
有名ゴルフメーカーであるピンが最近発売したチッパーがものすごく売れています。
チッパーはランニングアプローチに特化したクラブとなっていますが、初心者ゴルファー向けのイメージが強く、なかなか中上級者が使用する機会が少なかった印象があります。
私自身はチッパーを使ったことがない(試打したことがあるぐらい)のですが、なぜピンのチッパーがここまで売れているのか気になったので調査することにしました。
また、ピンのチッパーがどういう人におすすめできるのかも考察しています。
チッパーの特徴とメリット
まずチッパーについて簡単に説明します。
- ロフトがそこそこ立っている
- シャフトが短い
- ソールがぶ厚い
というのが一般的なチッパーの特徴になります。
基本的にグリーン周りでアプローチするのに使用しますが、シャフトが短いのでストロークやスイングのコントロールがしやすいのがメリットとなります。
また、ソールがぶ厚いのでダフリにくく、深めのラフでもボールの下をくぐったりするミスが出にくい設計となっています。
アプローチ専門と思いがちですが、実はフルショットで使っている人もいます。
実際にその方とラウンドしたことがあるのですが、風が強いアゲインストで短い距離を低いボールで狙いたい時などに使用されていました。
それを見た時にチッパーを使ってみようか迷ったことがありますね。
チッパーのデメリット
アプローチが苦手な初心者にはもってこいのクラブだと思いますが、中上級者が使わないデメリットもあります。
まず、チッパーは転がしが専門ですが、スピンがかかりにくいため、下りのアプローチなんかはとても難しくなります。
また、完全に転がすランニングアプローチをしたいのであれば、パターやユーティリティーで代用が効きます。
というより、初心者がグリーンに乗ればOKのアプローチをするなら
- 短い距離ならパター
- 遠い距離やラフが深いときならユーティリティー
でいいと個人的には考えています。
ラウンドにはクラブ数14本という縛りがありますので、チッパーのために1本消費するのもデメリットになります。
できれば縦距離ごとにクラブの種類を分けておきたいので、その枠に入らないチッパーはやっぱり邪魔になってきます。
あと、冒頭でも書いたように初心者のイメージが強いので、キャディーバッグに入れるとカッコ悪いということもチッパーが使われない理由になっています。
ピンのチッパー
そんなチッパーがいまさらなんで売れているのかということです。
これはやはりゴルフクラブメーカー”ピン”のすごいところだと思いますけど、新しく販売されたチッパーは
- 従来のようなチッパーに見えない
- スピンがそこそこ入る
- 距離感がイメージしやすい
と言ったメリットがあります。
個人的に売れている一番大きい理由はこの「従来のチッパーとの見た目の違い」だと思っています。
ちなみにこれが従来のチッパーです。
「パターのロフトを寝かせました」みたいなクラブです。
これを入れていると「なんでパターを2本入れてるの?」とか言われそうですね(笑)
そして、これが新しく出たピンのチッパーです。
これだと完全にウェッジやアイアンみたいな見た目になっています。
おそらくこの見た目の差がユーザーに大きく響いたんでしょう。
また、楽天やゴルフの口コミサイトを拝見していると、従来のチッパーと比べてスピンの入りやすいことや、アプローチが苦手な人が距離感を出しやすいなどのメリットが記載されておりました。
特にロフトのバランスは絶妙みたいで、いろんなシチュエーションに対応できるそうです。
参考にさせていただいたサイトはこちらになります。
まとめ
これまでチッパーに関する個人的な見解を述べてきました。
「正直チッパーなんて一生使わないかな」と思ってましたが、今回いろいろ調査してみてかなり興味がわいてきました。
気になる場合はチェックしてみてください。
ピン ChipR

メーカー | ロフト | ライ角 |
---|---|---|
ピン | 38.5度 | 70度 |
バウンス角 | クラブ長さ | シャフト |
8度 | 34インチ | Z-Z115 |
ご参考になれば幸いです。
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