
ゴルフを始めたての初心者にはトップ・チョロ・空振りが人気のミスショットになりますが、ある程度ゴルフスイングに慣れてくると、このダフリが良く出没するようになります。
ある程度転がってくれるトップと違い、ダフってしまうとボールは全然飛んでくれません。
そういった意味ではまだ”トップの方”がラウンドでは許容できるミスになりますよね。
※それでもトップを治したい人はこちら
ゴルフを始めたての初心者に一番多いのが”トップ・チョロ”と言われるミスショットになります。 ドライバーやウッド、アイアンではボールが全然飛ばす、グリーンに到着するまで5打・6打と大叩きしてしまったり、アプローチではトップ …
ですので、ラウンド中では極力ダフらないようにスイングすることが大事になります。
最悪の場合「トップしてもいいや」ぐらいのスタンスで行きましょう。
ダフリの原因について
まずダフるということについてですが、
「クラブヘッドがボールに到達する前に、ボール手前の地面をたたいたり、ヘッドが突き刺さったりすること」
をダフりといいます。
ダフり方にもよりますが、基本的にボールが前に飛ばないことが多いです。
フルショットなら多少の飛距離ロスで済む場合もありますが、アプローチなどのハーフショットではボールがまったく進まなかったりしますし、やってしまったときの精神的ダメージが非常に大きいです。
ただ、アプローチの場合はトップしてしまうと飛びすぎてグリーンを大オーバーしてしまう場合もありますので難しいところです。
また、地面を叩くことによって、フェース面が急に閉じたり(俗に言う「噛んだ」)して大きく左に飛んでいくこともあります。
ボールの手前を叩いてしまう原因はいっぱいありますが、まずはこれを理解してください。
なぜ手前を叩くのか
スイングにおいて一番重要なのが打点と言われるスイングの最下点になります。
(ドライバーの場合はまた違ってきますが)
この打点がボールより右側にずれるとダフリというミスが生まれてしまいます。
ボールに当たる前に地面(芝)を掘ってしまうので、エネルギーロスが生まれてしまいます。
そして、そのエネルギーをロスした分、ボールが前に進まなくなるというイメージなりますね。
ボールの右側に打点が動いてしまう一番大きい原因としては
スイング中の遠心力が考慮できていない
ことです。
よく「遠心力を使って飛ばす」という人がいますが、これは完全な間違いです。
遠心力は飛球線方向ではなく、クラブの延長線上に働きます。
つまり、”遠心力によって、クラブが外側に引っ張られる”わけです。
そして、ヘッドスピード(クラブを振るスピード)が上がれば上がるほど遠心力も強くなります。
つまり、
- 初心者の頃はクラブに慣れておらずヘッドスピードが低かった
- ある程度練習すると、クラブを振ることに慣れた
- クラブに慣れたのでヘッドスピードが上がってきた
- 遠心力も増えたので打点が右側にずれた
みたいな人が多いと思いますね。
ダフリの原因まとめ
ダフリの原因は打点のズレになりますが、先ほどの遠心力以外にもいろんな要素でダフリやすくなります。
- クラブの遠心力に負けて打点が右にずれてしまう
- スイング中に下半身や腰が左右に動いてしまう
- ダウンスイング時に右肩が極端に下がる
- 前傾が深くなりすぎてしまう
等々ですね。
対策方法
ダフリを改善するためには自分のスイングや意識を改善する必要があります。
さすがにスイングは十人十色であるため、ここでこういう対策が有効ですと示すのはかなり難しいです。
ただ、それでも誰にでも効果がある練習方法があります。
それが「ショットがダフったあとに次のショットでわざと”トップさせる”こと」です。
これが難しかった場合は、”ボールの左側を叩く”ようにしてみてください。
ダフリの原因はいろいろありますが、トップさせようとすると「自然と体がその方向に動こう」としますので、これだけでもスイング改造に繋がります。
大事なのは極端にやることです!
練習に行ったときに試してみてください。
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