
アイアン編ではアイアンの役割や番手の違い、自分に合うアイアンの見つけ方などを紹介してきました。
ゴルフ初心者向けにギアの解説をしていくシリーズです。 今回からはアイアン編に入っていきます。 これまでのドライバー編はこちらから ゴルフクラブの中では一番本数が多くなるのがアイアンというクラブです。 最近ではハイブリッド …
ゴルフを始めて間もない初心者にとっては、数あるゴルフクラブの中からどれが自分に合うのか判断するのは非常に難しいと思います。 そんな方のために、どういうポイントに絞ってアイアンを選べばいいのかわかりやすく解説していきます。 …
今回の記事では初心者があまり意識してこなかったであろうウェッジに関する情報を解説していきます。
ウェッジの役割
ウェッジは主にショートゲームで使用されるクラブになります。
飛距離は人によって全然違いますが、一般的なウェッジは大体100ヤード以内で多く使われます。
ウェッジの特徴は長い番手のアイアンと比べると、スピンが入りやすいことが特徴としてあります。
また、ロフトも寝ているので球も上げやすく、ちゃんと止めなきゃいけないグリーン周りで重宝するクラブとなります。
初心者ゴルファーのグリーン周りはパターやユーティリティを使ったランニングアプローチがおすすめなんですが、ウェッジで打たないとグリーンをオーバーしてしまったり、ピンに寄らないシチュエーションもたまにあります。
そのため、アプローチはできるだけパター派のゴルファーでもウェッジは最低ロフトの違うのものを2本以上は持っておきたいところです。
*ロフトが変わることでウェッジの役割も大きく変わります。
ウェッジの違い
ウェッジにはいくつか種類があります。
- ピッチングウェッジ
- アプローチウェッジ
- サンドウェッジ
- ロブウェッジ
と言った分類になります。
ピッチングウェッジ
番手のところに”P”と表示してあるのがピッチングウェッジになります。
ウェッジの中では一番ロフトが立っており、100ヤード近くのセカンドショットなどでよく使われるクラブになります。
また、低めに出して転がすランニングアプローチなどでもピッチングウェッジを使うことがよくあります。
ただ、他のウェッジに比べるとスピン量は少なめになりますので、アプローチするとグリーン上をそこそこ転がっていきます。
飛び系のアイアンセットだとロフトが42°前後のピッチングウェッジが入っていることがありますが、従来のピッチングウェッジのロフトは48°前後になります。
ピッチングウェッジはメーカーやクラブによってロフト角が全然違うことに注意が必要ですね。
アプローチウェッジ
名前の通りアプローチでよく使われるウェッジをアプローチウェッジといいます。
番手には”A”と表示されています。
基本的にフルショットで使うことよりもハーフショットやスリークォーターで打つ機会の方が多いと思います。
ピッチングウェッジに比べるとボールそこそこ上がってくれますし、スピンもまあまあ入りますので、使い勝手のいいウェッジになります。
ロフト的には50~52°がアプローチウェッジになりますが、個人的にもこのウェッジはアプローチでよく使います。
サンドウェッジ
番手が”S”と表示されているサンドウェッジのサンドは「バンカーの砂」のことを指しています。
そのため、あごの高いバンカーなどでボールを浮かせなきゃいけない場面でよく使われるウェッジになります。
グリーンから遠いフェアウェイバンカーの場合では使うことはほとんどありませんが、ゴルフ場ではグリーン周りによくバンカーが設置されていますので、お世話になる機会は結構あると思います。
サンドウェッジのロフトは56°前後が多いイメージがあります。
バンカー用と説明しましたが、普通にアプローチで使うこともできます。
アプローチウェッジよりふんわりしたボールを打ちたいときなんかに便利ですね。
ロブウェッジ
アマチュアゴルファーはあまり使う機会がないと思いますが、ロフトが60°前後のかなり寝ているウェッジをロブウェッジと呼んでいます。
ツアープロなんかが試合をしているグリーンはコンパクションが硬く、グリーンがめちゃくちゃ速いため、下りのアプローチなんかではこういったロブウェッジが多用されます。
ただ、アマチュアが回るコースではそこまでロブショットが必要な場面は少ないと思います。
しいて使う場面を上げるとするなら、砲台グリーンにアプローチするときぐらいでしょうか。
私自身も昔に60°のロブウェッジを入れてましたが、ほとんど使う機会がなかったので入れるのを辞めました。
現在はサンドウェッジとロブウェッジを兼ねた58°のウェッジを使用しています。
まとめ
これまでウェッジの役割やそれぞれの違いについて説明してきました。
グリーン周りのショットはとてもシビアであるため、ウェッジの違いや特徴を理解するのはとても重要です。
ウェッジはアイアンセットのようにセット販売されていないため、自分の目的に合ったウェッジを一つ一つ探していく必要があります。
そして、最近のウェッジは大体ロフト表記になっていますので、自分に必要なロフト角をしっかり考えてウェッジを購入するようにしましょう。
多い組み合わせとしては
- 48・52・56・60
- 48・52・58
といったウェッジの構成になります。
ご参考になれば幸いです。