
ゴルフ初心者がコースデビューするときに絶対に押さえておきたいルールやゴルフ用語について解説していきます。
仲間内でラウンドする場合はテキトーにやっていても大丈夫ですが、仕事の取引先や上司とラウンドする場合などではそういうわけにはいきません。
逆に「初心者なのによく予習できているな!」と好印象を与えられるように頑張りましょう。
また、中上級者でも勘違いしていたり、今まであいまいにしてきたルールなどもあります。
なので、この際一気にゴルフルールやゴルフ用語をチェックしていきましょう。
ゴルフの原則
ゴルフには以下の4つの原則があります。
- 1つのボールでプレーする
- 連続したストロークで打つ
- あるがままにプレーする
- ホールアウトする
➀の「1つのボールでプレーする」では基本的にボールロストしない限り、ゴルフは1つのゴルフボールでプレーを行います。
(2球ずつ打っていいほうを選ぶスクランブルというルールもありますが、覚えなくて大丈夫です)
*たまに「練習!」とか言って、2球打ったりする人がいますが、スロープレーの原因にもなる重大なマナー違反ですから絶対にやめましょう。
➁の「連続したストローク」というのは、「しっかりクラブを振る」という意味になります。
わかりにくいですが、ボールをクラブで押して動かしたり、引いて動かしたりするのがダメだということになります。
ちゃんとボールを叩かないといけないわけですね。
➂の「あるがままにプレーする」は木の根っこや枝、石などの障害物がある場合でも、そのままプレーをしなければならないという意味です。
ただし、落ちた葉っぱや折れた枝などはボールが動かない限り動かしてよいとされています。
➃の「ホールアウトする」に関してはそのままの意味となりますが、しっかりカップを狙ってショットをしてくださいという意味になりますね。
(原則というより目的になります)
全然関係ない場所(グリーンと真逆の方向に打つなど)を狙ったりするのはダメですよ。
コース内の名称
ゴルフコースと言ってもいろんなエリアに分かれています。
まず、ジェネラルエリアと呼ばれる
- フェアウェイ
- ラフ
- グラスバンカー
- サブグリーン
- 修理地
に加え、
- バンカー
- クリーク
- 池
などもあります。
こちらは言葉で説明するよりも写真で覚える方がいいと思います。
〇フェアウェイ・バンカー・ティーイングエリア
〇パッティンググリーン・ラフ・カラー・池
〇グラスバンカー
〇クリーク
いきなり全部覚えるのは難しいと思いますが、同伴者がボールを見つけてくれた場合に「グラスバンカーにある!」と説明されたりしますから、徐々にでも覚えていきましょう。
コース内の杭
コース内にはいろんな種類の杭が刺さっており、そこを境界にそれぞれルールが適用されます。
こちらも色やら境界線の引き方やらが結構ややこしいので、しっかりチェックしておきましょう。
アウトオブバウンス(OB)
コース内にある白い杭がOBの境界線になります。
こちらの白い杭と白い杭を結んだ境界線よりコースの外側に出てしまったボールはOBという扱いになり、ロストボールと同じくペナルティが課せられます。
このペナルティはOBになったショットの位置(元の位置)からの打ち直し及び+1打のペナルティとなります。
(2打目OBだった場合は元の位置から4打目で打ち直します)
境界線上はOBとならずセーフですが、少しでもコース外側にボールが出ている場合はアウトになります。
また、この白杭は抜いたり、動かしたりすることができません。
池及びクリーク
OBの白杭と違って、黄色(池)や赤色(クリーク)で境界されているエリアもあります。
こちらはOBの白杭とは違い、ショットできるならそのままショットしても大丈夫です。
また、近年のルール改正により、ソールしてもOK(地面にクラブをつけても大丈夫)になっています。
もし、ショットできない場合はボールが境界線を遮った位置からピンに近づかない場所からドロップして打ち直すことができます。
(ただし、1打プラスのペナルティはかかります)
ゴルフ場によってはローカルルールでドロップエリアを作ってくれているので、そちらを目印にドロップしても問題ありません。
こちらの黄杭や赤杭はショットの邪魔になる場合は抜いたり・動かしたりすることが可能です。
白杭と混同しないように注意しましょう。
バンカーについて
バンカーはハザードと呼ばれるエリアに分類される砂場のことを指しています。
柔らかい砂の上でボールをうまくショットすることができず、初心者ゴルファーには特に嫌われている印象があります。
バンカーではソールが禁止されています。
(ショットするとき以外、砂にクラブをつけてはいけません)
そのため、素振りなどでも砂に接触しないように注意しましょう。
もし、ソールしてしまった場合は2打罰のペナルティが課されます。
また、足場をならしたり、意図的に砂を崩したりすると、「ショットしやすいように細工した」とみられる場合もあるので注意が必要です。
(この場合も競技などで2打罰が課される場合があります)
バンカーはショットが終わった後に、周りにあるレーキを使ってしっかりならしておきましょう。
結構重要ですし、これがバンカーのマナーですが、慌てて忘れてしまうゴルファーも多いので注意が必要です。
できれば手が空いている同伴者が代わりにならしてあげるのがいいのですけどね。
その他の気を付けたいルール
ラウンドでは基本的に自分のボールだけを打ちますが、もし間違えて「他人のボールを打ってしまった場合」には2打罰のペナルティが課せられます。
ですので、しっかり自分のボールかどうかわかるようにしておきましょう。
初心者の場合はロストボールやもらったゴルフボールでショットすることが多くなりますから、なおさら注意が必要です。
OBした後などにボールの種類が変わる場合は最低限「どこのメーカーのボールか?」ぐらいはチェックしておきましょう。
また、グリーンまわりで注意したいのは「動いているボールを打たないこと」です。
スロープレーで焦ってしまって、ボールが止まりきらずに打ってしまわないように注意しましょう。
動いているボールを打った場合も2打罰のペナルティが課せられます。
まとめ
- ゴルフには4つの原則がある
- ゴルフコースにはいろんなエリアがあり、それぞれ名称がついている
- OB杭(白杭)は抜いたり、動かしたりすることができない
- 赤杭はボールが打てるならそのまま打っていい
- 赤杭は抜いたり、動かしたりしていい
- バンカーはソール禁止
簡単ですが、初心者が最低限押さえておきたいルールやゴルフ用語について解説してきました。
できるだけルールを覚えておく方がいいですが、少しでも不安がある場合は同伴者に確認しながらプレーしましょう。
スプリンクラーなどの人工物が障害でショットができない場合は無罰でボールを動かせたりしますので、そういう時は同伴者に一度声をかけてからボールを動かすようにしてください。
「この場合はボールを動かしてもよかったですよね?」みたいな感じで聞くのが一番いいと思います。
なかなかゴルフのプレー自体でも難しいと思いますが、しっかり予習して頑張りましょう~