
ゴルフをがっつりやるようになってからあまり気にしなくなりましたが、やったことがない人からするとゴルフとグラウンドゴルフ(グランドではありませんよ)の違いがよくわからない場合があるみたいです。
それをいうと、ゲートボールとグラウンドゴルフの違いも非常にややこしくなりますが、せっかくなのでゴルフ・ゲートボール・グラウンドゴルフがどういう点で違いがあるのか?を書いていこうと思います。
さすがにゴルファーは誰かに聞かれたときにしっかり答えられるようにしておきたいところです。
似てるけど全く違うもの
ゴルフに限らずこういった問題はほかにもあります。
例えば、
- サッカーとフットサルの違い
- 野球とソフトボールの違い
などですね。
なかなか実際にその競技をプレーしたことがないと、理解するのは難しいものですが、やったことがある人間からすると”全く違う競技である”ことがよくわかります。
ですから、ゴルフ・ゲートボール・グラウンドゴルフもそれぞれ一度体験してみると違いがよくわかるようになると思います。
しかしながら、これら3種のスポーツはそれぞれ道具やプレーする場所、同伴者が必要になるため、ぱっと思い付きでできるようなシロモノでもありません。
そのため、それぞれ違う部分を細かく見ていく必要があります。
ルール的な違い
まずはざっくり基本的なルールの違いを見ていきましょう。
ゴルフ・グラウンドゴルフ・ゲートボールで表にまとめています。
ゴルフ | グラウンドゴルフ | ゲートボール | |
---|---|---|---|
スタイル | 個人+チーム | 個人 | チーム |
目的 | ホールアウト | ホールアウト | 総得点を競う |
人数 | 1人~ | 1人~ | 2チーム(10人)~ |
場所 | ゴルフ場 | グラウンド | グラウンド |
これだけで見るとゴルフとグラウンドゴルフが結構似てて、ゲートボールは全く違うスポーツだなというのがよくわかりますね。
ゲートボールは”グラウンドでボールを打つスポーツ”という意味ではグラウンドゴルフと似ていますが、そもそもチームで得点を競い合うスポーツなので、ルール的にはチーム競技である野球とかサッカーに近いものがあります。
ですので、ゲートボールに関してはこれ以上見る必要はないと思います。
グラウンドゴルフとは?
ゴルフに比べるとグラウンドゴルフの歴史はかなり新しいものになります。
また、日本で生まれたスポーツであることを知らない人も多いのではないでしょうか?
まずはその誕生の背景をみていきましょう。
昭和57年に鳥取県東伯郡泊村生涯スポーツ活動推進事業の一環として、泊村教育委員会が中心になり考案されました。
高度な技術を必要とせず、しかも全力を出す場面と、集中力や調整力を発揮する場面がうまく組み合わされており、ルールもごく簡単なことから、初心者でもすぐに取り組めます。
日本グランド・ゴルフ協会
こちらにあるように鳥取県で誕生したスポーツになります。
ちょうど今年で生誕40年になりますかね。
さすがにゴルフの名前を使っているだけあって、ルール的に似ているところはたくさんあります。
まず、ホールアウトするまでの打数を数えること、ホールポストにボールを停止させること、クラブを使ってボールを打つこと、などですね。
また、エチケットやマナーについても言及されており、この辺りもセルフジャッジであるゴルフの特性とよく似ています。
違い
グラウンドゴルフとゴルフが決定的に違うのが
- 道具(クラブやボール)
- プレー場所
- 球筋やスイング
- 難易度
という部分になります。
実のところ、私は最初にグラウンドゴルフをやってからゴルフをやるようになった人です。
小学生ぐらいのときに地域のスポーツ交流でグラウンドゴルフの存在を知りました。
当時の感想としては普通に面白かったですし、ゴルフに比べるとだいぶ簡単なスポーツになりますね。
グラウンドゴルフの場合はボールもゴルフボールより一回り大きくて重いですし、地面がグラウンドなのでボールはかなり止まりやすいです。
ゴルフの場合は転がりが良ければ良いほど、距離感を合わせる力加減が難しくなりますから、そういう点では初心者に非常にやさしいスポーツになります。
また、コース自体がパターゴルフぐらいの大きさになりますので、ゴルフみたいにボールを浮かして遠くへ飛ばす必要がありません。
グラウンドゴルフのメリット・デメリット
とりあえず、ボールを打つことに慣れるためにグラウンドゴルフから始めてみるのもアリかもしれません。
道具もゴルフに比べると用意するものが少なくなりますし、ゴルフみたいにラウンド費用がかかるわけでもありません。
ルールもゴルフみたいに複雑ではなく、ペナルティなどもほとんどないため、新しく始めるハードルは低いと思います。
ただ、競技人口があまり多くないことややっている場所が限られていることにより、そもそもグラウンドゴルフに触れる機会があまりありません。
私の場合は地域の交流でやっていたので、たまたま触る機会がありましたが、そうでない場合は自分でサークルなどを探す必要があります。
グラウンドゴルフの場合はこれが一番の参入障壁になっているかもしれませんね。
まとめ
これまでグラウンドゴルフとゴルフの違いを見てきました。
- グラウンドゴルフとゴルフは全く違うスポーツ
- 鳥取県でグラウンドゴルフは発案された
- ルールがシンプルで覚えやすい
- ラウンド費用がかからないが競技人口が少ない
という特徴がありました。
気になる人は一度グラウンドゴルフに触れてみてはいかがでしょうか?