
ゴルフ初心者向けにゴルフギアに関する情報をお届けしています。
今回はゴルフクラブの軸でもあるシャフトの話になります。
アイアンやドライバーのシャフトにはたくさんの種類がありますが、どういった部分をチェックすればいいのかわからない人におすすめの記事となっています。
中上級者の場合はすでに知っているかもしれませんが、初心者の方はほとんど知らないと思いますので、是非チェックしてみてください。
シャフトのスペック
ドライバーやアイアンのシャフトでチェックしたいのは以下の項目になります。
- 素材(カーボンかスチールか)
- フレックス(硬さ)
- 重さ
- 長さ
- キックポイント
などになります。
素材と重さ
ドライバーの場合はほとんどカーボンシャフトが採用されていますが、アイアンの場合はスチール or カーボンどちらのシャフトも採用されています。
基本的にスチールの方が一般的でクセがなく重めであるのに対して、カーボンシャフトはクセがあり軽めのシャフトとなっています。
それぞれ長所や短所がありますが、カーボンシャフトはフィッティングが必須ですし、オーダーメイドで作成することになりますので、そこそこ費用が掛かることを覚悟しておきましょう。
(ただ、クラブを追求していくと、最終的にはカーボン一択になるとよく聞きます)
シャフトの重さはスイングの振りやすさに影響してきますので、できるだけ軽いほうを選ぶのが無難です。
しかし、軽すぎるのが気持ち悪く感じる場合もありますので、自分のフィーリングに合う重さを選ぶようにしましょう。
(クラブの重みを感じながらスイングしたい場合など)
重さの選定には明確な基準がありませんので、いろんな重さのシャフトを振り比べることをおすすめします。
フレックス
フレックスはシャフトの全体の硬さを表しています。
Xという表記が一番硬く、Lという表記が一番柔らかくなっています。
全体としては
X>S>R>A>L
という風な順番でシャフトの硬さが変わります。
ただ、このシャフトの硬さは明確に数字などで基準があるわけではないので、メーカーによっては硬さにバラツキがあることが多いです。
(アイアンの番手と似たような感覚ですね)
例えば、A社のXシャフトより、B社のSシャフトの方が硬いといったことはよくあります。
また、後述するキックポイントも大きく関わってきますので、フレックスの表記はあくまで目安程度に考えておきましょう。
ちなみにフレックスはシャフトのしなりに大きく影響を与えます。
シャフトがしならないとゴルフボールが全然飛んでくれないのですが、自分にとって硬すぎるシャフトを使っている場合、シャフトが全然しなっていない場合がありますので注意が必要です。
どのフレックスがいいのか?は、握力やヘッドスピードが関係してきますので、一概に言えませんが、迷った場合は柔らかい方を選択するのが無難です。
長さ
アイアンシャフトの場合ではクラブの長さに特に規定はないのですが、一般的に番手が上がれば上がるほど、シャフトが長くなっていく仕組みになります。
ちなみにシャフトは長くなればなるほどトルクが大きくなりますので、ショットの飛距離が大きく伸びることになります。
そのため、(特殊なパターを除いて)一番長いクラブであるドライバーには長さの制約がかかります。
クラブ全体の長さを48インチ以内にしなくてはならず、この長さを超えたドライバーは競技ゴルフなどで使用することはできません。
とはいっても、一般的なドライバーシャフトは44~46インチのものが多くなっていますので、特注で作ったりしない限りはあまり長さのルールを気にする必要はありません。
キックポイント
キックポイントとは意図的にシャフトのある部分を柔らかくしたポイントになります。
これがあることによって、シャフトがしなりやすくなります。
シャフトがしなることでクラブヘッドが大きく加速し、それがショットの飛距離に変換されます。
キックポイントで大事なのは、柔らかい部分がシャフトのどの部分にあるか?ということです。
このキックポイントが手元に近いか?ヘッドに近いか?で、クラブヘッドの動き方に大きな影響を与えます。
まとめ
これまでシャフトのスペックに関する情報をお届けしてきました。
シャフトは単純な”棒”に見えますが、実はいろいろな役割を担っています。
むしろ、ゴルフスイングにおいては、クラブヘッドよりシャフトの方が重要だ!と言われるぐらいですので、シャフトの知識を深めることは非常に重要だと言えます。
ご参考になれば幸いです。