで一番変わった所がこの打感と打音です。

PINGといえばかなりの高音で弾きが強いイメージのドライバーではないでしょうか?

ですが今回のG430ドライバーは打感も打音も全く違って、好感がもてます。

打感はフェースに一瞬喰いつく感じがあり、玉持ちが良くなった印象。

フェースに一瞬くっついてそのあとはPINGらしい弾き感で飛んでいきます。

PINGは硬い打感ですが今回のくっつく感じが柔く、今までにはない打感です。

打音についても過去には金属音に近いほど高音のシリーズもありましたが、今回は落ち着いた音で誰もが違和感のない打音になっています。

スピン量と球の高さ

低スピンモデルが多い中、決して低スピンなモデルではありません。

適度にスピンは入りこの適度が、曲がりの少なさや飛びの恩恵を受けている感じです。

球は非常に上がりやすく、これはPINGらしいです。

ヘッドの捕まり

捕まりのいいクラブではありません。

ヘッドが自然と返ってくるタイプではなく、動かないヘッドなのでクラブの癖を掴めば使いやすいドライバーになります。

構えやすさ

460ccのヘッドサイズですが、若干ですが小さく感じます。

タービュレーターが気になる人もいますが、全体的にしまって見えて構えやすいです。

振りやすさ

今作のG430 MAXはヘッドが軽く感じます。
(ちなみに前作のMAXはD3でしたが、今作はD2になっています)

そのせいか非常に振りやすく、トップからダウンまでの位置で毎回同じ位置にヘッドが返って来てくれる感じがします。

タービュレーターとヘッド後方にも同じようなものがあるので、空力効果で振りやすくなっているのかもしれませんね。

G430 MAXドライバー

G430 MAXドライバー
参考価格 75,000円(税込)
メーカーのPRポイント ・ブレない直進性と最大初速の”激飛MAX”

・大きくたわみ、最大初速を実現

・打点がブレても快音を生み出すヘッドへと進化

G430 LSTドライバーの評価

G430 LSTドライバーはかなり手強いドライバーです。

捕まえる技術がないと右に滑っていきます。

ですがOBになるほど右に行くわけではないので、そこはさすがPINGだなと思いました。

飛距離も決して出ないわけではないので、ドンピシャでハマる人には曲がらないで飛ぶといった最強のドライバーになるんじゃないでしょうか。

総合評価

G430 LSTドライバーはハマる人には最強のドライバーになりそうです。

左が怖い人にもオススメで、飛距離を求める人にもいいでしょう。

ある程度技術がないと難しさを感じますので、安定性を求めるならMAXをオススメします。

G430 LSTドライバーが合う人・合わない人

合う人 合わない人
・左が怖い場合

・ある程度飛距離が欲しい

・ロースピンで曲がらない

・小ぶりのヘッドが好き
・ボールを捕まえられない人

・小ぶりなヘッドが苦手

・ヘッドスピードが遅め

PING TOUR 2.0 BLACKを使えば最強に左が怖くないハードヒッター用になります。

打感・打音

G430MAX同様、打感は前作と比べてかなり良くなっています。

また、G430MAXと比べて打感は少し潰し感があるように感じます。

打音も少しパカッとした打音になっています。

クラウン後方にカーボンを使用しているので、その影響で打感と打音が変わってると思いますが、打ち比べないと分かりませんので気にするレベルではないです。

スピン量と高さ

G430 MAXと比べてスピン量は少ないです。

ですが他のメーカーのロースピンモデルに比べるとスピンは入ります。

スピンが入る分飛距離は落ちますが、安定に関してはピカイチです。

ボールの高さも出て決して上がりにくいモデルではありません。

一発の飛びではなく安定して飛距離が出るモデルです。

ヘッドの捕まり

捕まりに関してはかなり捕まらなかったです。

右に滑るボールが多く、自然と捕まるタイプではないので、自分でしっかり捕まえられる人にはかなりの武器になると思います。

左が怖い人にもオススメでドローヒッターの人にはいいドライバーになるでしょう。

構えやすさ

G430MAXは460ccですが、LSTは440ccなので小ぶりです。

ですが不思議と小さいとあまり感じません。

クラウン後方のカーボンの部分もそれほど気になりませんね。

小さく見えずにカーボンも気にならなかったので、上手く作っています。

構えた時にプレッシャーを感じにくいのはメチャクチャいいですよね。

振りやすさ

PING TOUR 2.0 CHROMEは手元のシナリを感じられ、タイミングが取りやすいです。

65Sはやや軽めに感じ、やや先が戻って来てくれます。

75Sもやや軽めに感じ、65よりは粘りを感じます。

PING TOUR 2.0 BLACKもやや軽く感じますが、全体的に固くかなりハード。

軽硬のパリッとした感じで、ハードヒッターでちょうどいいです。

G430 LSTドライバー

G430 LSTドライバー
参考価格 79,200円(税込み)
メーカーのPRポイント ・ブレない低スピンを生む”激飛G430LST”

・これまでで最もブレないヘッドへ進化

・強弾道&低スピンで最大飛距離を生み出す

まとめ

ここまでG430ドライバーの特徴や評価をご紹介してきました。

最寄りの練習場やゴルフショップで試打する場合は、まずG430MAXから試打することをおすすめします。

今回紹介したドライバーの詳細は↓からチェックできます。

G430 MAXドライバー

G430 MAXドライバー
参考価格 75,000円(税込)
メーカーのPRポイント ・ブレない直進性と最大初速の”激飛MAX”

・大きくたわみ、最大初速を実現

・打点がブレても快音を生み出すヘッドへと進化

G430 LSTドライバー

G430 LSTドライバー
参考価格 79,200円(税込み)
メーカーのPRポイント ・ブレない低スピンを生む”激飛G430LST”

・これまでで最もブレないヘッドへ進化

・強弾道&低スピンで最大飛距離を生み出す