
これからラウンドデビューする方や初心者ゴルファーに向けて、ラウンド中に抑えておきたいゴルフマナーを紹介していきます。
ゴルフの楽しみ方は
- 会話や昼食、プレーを中心に楽しむエンジョイゴルフ
- 競技性やスコアを追い求めるアスリートゴルフ
に分かれます。
(と言っても、自分で勝手に分類しただけですが)
エンジョイゴルフとアスリートゴルフでは”特に気を付けたいマナー”が変わってきますが、どちらに対してもドNGなのが、スロープレーとなります。
今回はそんなスロープレーがどんなに害悪か解説していきます。
スロープレーとは?
まず、スロープレーとは何なのかという話からしていきます。
ルール的には明確な秒数が定義されているわけではありませんが、目安としては「なんの障害もなく、プレーできる状態になってから40秒以内にショットする」のが求めらています。
また、スロープレーは連帯責任として見られますので、例えば前の組に大きく引き離されてしまった場合などに、ゴルフ場から注意を受けたり、競技の場合はペナルティの対象となることがあります。
40秒というのはまあまあ早いので、意識しないと簡単にオーバーしてしまいます。
自分のプレーに集中するのは構わないのですが、同伴者や後続組もいることを絶対に忘れないようにしましょう。
そして、やってしまいがちな主なスロープレーの代表としては
- ショットする前にご丁寧に2回も3回も素振り
- セットアップしてからなかなかバックスイングを始めない
- 番手間違えたからカートまで取りに行く
- ロストボールを延々探す
といった感じです。
スロープレーの影響
スロープレーの影響はかなりあります。
まず、同じ組で回っている同伴者ですね。
先ほど書いた通り、スロープレーは連帯責任となるため、前の組に遅れないように”同伴者がめちゃ急いでプレーする”必要が出てきます。
結構理不尽な話ではあるのですが、スロープレーをしている人に「さっさと打たんかい!」と注意することはとてもとても難しいので、仕方なく”プレーが遅れていることがわかっている人”がさっさとプレーを済ませるわけです。
ここで肝心なのはスロープレーをしている本人は”周りのことをまったく気にしていない”ことにあります。
(もちろんスロープレーのスの字も知りません)
一緒に回っている同伴者にしてみれば、まずスロープレーをしている本人が周りを気にしていないことにもイライラするし、そもそものスロープレーにもイライラするし、自分が焦ってプレーしなければならないことにもイライラします。
いわゆるスロープレーの3重苦なんですが、こんな状態でプレーが楽しいはずないですよね。
また、ストレスがあるとプレー自体にも影響してきますので、スロープレーヤーがいる時に”いいスコア”が出ることはほとんどありません。
そして、スロープレーは後続組やゴルフ場自体にも多大な迷惑をかけてしまいます。
後続組はティーグラウンドで延々待ちっぱなし、ゴルフ場のスタッフはゴルファー全員がクラブハウスまで帰ってこないと仕事が進みません。
たった一人の配慮のないプレーによって、こんなにいろんな影響が出てしまいます。
電車などを正当な理由なく緊急停止してしまった場合は、後日に損害請求されることになりますが、ゴルフのスロープレーも罰金を科してほしいぐらいの迷惑行為に当たりますよね。
スロープレーにならないために
この記事の本題はここからになります。
自分がスロープレーをしないためにどういったことに注意すればいいのか?をしっかりチェックしましょう。
まず、自分自身が早くプレーするために
- ショット前の素振りは1回にする
- 構えたらさっさと打つ
- 事前に番手を多めに持つ
- 同伴者がショットしている間に自分のショットの準備をする
- グリーンのライン読みはほどほどに
- 自分が下手な場合はとりあえず走る
- ティーショットのOBはプレ4を使う
- ロストボールをいつまでも探さない
と言ったことが大事になってきます。
特に初心者の場合はミスショットが多くなるため、ボールの位置まで”走る”ことがとても大事です。
(どれだけ下手くそでも、周りを気にして走れる人は次回以降もラウンドに誘ってもらえます)
また、同伴者のプレーに対しても
- ボールの行方を追ってあげる
- 一緒にロストボールを探す
- 必要なクラブをカートからとってきてあげる
などのサポートがあると、好感度もプレースピードもぐんとアップします。
特にグリーン上では絶対にパターが必要ですので、パターを持っていない同伴者がいれば、自分のパターを持っていくついでにその方のパターを持って行ってあげましょう。
こういう気づかいがラウンドでは非常に大切になります。
まとめ
- スロープレーは同伴者・後続組・ゴルフ場に迷惑をかける
- 嫌われないためにスムーズなプレーを心がけよう
- 自分がスロープレーをしない意識が大事
- できれば同伴者のサポートもしてあげよう