
ウッドやアイアンと言ったクラブは昔からよく使われていましたが、近年使用される比率がどんどん上がっているのがユーティリティーというクラブになります。
海外ではユーティリティーではなくハイブリッドと呼ばれていますが、日本ではユーティリティーの方が馴染みが深いのでこのままユーティリティーという名称を使っていきます。
ゴルフは14本という本数の制限はありますが、基本的にどのクラブを使ってもいいようになっています。
そのため、自分が一番打ちやすいクラブをたくさん入れた方が有利にラウンドを進めることができます。
アイアンが打ちやすい人、ウッドが打ちやすい人、それぞれいらっしゃると思いますが、そのどちらにもおすすめできるのが実はこのユーティリティーというクラブだったりします。
ユーティリティーというクラブ
ユーティリティーの別名はハイブリッドですが、これはアイアンとウッドをハイブリッドしたもの(合体させたもの)という意味で名づけられています。
特徴としては
- ヘッドはアイアンより大きい
- シャフトはウッドより短い
ことにあります。
このため、同じ番手のアイアンよりユーティリティーは飛距離があり、同じ番手のウッドよりは飛ばないという特性になります。
また、ヘッドが大きくソール幅がぶ厚いため、クラブを滑らしやすくダフリやミスショットに強いというメリットがあります。
ウッドではシャフトが長すぎてコントロールが難しいという場合でも、ユーティリティーはウッドに比べるとシャフトが短いので、かなり打ちやすくなっています。
そして、飛距離もそこそこ出ますので、非常に扱いやすいクラブとなっています。
ロングアイアンがいらない
アマチュアゴルファーに限らず、最近では女性のプロゴルファーもロングアイアンを入れずにユーティリティーでクラブのセットを組む人も多くなってきました。
もちろん、それによってゴルフが簡単に楽になるからなのですが、グリーンの硬さや速さが比較的アマチュアゴルファーに近い女子プロのクラブセッティングは、非常に参考になるところがあります。
ですので、150~200ヤードのショットでアイアンやウッドでしんどいなと思う場合は、思い切ってユーティリティーを試してみましょう。
ほんとにミスに強いですし、球も上げやすいので、距離のあるパー3なんかでもしっかりグリーンに残ってくれます。
ユーティリティーには
- アイアン型
- ウッド型
と2種類ありますが、ヘッドの形状が違ってきますので、「自分が打ちやすい方(得意なほう)」を選択しましょう。
わからない場合はソール幅の広いウッド型がおすすめになります。
まとめ
ユーティリティーの特徴について解説してきました。
ちなみにユーティリティーはグリーン周りのアプローチに使用することも可能です。
パターの転がしアプローチでは「ラフに食われてしんどい」時などによく転がってくれるユーティリティーでアプローチするのも全然アリです。
さすがにピンに寄せるのは厳しいですし、高いレベルを求めるのであればウェッジを使ってほしいですが、とりあえずグリーンに乗ればOKであるなら、ユーティリティーは選択肢の一つに入ってきます。
このようにユーティリティーは使い勝手が非常によく、ウッドが苦手な初心者にも心強い味方となってくれます。
持っていない場合は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
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