ゴルフボールや進化の歴史、ボールのスピンについて

近年、アメリカPGAツアーでは選手たちの”ドライバー飛距離の伸び”が問題視されています。

簡単に言うと、「ドライバーが飛びすぎてコースの長さが足りなくなっている」という話です。

昔に比べると選手自体が大型化(ムキムキ)していますし、ゴルフクラブなどもかなり進化してきました。

しかし、道具の進化の中でも一番影響が多いと言われているのが、ゴルフボールの進化になります。


ゴルフギアといえば”クラブにばかり目が行きがち”ですが、実はゴルフボールという存在も非常に重要なんです。

ゴルフボールはゴルフの歴史とともに進化してきました。

そんなゴルフボールについて知識を深めていきましょう。

ゴルフボールの歴史

大昔、イギリス(スコットランド)でゴルフというスポーツが誕生したころには、羽毛を皮で包んだようなボールでプレーされていたそうです。

ガッタ・パーチャボール

昔のゴルフは手作りの羽毛ボールを使っていましたが、ガッタ・パーチャボールというものが1870年代から量産されるようになりました。

はじめはボールの表面がツルツルだったんですが、1890年ぐらいに「ボールに傷がついた方が飛ぶ」ということが発見されます。

そこからボールの表面にメッシュを入れることが流行し、現在のボールの形に近づいていったわけです。

また、ボールの傷がヒントとなり、1905年にディンプルが発明されています。

ボールの規格

その後、糸状のゴムを巻いたコアにガッタパルチャのカバーを付けたゴルフボールが出てくるようになり、1929年にはボールサイズに関する規定ができました。
(直径1.68インチ以上。小さいほうがボールは飛びますので、「一定以上の大きさにしなさいよ」ってことです)

また、1932年にはボールの重さを1.62オンス(45.93グラム)以下と規定されています。

このあたりからボールに対するルールが明確になっていきます。

2ピース・3ピース

1960年には2ピースボールが登場し、1986年には3ピースボールが誕生しています。

この頃からゴルフボールには樹脂を使用したもの(イオノマーカバー)が主流になり、現在のゴルフボールにかなり近づいています。

2000年代からはウレタンカバーが登場し、多層構造(ソリッドコア)という飛距離にもスピン性能にも優れるボールが誕生しました。

ゴルフボールの種類

分類

最近ではゴルフボールも種類わけがされています。

というより、ユーザーに分かりやすくするためにタイプ分けしてメーカーが販売し始めた感じになります。

  • 飛距離重視のディスタンス系
  • スピン重視のスピン系

というのが主な分類となります。

ディスタンス系

今に限ったことではありませんが、昔からゴルフは「なんでもいいから飛ばしたい」という層が結構いらっしゃいます。

ドライバーはもちろんのこと、アイアンなど(さすがにパターはないけどw)でも飛ばすことがアイデンティティになるといった側面があります。

確かにスコアメイクにおいても飛ぶ方が有利なのは間違いありません。

そういった方々の要望に分かりやすく答えているのが、このディスタンス系のボールになりますね。

スピン系のボールに比べると安価なタイプのボールが多い印象です。

一時期みんな使っていた本間のD1やTOBIEMON(トビエモン)などのボールも高コスパのディスタンス系ボールになります。

スピン系

ディスタンス系がアマチュア向けに対して、スピン系は競技ゴルファーやプロゴルファー向けの設計になっています。

名前の通り、飛距離よりスピンのかかりやすさを重視したボールになっています。

もともとゴルフはスピン量が多いほうがコントロールしやすいですので、飛距離よりコントロール性を重視するゴルファーに選ばれています。

基本的に値段が高いボールが多く、なかなかボールロストが多い初心者には手が出せないシロモノとなっています。

しかし、実際に打ってみると球の上がり方やグリーンでの止まり方など、「やっぱり違うな~」と感じることが多いですね。

おススメのゴルフボール

初心者向け

本間ゴルフ D1ボール

本間ゴルフ D1ボール
アマチュアゴルファーでめちゃくちゃ流行った低コストボールが本間のD1です。フィーリングはソフトです。価格は安いですが、高コストボールと同じぐらいによく飛びます。もちろんスピン性能はあれなんですが、普通にラウンドする分にはまったくもって問題ありません。とりあえず飛ばしたい方はこのボールを使ってみましょう。

メーカー タイプ ピース
本間ゴルフ ディスタンス 2ピース
コア カバー ディンプル
高反発ソフトラバー アイオノマー 368ディンプル

D1 SPEED MONSTER

D1 SPEED MONSTER
同じ本間ゴルフのD1ボールよりドライバーがさらに飛ぶようになったSPEED MONSTER。その分コストは上がっていますが、飛距離を追求したいゴルファーにはもってこいのボールとなっています。また、D1ボールよりスピン性能もあがっており、アプローチなどもイメージしやすくなっています。

メーカー タイプ ピース
本間ゴルフ ディスタンス 3ピース
コア カバー ディンプル
モンスターコア アイオノマーカバー 368ディアンプル

中級者向け

ブリヂストン ツアー B X

ブリヂストン ツアー B X
「初速で飛ばし、初速で止める!」がコンセプトのツアーBXボールです。フィーリングは普通です。ディンプルに特徴があり、風などの空気抵抗に強い設計になっています。アゲンストなんかに強いタイプのボールですね。しっかりボールにスピンはかかりますが、それでも向かい風には負けないっていうイメージです(普通はスピン量が多くなると風に押されます)。人気のあるいいボールです。

メーカー タイプ ピース
ブリヂストン ディスタンス&スピン 3ピース
コア カバー ディンプル
スーパーハイドロコア REACTIVウレタンカバー NEWシームレス330デュアル

TW-Xボール

TW-Xボール
コスパが最強と言われているTW-Xボールです。実は私も最近はこのボールを愛用しています。普通に飛距離は出るし、グリーンは止まるし、打感はいいしで、何の文句もありません。値段も1ダース3000円以下で売っていることが多く、ほんとにコスパがとてもいいです。ツアープロが使うレベルに近いボールが半分近くの値段で買えるっていう感覚ですかね。中級者以上におススメのボールです。

メーカー タイプ ピース
本間ゴルフ スピン 3ピース
コア カバー ディンプル
高初速NCコア ウレタンカバー 326ディンプル

上級者向け

タイトリスト PRO V1

タイトリスト PRO V1
バリバリのツアープロがよく使っているイメージのあるボールです。もちろん性能も最高峰です。『ロングゲームにおける初速アップと低スピン化』と『ショートゲームにおけるハイスピンコントロール性能』という相反する要素を同時に向上させています。フィーリングは超ソフトです。

メーカー タイプ ピース
タイトリスト ディスタンス&スピン 3ピース
コア カバー ディンプル
新配合2.0GZコア NEWキャストウレタンエラストマーカバー New388ディンプル

SRIXON Z-STAR

SRIXON Z-STAR
プロゴルファーの松山英樹選手が使っていることで有名なZ-STARシリーズのボールです。飛距離やスピン性能ともに最高峰のボールとなっています。値段ももちろん高いですが、ハイレベルなゴルフを目指すプレイヤーには必須のアイテムとなっています。

メーカー タイプ ピース
ダンロップ(スリクソン) ディスタンス&スピン 3ピース
コア カバー ディンプル
スーパーソフトファストレイヤー大径コア 高耐久0.6mm極薄スーパーソフトウレタンカバー 強弾道338スピードディンプル